2020-03-10

日経平均のリバウンド(下ヒゲ陽線)は本物か?(3/10)

本日の日経平均は、昨夜のダウ平均の2,000ドル安を受けて、寄り付き後に19,000円を割れ、18,891円安値まで下押したが、その後、1,000円を超える急伸となった。

後場は日銀ETF買いと歩調を合わせた売り方の買い戻しにより、約600円の上昇となった。

なお、先週より筆者は「今週半ばの自律反発」を想定しており、予測どおりの結果となった。

先物手口分析


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連日注視しているゴールドマンは3,130枚の買い戻しとなり、売り玉の縮小を図っているが、やや気になる点もある。(詳細後述)

買い方のソシエテは-1,476枚のリスク回避の売り越し。同じく買い方のバークレイズは小幅押し目買い。

売り方の野村證券は14,213枚の超大口買い戻しとなっており、後場の上昇は野村證券の買い戻しによるところが大きいと見られる。

なお、上述のゴールドマンの気になる点として、限月別手口では3月限TOPIXを-6,399枚を売り乗せしていることである。



本来、今週末に迫ったSQのローリングであれば、3月限を買い戻し、6月限を売り直す手順となるが、3月限を売り乗せしていることから、ゴールドマンは3月メジャーSQを少なくとも本日の終値よりも下方向に見ていることが推測される。

同じ視点として、ソシエテのローリングも日経平均・TOPIXともに3月から6月限へのローリング枚数が少なく、今後、さらに安い価格を想定して買い控えているように思える。

この点については、明日以降の手口を注視している。

今後の日経平均予想


日経平均日足チャートは下ヒゲ陽線のローソク足となり、出来高も3.81兆円とますまずの大商いであり底入れの条件は揃っている。

ただ、昨夜は米国市場でサーキットブレーカーが発動しており、相当の買い方の資金が消失していると思われ、翌日の動きとしては買いに傾くことが想定されるが、優位となっている売り方がそのまま買い戻しを進めるとは個人的に想定しづらいと感じる。

また、昨夜の日経先物ナイトの安値は18,500円であったが、本日の先物安値は18,840円とナイト安値を340円上回っていた。

通例、先物ナイト安値付近へは翌日または近日中に顔合わせする例が多いが、本日、340円と開きの多い価格でナイト安値から離れており、やはり近日中に顔合わせする機会が生じると見ている。

なお、上述したとおり本日の先物手口では依然として売り余地を残していることが想定されるため、上値追いは慎重に見ている。

日足チャートからの日経平均の上値目処については、直近の窓空け20,300円と見られ、仮にここを超えた場合は心理的な節目であると同時に売買高の多い21,000円が挙げられる。

果たして、週末SQまでに再度波乱を起こしてくるかが注目され、波乱となった場合は目先19.500円~19,000円でのもみ合いが想定される。

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