2020-03-26

日経平均は健全な調整?(3/26)

本日の日経平均は、昨夜のダウ平均が終盤に失速したことや東京で新型肺炎の感染が急拡大したことからロックダウン(都市封鎖)されるのではとの懸念が日経平均の重石となり、一時は1,000円を超える下落となった。

ただ、引けにかけては直近の売り方による買い戻しで幾分戻し、日経平均終値は-882円安・18,664円と4桁下落は免れた。 

先物手口考察

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注目のゴールドマンは1,295枚買い戻しと、昨日の規模との比較では少ないものの、2日連続での買い戻しとなった。

建玉残も3/17の6万枚売り越しから確実に縮小しており、方向性としては買い戻しに入っていると見ている。

また、買い方のソシエテは4,866枚の大幅買い越しで2日連続での押し目買いとなっている。
ソシエテとしては、下落局面で買いを積み上げ買いコストを下げて吹き値売り、または4月のSQ決済に持ち込みたいところだろう。

なお、野村證券が-17,963枚を売り越し、再度-10万枚売り越しに近づこうとしている。


今後の日経平均予想

まずはダウ平均の動向から考察する。

昨夜のダウ平均は495ドル高と上昇して引けたものの、終盤に入り、ザラバ高値から約800ドル下落しており、ローソク足は長い上ヒゲを持つ十字足となった。

いわゆる「迷い足」であり、今夜のダウが強く引ければ上方向の可能性もあるが、安く引けた場合は下方向への動きを強めると見られる。

19:00時点のダウ平均先物は-250ドル安と、東京市場の大幅下落を受けて欧州市場がが軟調となっている流れを引き継いでいる。

仮に軟調のまま22:30のダウ寄り付きを迎えた場合、今夜のダウは5日線の攻防となりそうだ。

なお、ダウの5日線は本日は19,951ドルと昨夜の終値から1,200ドル程度下方にあり、仮に1,000ドル級の下落となっても5日線にサポートされる状態となっている。

なお、明晩の5日線は20,174ドル程度までせり上がるため、下落局面では押し目買いが優勢になると思われ、仮に下げたとしても-500ドル~700ドル安・20,500~20,700ドル程度が下限と見ている。

今晩のダウが想定どおり軟調になった場合には、明日の日経平均は不安心理の膨張により続落となることが予想される。

本日午後5時35分から新型コロナ対策本部が開かれており、その結果次第では、東京都民の外出規制や東京都への移動制限が強化されることが想定され市場の逆風になると思われる。

また、明日は週末となることから、新たな感染者の増加によるさらなる規制強化への懸念から上値の重い展開が想定される。

ただ、ロックダウンについては、ニューヨーク、サンフランシスコ、ミラノ、上海等の世界の主要都市では既に実施されているが既にある程度の時間が経過し、他の国際都市の封鎖については東京市場も織り込んでいると思われる。

また、昨日はインド政府が全土を封鎖し、原則として国民の外出を禁止することを発表したが、本日のインド市場は直近の下落から下げ止まりを見せ+4.94%の大幅高となっている。

加えて、本日の先物手口を見る限り、狼狽売りは国内勢に限られており、海外勢は買い戻しや押し目買いの傾向にあることから、仮に明日の日経平均が大きく下落する場合は、海外勢の売り仕掛けに国内勢が売り急ぐ展開が実情であることも想定される。

これらのことから、日経平均については直近に空けた窓埋めの18,092円と5日線・17,948円が重なる18,000円処は打診買い水準と見ている。(不安心理が昂じれば300円程度のオーバーシュートがあるかもしれないが・・・)

また、大きな値幅で上昇した分、打ち返しも大きくなっているが、調整としては健全であると思われチャート的にも下値は25日線にサポートされ、上値は5日線に抑えられている三角保ち合いの最中であり、現状は保ち合い終盤に近づきつつある状態と見ている。
 
なお、日柄的には来週月曜に-180円程度の配当落ちが生じることから、週末のダウ平均の動向によっては、週末に続き週初も上値が重い可能性があるが、18,000円を挟んだもみ合いとなれば需給改善により反騰の流れに移ると思われる。

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