2020-05-25

過度の楽観には危うさ※追記あり(5/24)

本日の日経平均は、週末のダウ平均が安値から買い戻された流れを受けて、東京市場開始前からダウ先物に買戻しが入り、日経先物が週末の先物ナイトの終値から90円のギャップアップスタートとなった。

その後の高値は利益確定売りに押されたものの、すぐさま売り方の買戻しがにより買い戻され、寄り付き値付近でのもみ合いとなった。

後場はなかなか下げない相場にジリ高となり、14時過ぎに一時売られたものの、大引け近くに売り方の買戻しにより一段高となって引けた。

日経平均終値は+353円高・20,741円。

本日の先物手口考察

データの集計方法の詳細 → こちら
(本日は週に1回の残高報告に基づき、先週末の建玉残の一部修正を行っている)


ゴールドマンの差し引き手口は+291枚買い越しと先週後半に引き続き様子見姿勢の継続となった。

ただ日経先物・TOPIX先物の内訳では、日経先物売り買い交錯(ラージ売り・ミニ買い)・TOPIX先物買いとなっており、売り越しの主体であるTOPIX先物の残高は気持ち程度であるが縮小している。


買い方のソシエテも+592枚買い越しと小幅買い越しとなっており、先物ミニの買い越し幅が大きい。

また、同じく買い方のバークレイズは+1,065枚買い越しと比較的大きく買いを入れており、買い建玉を5.4万枚に拡大した。

一方、売り建玉首位の野村証券は3,611と大口の買戻しを入れており、本日の日経平均の上昇役になったと思われる。


なお、ABNアムロのオプション手口については、21,000円コールを634枚利益確定し、21,500円コールとその前後を約600枚買い建て、コールの買い建てを上方に引き上げているが、価格的にはプレミアムの高いコールから低いコールへの乗り換えであり、買い建て金額は低下している。

一方、プットオプションについては足元の価格帯である20,625円から20,375円までのプットを合わせて1,400枚程度買い建てており、下方向への意識を感じる。

また、先物については-2,507枚を売り建て、売り建玉を-1.4万枚に拡大させており、プットオプションと方向性が一致していることから、目先は売り目線であると感じる。


今後の日経平均予想

週末の日経先物ナイトの引け値が20,590円であり、ダウ平均が引けにかけて急伸していたことから仕掛け的な買いが入る可能性があり高値は20.700円程度と見ていたが、20,741円高値引けはやや予想外だった。

加えて、時間外に入り19:00現在、日経先物が20,900円台に乗せてきており強い動きとなっている。

この勢いでは、おそらく明晩の米国市場の休場明けまで強基調は続くと見るのが妥当であり、筆者が昨日アップした週間予想に記した240分足での下落3波の読みは外れた。

ただ、今夜の米国市場や英国市場休場、日経平均の薄商いからは腰が入った買いとは見えがたく、上昇の持続力については疑念を持っている。

日経平均の日足チャートでは5日線が75日線を上抜いているが、75日線は依然として下向きとなっていることに加え、25日線乖離率は本日3.85%となり、現時刻の20,900円台では4.40%に達する。

直近のもみ合い過程にあっては、日経平均は25日線乖離率が5%接近で大きく反落しており、筆者が想定している上値抵抗ラインにも近づきつつある。

また、週末の日経平均が下向きの75日線タッチでの反発やチャネルラインの下方への移動なく(勢いをつけることなく)節目となる上値抵抗線を超えていく構図にも違和感を感じる。

加えて、ABNアムロのオプション手口が本日は売りに傾いていることも波乱要因となる。

ただ、買い仕掛けとはいえ、本日の米国市場休場の間に大きく上げてきていることから、(こういった動きは2~3日続くことが多いことから)少なくとも明晩の米国株の寄付きまでは買いが続くと見るのが妥当であり、明晩の米国市場も上値の流れとなる可能性がある。

現時点においては目先上優位の展開が続く可能性が生じているが、先物・オプションに買い優位のシグナルが表れていない点から過度の楽観には危うさを感じる。

はっきりしない予想で申し訳ないが、現時点ではこの程度しか申し上げることができない。


※21:05追記
可能性として、金曜の先物ナイトで20,260円安値が筆者の下値予想「下押しが浅い場合で20,100円~20,200円」達成と見るなら21,200円→20,800円→21,500円。

先物安値を再度試すとしたら21,000円~21,100円→20,100円~20,200円→21,500円。

おそらく後者と見ているが・・・。
 
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