本日の先物手口考察
データの集計方法の詳細 → こちら(本日は週に1回の残高報告に基づき、先週末の建玉残の一部修正を行っている)
ゴールドマンが7,194枚と大きく買い戻しを入れており、建玉を-49,059枚に縮小させた。
ソシエテは-5,226枚を売り越しているものの、内訳では立会外で9.000枚近くを買い越しており、明日以降の手口が注目される。
また、表には含めていないが、三菱UFJモルガンが10,265枚の超大口買い越しにより、売り越しから買い越しに転換している。
なお、野村證券が-1,462枚の売り越しとなっており、本邦個人投資家による1357ダブルインパースの買いが起因していると思われる。
今後の日経平均予想
本日の日経平均の上昇については、日銀ETF買い2,004億円のインパクトに加え、ゴールドマンの7,194枚買い戻しによるところが大きいと思われる。日銀ETF買いについては後場だけでは買い切れないため前場から入ったのではないかとの観測が市場に流れていたが、筆者の推測では一部海外勢の買い越し幅が大きいことから、これら海外勢が前場から買いに来たのではないかと見ている。
東京市場が金曜休場であったことから、現在値がわかりにくいため、下記のとおり金曜のナイトセッション引け値を基準に整理した。
- 3/20(土) 6:00時点 ダウ先物19,000 日経平均CFD17,192円
- 3/23(月)19:30時点 ダウ先物18,580 日経平均CFD17,310円
これらの価格を差し引くと、本日19:30時点ではダウ-420ドル安、日経平均+218円高となり、日経平均が+600円程度ダウに比べて買われており、感覚的には日経平均の強さが際立っているように見えるが、110円台に乗った円安を考慮すれば、やや買われ過ぎな面もあるが、妥当な価格形成であるように思える。
次に日経平均の日足チャートを点検することとし、連続性を考慮し、日経平均CFDの日足チャートを用いる。
本日の安値は直近4営業日の安値を一時的に下回ったものの、即日回復し、前日の終値を上抜いている。
また、日足MACDは本日の安値からの急騰を受けて角度をつけて上昇しており陽転しているように見える。
次に日足の一段下位の240分足を見ると、20EMA-40EMAのベルトを東京市場休場の金曜に一度上抜けたものの押し返され、足元では2回目の突破に挑んでいる。
ただ、やはり24,000円近くから一気に7,000円の下落を演じた需給要因から、上値は相当に重く、容易には上抜けないと見ている。
加えて、日米ともにセリングクライマックス的な動きのないまま転換するということにも疑義がある。
折りしも、本日の安値からの急騰によって今週末・金曜の権利取り最終日に向けて個人投資家の買いが入りやすい。
このことから、明日・明後日と高値を維持した場合、権利取り最終日の金曜から月曜の権利落ち-180円安を受けて、振るい落としを兼ねた二番底形成または下値模索から上に向かう可能性が高いと思われる。
価格的にも本日の安値16,480円から1,000円高が17,480円と高値をつけやすい値幅となっており、月曜の権利落ちを考慮すれば-800円下落で本日の安値とのW底が完成する。
この場合、4/1(水)~3(金)に二番底をつけやすいと考えられ、昨日指摘した週足・一目均衡表のネジレの日柄とも一致する。
なお、日足の一目均衡表・雲のネジレは3/30(月)に位置しており(週足ほど明確なネジレではないため可能性は少ないと思われるが)、日足ベースで下落となった場合は来週初めが底をつけやすい。
なお、昨夜は米政権と連邦議会が2兆ドル(約220兆円)の経済対策を巡って上院が合意に至らなかったことがダウ先物の下落要因となったが、下院での採決が今夜にも行われるとの見通しも伝えられており、法案の行方次第では再度下方向のリスクや、逆に悪材料出尽くしでいったん上に振る不安定な展開となりやすいと見ている。