なお、日本時間のダウ先物にも買戻しの流れが継続し、日経平均は押し目らしい押し目なく+529円高の大幅高で引けた。
本日の先物手口考察
データの集計方法の詳細 → こちら注目のゴールドマンし3,266枚を買い戻し、売り建玉を1万枚余まで縮小させた。
直近の戻り高値では様子見を続けていたが、さすがに本日の上昇の勢いではリスク回避の買戻しに動いたと見られる。
この後、引き続き買戻しを続けるか、再度空売りに動くかが注目されるが、ゴールドマンの大口投資家としては目先は空売りに動きたいと思われ、相場の持続性からもいったんは売りに傾くのが健全であると見ている。
買い方のソシエテは全体では様子見ながら、日経先物・TOPIX先物の内訳では、日経先物ラージ売り・ミニ買いとなっており、ミニ売りを仕掛けてくる意図があるかもしれない。
昨日の上昇局面では大口買い戻しを展開した野村証券は、本日-2,579枚を再度売り越した。
なお、ABNアムロのオプション手口について、昨日はプレミアムの高いコールから低いコールへの乗り換えによりコール買い比率を低めるとともにプット買い比率を高めており、本日の手口に注目していた。
結果は、21,750円から上のコールを3,000枚を超える買いを入れる一方で21,625円コールを-1,795枚売り越しているほか、21,375円、21,250円コールを比較的大口で売り越している。
加えて、プットオプションにおいても、満遍なく買い(ロング)を入れており、トータルでは昨日に続き下値目線を継続している。(ナンピン手法により、売りコストを下げているともいえる)
また、先物手口も-2,369枚売り越しと下値意識を継続している。
今後の日経平均予想
昨日の記事にて「過度の楽観には危うさを感じる」と記したが、日経平均は529円高の突飛高となり、強い基調を見せた。
一方、金曜の先物ナイトの20,260円安値が筆者の想定下値に近接しており、安値達成から上昇局面に移行している可能性があることから、その場合、21,200円→20,800円→21,500円の経過を辿る可能性があることを記した。
本日の日経平均は、米国市場の休場を材料とした買い仕掛けによる踏み上げ移行の動きではあるが、需給は一段上方に移っており、金曜の先物ナイト安値を起点とする上昇トレンドを形成したと見ている。
ただ、ダウ平均についても直近のもみ合いを上抜けるためには、エネルギーの蓄積が必要であることから、もうしばらくのもみ合いが続くと見ており、現時刻において+500ドル高で推移しているダウ先物が寄り付き後に上昇幅を広げることができるかどうかは慎重に見ている。
(今晩については高値もみ合いとなっても、明日以降は利益確定売りに押されると見ている)
日経平均の日足チャートについても、上ヒゲの小さな大陽線を立てているものの、直近のジリ高レンジ(上値抵抗線)を大きく超えており、いったん価格がレンジ上限まで下降し、もみ合いから次の展開を待つと見るのが妥当と思われる。
テクニカル的にも、本日のRSI(9)は73.65、明日は88.31まで上昇し、買われ過ぎ圏に入ることに加え、25日線乖離率も5.92%と買われ過ぎの5%を超えることから一服場面が必要と見ている。
また、一目均衡表においても、本日~明日が変化日となっており、直近で大きく上昇していることから反落マーカーにもなり得る。
したがって、今後の日経平均については、昨日記したレンジである21,200円 → 20,800円処を見に行くと予想している。
一目均衡表に見る次の変化日は5/29-30(今週末から来週初め)または6/5(来週末~再来週初め)となっていることから、このどちらかがきっかけになると見ている。
なお、来週末の25日移動平均線が20,800円処までせりあがってくるため、値ごろについては20,800円を想定しているが、5/29-30が変化日となった場合は20.400円程度まで下押すことも考えられる。
何よりも、今回の上昇の上限は200日線・21,650円が意識されることから、本日の終値からは400円余と値幅が少ないため、海外勢としては値幅をつくり出すために上下に大きなボラをつくり揺すってくる可能性があると見ている。