2020-03-31

日経平均の下落転換が近い?※追記あり(3/31)

本日の日経平均は、米国株の大幅高を受けて買い先行で始まり、10時発表の中国3月製造業PMIが良好な結果であったことから上げ幅を前日比250円近くまで広げた。
 
ただ、後場に入ると一転して弱含む展開となり、引けにかけて大きく売られ、-167円安と三桁の下落となった。
 
なお、前場の買いも日経平均だけが+250円高となるも、TOPIXはほぼ前日比変わらずと明らかな指数買いであり、期末の権利取り通過によって実需の買いが入らず、売られる展開になったと見ている。


本日の先物手口考察

データの集計方法の詳細 → こちら


日経平均の暴落局面での売り越しから、ここ数日で一気に買い戻しをかけているゴールドマンの動向に注目しているが、本日の同証券経由の手口には-1,267枚売り越しと日経平均指数の下落相応にとどまっている。
 
建玉残も-12,362枚と、3/5の-58,978枚から売り越幅を大幅に縮小しており、このまま相場追随型で推移していくのか、それとも再度売り越幅を広げてくるかが焦点となる。
 
昨日-11,965枚を売り越し、買い建玉の縮小を図った買い方のソシエテは4,180枚買い越しと昨日の半数近くを買い戻している。
 
なお、TOPIX6月限について、日中の立会取引においてソシエテとABNアムロの間で2万枚の大口クロスが行われている。
 

また、野村證券が-4,375枚と大口で売り越しており、売建玉の拡大を図っている。


今後の日経平均予想

 
まずは昨夜のダウ平均から点検する。
 
昨夜のダウ平均は、+690ドル高・22,327ドルと大幅上昇した。
 
先日から記していた5日線タッチからの上昇である。
 
ただ、一昨日の高値を抜いておらず、前日の陰線と合わせて鯨幕相場となっており、短期的な売り買いが交錯している状況と見られ、見かけほどポジティブな動きには見えない。
 
出来高も減少傾向にあり、大幅な悪化が予想される雇用統計を週末に控えていることから、先回りの売りにより上値が重くなってくる局面と予想している。
 
MACDはゼロラインの攻防となっているが、やや上昇の勢いが減速しており、ダウ平均が5日線割れとなった場合は直近上昇の半値押し程度の下値があるかもしれない。

日経平均については、上述したとおり本日は三桁の大幅下落となった。
 
本日前場の上昇が日経平均寄与度の高い一部銘柄のみの上昇に頼る指数プレイであったことから、市場の歪みを突かれての失速と見ている。
 
前日は5日線を上回って引けたTOPIXであるが、本日は3月期末の権利落ち要因により、敢えてTOPIXを買う理由がなくなったことから弱含んだと思われ、TOPIXの日足チャートは5日線を明確に割れて引けている。
 
また、MACDの下降を始める兆しの現れや、出来高の減少傾向は心理的にも弱きムードに傾きやすく、直近上昇の時間軸から見て、三角保ち合いからの陰転への警戒が必要な場面が近づいていると見ている。
 
これまでは日経平均の支え役であったTOPIXが陰転した場合、日経平均も弱含みとならざるを得ない。
 
今週については、週末の米雇用統計を控えて弱含みには適度な押し目買いが入ると思われるが、直近の日米株価が大きく上げてきただけに予想される雇用統計の悪化により、改めて景気後退懸念が高まる危惧があると見ている。
 
もっとも、景気後退については新型コロナウィルスを言い訳に大胆な金融政策や経済対策が期待できることから、目先については過度な悲観に陥ることなく、下げても直近上昇の半値押しまたは3分の2押しにとどまり、安値更新には至らないと見ている。
 
なお、週間予想では4/10SQ高値と予想してきたが、週足一目均衡表の雲のネジレ4/3が転換日となり、4月中旬まで短期下落トレンドが続くに予想を改めている。

東京都の感染者の急増に伴い取りざたされている首都圏封鎖については、しばらくは現行の都道府県知事による自粛要請で乗り切ると見られ、首相による緊急事態宣言は、先週から記しているとおり4月第3週ではないかと筆者は見ている。
 
詳しくは稿を改めるが、首相による緊急事態宣言の初動は売りであるが、その後、日経平均はGWを挟んで急速に回復し20,300円~20,900円を目指すと予想している。 

※20:20追記
仮に緊急事態宣言が今週~来週に発令されるとしたら、相場は米トランプ大統領の29日の発言が予言していると見ている。“感染ピークは今後2週間以内”

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