2020-05-15

先行きはやや楽観しづらい局面に?(5/15)

本日の日経平均は、昨夜のダウ平均が-500ドル安の安値圏から切り返して+377ドル高と大幅高となった流れを受けて、日経平均の寄り付きは200円を超える20,100円台での窓空け上昇となった。

その後、高値警戒感から利益確定売りが入り、前引けは前日終値を割り込んで引けたものの、後場は日銀ETF買いの思惑から売り方の買戻しが入り+122円高・20,037円と2万円を維持して引けた。

本日の先物手口考察

データの集計方法の詳細 → こちら




注目のゴールドマンは-214枚買い越しと、引き続き売り買い交錯で週を終えた。

買い方のソシエテは-1,275枚の売り越しとなったが、今週に入り買いを積んでいた反動からポジション調整と思われる。

同じく買い方のバークレイズはソシエテとは逆に直近で売り越しが目立っていた分、本日は+1,872枚を買い越して週を終えた。

野村証券は+3,985枚の大口で買い越しとなった。

なお、一昨日、当ブログ記事で触れたABNアムロのオプション手口についてであるが、プット20,000円の買い建玉が直近3日間で約500枚減少している一方で、プット19,750円の買いが約500枚増加しており、やや下方向に動いている。


また、コール20,000円の売り玉も200枚程度増加しており、ベアポジションが解消されていない点は要警戒と見ている

今後の日経平均予想

まずは昨夜の米国市場の動きから見ていく。

米国株の好調をけん引しているナスダック総合指数については、筆者指摘のとおり昨日のザラバにて基準線まで下落し、同線タッチにてボリンジャーバンドの+1σの真下でタイムアウトとなっている。

直近の+1σ割れでは、翌日または翌々日に+1σを回復しているが、今回はバンドの幅が狭まってきていることから同様の日柄で再度バンドウォークに戻ることができるかどうかが焦点となる。

また、昨夜のダウ平均は寄り付き後の安値から高値引けとなった大引けまでの値幅が約900ドルと値荒い展開となっていることが気になる。

米国市場は今晩がマイナーSQとなっており、この波乱の値動きが今後の相場動向に影響を与えることが懸念される。(詳細後述)


日経平均については引き続き240分チャートから考察する。

昨夜の日経先物は、ダウ平均の序盤-500ドル下落に連れて19,610円安値まで下落したものの、その後のダウ平均の反発によって急速に値を戻している。

そのため、MACDは想定の-150に達することなく-100近辺で折り返しており、19:10現在、ゼロライン付近に位置しており、想定位置まで低下できなかった分、ゼロラインからの反落が懸念される。

また、240分足の上値抵抗線は高値切り下げトレンドを形成しており、MACDのゼロライン到達と一致している点が不気味でもある。

加えて、仮に昨夜のダウ平均が反発することなく大幅下落で引けていたなら出尽くしの上昇が期待できたが、消化不良のまま上昇した分、需給に乱れが生じていると思われる。

また、今夜の米国市場がマイナーSQであることも事情をやや複雑にしている。

筆者想定では、米国市場参加者はSQ値を昨夜の安値圏である22,500ドル付近で通過させたかったのではないかと見ており、昨夜の安値から900ドルの上昇はオプションや先物のストップロスが多数生じた結果の踏み上げではないかと考えている。

仮に今夜の米国株を昨夜までの下落トレンド復帰に向けて強引に売り仕掛けたとしても-900ドル安まで下落させることは困難と思える。

したがって、今夜のSQについてはベアポジションの再設定や期先へのロールオーバーが想定されることから上値抑制要因となりやすいと見ている。

また、ロールオーバーされたベアポジションは6月SQに向けた相場展開にも影響する。

東京市場においても、上述の先物手口にて紹介したとおりABNアムロがオプションのベアポジションを上乗せしており、ゴールドマンについても先物売り建玉の返済に動いておらず、日経平均2万円乗せにもかかわらず、先行きはやや楽観しづらいものとなっている。

ただ、日経平均19,600円~19,800円(チャートの白網)でのもみ合いを制することができれば上値追いの雰囲気が生まれると見ており、同価格帯での推移に注目している。

いずれにしても、今夜の米国市場の動向を受けて、週末に他の指標も精査し再度考察したい。

スポンサーリンク
counter