2020-05-22

下落パターンはスピード調整型か?(5/22)

本日の日経平均は、昨夜のダウ平均は-101ドル安の下押しとなったが、日経先物のナイトセッションの高止まからやや買われて寄り付いたものの、買いは続かず、その後始まった香港ハンセン指数が大幅下落で推移していたことから日経平均も連れ安となった。

日経平均は一時200円超の下落となり、大引け近くでは若干値を戻したものの5日線をやや下回る-164円安・20,388円で引けた。 

本日の先物手口考察

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日経平均が三桁の下落となった本日、注目のゴールドマンは+856枚と小幅ながら買戻しを入れ、売り建玉を-1.2万枚に縮小した。

買い方のソシエテは-149枚売り越し、バークレイズは92枚買い越しとと、両者ともほぼ変わらずであり、押し目買いとはなっていない。

売り主体トップの野村証券は-1,739枚を売り越し、日経先物・TOPIX先物を合わせて売り建玉を-12万枚近くまで広げている。

なお、ABNアムロのオプション手口については、21,000円コールを約1,000枚買い建てる一方で、20,500円から上のプットを計550枚買い建てるとともに、19,750円から下のプットオプションを1,000枚を超える買いを入れている。

おそらく、昨日建てた21,250円コール買いのヘッジと思われるが、依然として再来週のSQまでの間に急動意の可能性が生じている。

ただし、仮に悲観局面となった場合はベアポジションの利益確定を企図していると思われ、次に急騰が起こるのではないかと見ている。

今後の日経平均予想

本日の日経平均は、風雲急を告げるというほどのことではないが、直近の上昇基調からの転換を示唆する三桁の下落となり、昨日の記事 "風雲急を告げる予兆の可能性も?" の予兆を感じさせる一日となった。

まず、昨夜の米国市場の動きから見ていく。

ダウ平均は-0.41%安、S&P500は0.78%安、ナスダック総合指数も0.97%安となり、ナスダック総合の下落幅の大きさが目立っている。

ナスダック総合の日足は3月中旬の底打ちから総じて強い動きを継続しており、ダウ平均やS&P500のけん引役となっている。

同ボリンジャーバントでは4月上旬から+2σのバンドウォークに入っており、これまでも+2σタッチから、いったん+1σまたは+1σ割れから再度上昇に移っており、足元の動きも、タイミング的に、これらの動きをなぞる形になりやすいと思われる。

したがって、+1σまたは直近の窓埋めまでの下落は健全なテクニカル調整として示現するのが需給的に好ましいと見ている。


日経平均については、本日5日線を割り込み、目先的には下振れしやすい位置となっている。 

ただ、MACDは3月下旬から膠着地合いを強めており、価格についても小幅ながらも上昇基調を維持していることから、外部環境に突発的な変異がない限り、大きく崩れる(週足ベースの上昇が崩れる)可能性は少なく、需給ベースのテクニカル転換が
主体になると見ている。

本日のABNアムロのオプション手口においても、ベア・ブル両建てから次の動きを探る展開になっていると思われる。

また、ゴールドマンの先物建玉は売り越しとなってはいるものの、売り越し幅は-1.5万枚といつ買い転換してもおかしくない建玉となっている。

したがって、日経平均の今後の見通しについても、筆者想定の調整入りとなっても日足ベースでの調整となり、先物・オプション勢が上下に振るスピード調整型になる可能性が高いと見ている。

展開としては、小幅な値動きで保ち合い色を高めながら、堅調と見せてドスンと下がり、慌てさせたところで急速に回復する悩ましいパターンを想定している。

日足チャートからの想定では、下押しが最も浅い場合で20,100円~20,200円

ここを割り込んだ場合はチャートに図示した19,600円~19,800円のレンジが下値目途になると見ている。

なお、今週の先物高値は20,800円であり、先物勢の揺さぶり(利益確定目途)として1,000円幅が通例であることから、先物安値19,800円が有力と見ており、日本時間ではなく米国時間に達成する可能性もあると考えている。

また、今夜の米国市場の結果やその他の指標を週末に再度点検し、今後の値幅・日柄予測をアップデートする予定。
 
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