2020-05-29

海外勢の買い顕著が示すもの(5/29)

本日の日経平均は、昨夜の米国株安を受けて弱含みスタートとなったが、直近上昇のモメンタムの強さから、売り方によるリスク回避の買い戻しが断続的に入る下値の堅い展開となり、一時は前日比プラス圏まで戻した。

ただ、本日の大引けではMSCI指数リバランスに伴う日本株からの資金流出が伝えられていたため、引け近くでは戻り売りに押され、-38円安・21,877円と小幅安での大引けとなった。

本日の先物手口考察


データの集計方法の詳細 → こちら




注目のゴールドマンは5,199枚と超大口の買い買戻しを入れており、筆者の日々集計での売り建玉は-676枚と中立圏まで引き戻しており、買い越しに転じた可能性が高い。

買い方のソシエテも3,576枚の比較的大きめの買い越しとなっており、買い建玉を10.7万枚に拡大している。

また、直近で買いを積んでいたCスイスも2,093枚を買い越すなど、買い越し姿勢に転じた可能性もある。

売り方の野村證券は-8,485枚の超大口売り越しで対抗し、売り建玉を-13.6万枚に伸ばしている


なお、ABNアムロのオプション手口は、昨日に続き大幅なコール買いとなっている。


21,625円から上のコールオプションを7,508枚の超大口で買い越しており、22,000円・22,500円・22,750円の節目のコールオプションについて各1,200枚~2,400枚とまとまった買いを入れている。

また、21,500円プットを-1,156枚売り越すなど、上方向への猛烈なギアチェンジを行っているように見える。


今後の日経平均予想


昨日の記事にて「日本時間の週内については下値不安のない相場が続くと思われる」と記したとおり、日中取引においては下値堅く推移し、日経平均終値も-38円安・21,877円とほぼ前日比変わらずでの大引けとなった。

ただ、本日の大引けにてMSCI指数リバランスにより日本株から約750億円の資金流出が伝えられており、TOPIXにリバランスの影響が大きく出ている。

TOPIX・日経平均の3分足では、TOPIXについては、ほぼ丸坊主の陰線引けとなっているが、日経平均については、大引けで3分前のローソク足の半分まで戻しており、NT倍率の高止まりに見られるとおり、日経平均指数への買い意欲が見て取れる。

日足チャートにおいても、日経平均が200日線を上回って推移しているのに対し、TOPIXの日足チャートは200日線に頭を抑えられた状況(下図)が続いており、バリュー株への資金シフトの遅れが顕著であり、足元の日経平均の上昇には割り切りが必要と感じている。

前置きが長くなったが、本日の先物・オプション手口を見て、今後の日経平均予想についてはやや修正が必要かもしれないと感じている。

本日の手口については様子見状態が続くと推測していたが、ゴールドマンやCスイスの先物買い転換の兆しが見られ、ソシエテも大口での追撃買いに動き、野村證券の先物売りを
誘っているように思える。

また、オプション手口ではABNアムロのオーバーペースのコールオプション買いが目立っている。

本日の手口では、海外勢の買い姿勢が強く表れており、このまま来週初めに想定している下落局面においても買い姿勢が継続するならば、下押しは筆者の昨日までの想定よりも浅くなる可能性が生じている。

また、オプション手口ではABNアムロのオーバーペースのコールオプション買いが目立っている。

本日の手口では、海外勢の買い姿勢が強く表れており、下押しは筆者の昨日までの想定よりも浅くなる可能性が生じている。

筆者想定では、来週前半に先物の買い方がいったんの利益確定売りを入れ日経平均を下押す流れになってくると見ているが、これらの動きが表れないか、下押すがあっても先物買い方やゴールドマン・Cスイスが買いを積んでくるのであれば、アムロが本日ショートプットを積んだ21,500円が今回の下値焦点になる可能性があると思われる。

(また、早期に22,000円を超えてくるならば、アムロのコール買い22,750円が6月SQのインザマネーとなることも想定される)

今夜の米国市場の動向を見て、他の指標とともに週末に再考察することとしている。

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