ただ、後場からは日銀ETF買いや売り方の利益確定の買い戻しと思われる買いにより下げ幅を-1,128円に縮めて引けた。
日経平均の終値は17,431.05円。
本日の先物手口考察
データの集計方法の詳細 → こちら注目のゴールドマンは売り買い交錯ながら、差し引きでは-1,795枚の売り越しとなっている(詳細後述)
買い方のソシエテは-3,739枚売り越しと、買い建玉の縮小に動いている。本日の大幅な下落によっても押し目買いに入らないということは、おそらくリスク回避と買い余力を拡大させるための売りと思われ、まだ下があると見ていると推測している。
野村證券は本日、-2,555枚を売り越しており、個人投資家等の利が乗ったインパース系ETFの買い乗せと思われる。
なお、ゴールドマンの手口詳細を見ると、下記のとおり、前日夜間で-2,787枚を売り越し、本日の日中で差し引き992枚を買い戻しているに過ぎず、また平均売りコストはかなり上であり、余裕の売り越し幅の温存と見られる。
今後の日経平均予想
昨夜のダウ平均は、筆者予想どおり保ち合い下放れとなった。
ダウ平均の日足チャートでは上ヒゲ陰線の安値引けと形状としてはあまり好ましくない。
また、昨日の安値は想定していたN字下げの下端を超えており、いささかオーバーシュート気味に見える。
本日は大幅安を示現した週末となるため相応の買い戻し需要も見込めるため、昨夜の寄り付き値付近でのもみ合いに移る可能性がある。
やはり天王山は来週半ばのFOMCを受けての反応と来週末の米国市場のメジャーSQとなるだろう。
想定どおりであれば、本日以降、来週の前半のダウ平均は日足チャートに付記した「もみ合いゾーン」で次の展開を待つことになると思われる。
よって日経平均については、ダウの動向に沿った値動きになるだろうが、先物手口で考察したとおり、積極的な買い方が不在のため、ダウ平均に比して上値の重い展開になると見ている。
週半ば以降についての筆者のメインシナリオは下落である。
FOMCで追加利下げがされたとしても新コロナウィルス禍による景気後退懸念は根強く、利下げを好感する状況にはなく、逆に追加利下げによって今後のFRBの政策余地が狭まるための懸念が生じると思われる。
したがって、週後半のダウ平均は再度下落波動に移行すると見ており、日経平均も同調するであろう。
ただ、日経平均については、本日も下落を契機にNT倍率が改善してきており、ドル円も堅調に推移していることから、想定どおりの展開となれば、月末にかけてのショック安はセリングクライマックスとなり、買い転換の起点になると見ている。
なお、本日の日経平均は長い下ヒゲと4.8兆円の大商い(SQ分を除くと4兆円余?) と反転の要件の一部を備えているが、大幅な下落が続いた週末要因の買い戻しと見ており、継続中のポリバンのバンドウォークと併せて、依然として下値模索の懸念が漂っていると見ている。
週末に今夜の米国市場の動向や各指標等を再点検し、今後の日経平均の予想について再考することとしている。