2020-07-15

週内は日米ともに弱気か?(7/15)

・相場概況

本日の日経平均は、昨夜のダウ平均556ドル・大幅高を好感し、寄り付きから200円を超えるギャップアップスタートとなり、昼休みに利喰い売りが入ったものの、後場も買いが続き、358円高・22,945円での大引けとなった。


・本日の先物手口考察

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・ABNアムロのオプション手口

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・今後の日経平均予想

昨夜の筆者のダウ予想は「上昇」であったが値幅は100ドル程度と見ており、予想以上に買われた結果となった。

目先の上値目処である26,500ドルを超えたことにより、寄り付き安からの上昇となり、700ドル近い大陽線となった。

今後は6/11に空けた窓埋め27,000ドル付近を超えて推移することができるかが焦点となるが、今週末の米国マイナーSQ要因からすんなり上昇とはならないと見ている。

要因としては、ダウ平均の上昇をけん引しているナスダック総合指数が超短期下落トレンドに入っていると見ているからである。

昨夜のナスダックは0.94%の上昇と、前日の大陰線からの反発となったが、3分の1戻しの状態であり、依然として下方リスクがあると見られる。

ナスダックの日足ボリンジャーバンドは左図のとおりとなっており、直近の押し目にあっても、弱含みから3営業日~4営業日の下落後に反発となっている。

昨夜で下落2営業日目であることから、今夜を含めた今週末までは押し目となる可能性があると見ている。

また、今週末が米国マイナーSQであることから、日柄的にも週内の下落が相当と予想している。

ただ、基準線までの調整にとどまれば既に3分の2押しを達成しており、基準線までは約3%程度であることから、ここからのナスダックの下落が米国株に与える影響はあまり大きくはないと見ている。

昨夜のダウ平均の上昇率が2.13%、本日の東京時間のダウ先物高が0.75%程度であることから、ダウが昨夜の上昇始点である26,000ドル近辺が押し目の目途と見られる。

SQ値としても節目の価格であることから、狙いやすい価格帯であると見ている。

日経平均については、CFD240分足チャートにて、昨夜「MACDがゼロライン近辺で粘りを見せているところであり、このまま反発できるかが焦点」と記したところ、ゼロラインをサポートに反発となった。

ただ、直近4本(16時間)においては上ヒゲでの高値もみ合いとなっており、MACDは直近の高値を超えることなく低下する気配がある。

仮にこのままMACDが低下するのであれば、ゼロラインまでの押し戻しが必然であり、価格も今回の上昇始点の22,500円までの押し目があると見ている。

なお、今夜以降、米国SQの思惑から売り優勢となった場合は、さらに一段安の22,300円~22,200円、または一目均衡表の雲上限の22,000円までの押し目が想定される。

株価ゆえに、このまま上昇し23,000円超を突き進むケースも考えられなくもないが、現時点ではその可能性は小さいと見ている。 

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