記事後半に8/17の先物・オプション手口及び相場コメントを追記。
見通しにくい週か?:来週の日経平均予想(8/16)
前週の日経平均は、前々週のもみ合い下端から1,000円のSQ要因によるカチ上げとなった。
通例であれば、今週は先週空けた窓・22,843円が1,000円上昇の半値押しに当たることから、この窓を埋めて再度上昇に入る展開になると見られる。
ただし、日柄的には二押し一上げのサイクルで考えた場合、安値が週末に来る可能性があり悩ましいところである。
また、200日線の下方に位置している75日線が足元の軌跡どおり、200日線を上回ってゴールデンクロスに持ち込むことができるかが焦点になる。(もっとも、これは来週の課題になると見ているが…)
先週の急騰により、RSI(9)が88.21まで上昇しており、短期的にはやや過熱感が出ている一方で、RSI(14)は 58.65 と依然として上昇余地を残している。
筆者予想どおり下げがあっても良い形で急騰の熱冷ましとなれば上値追いが期待できるが、冒頭及び先週から記しているとおりSQ要因によるカチ上げ筋の売りによる反動安に見舞われやすい局面であることから、先週空けた窓・22,843円を明確に割り込んできた場合には22,300円までの行って来いになる可能性があり警戒を要すると見ている。
なお、週足MACDは日足の低下と同じくゼロラインの下方にて、もみ合っており警戒を要すると見ている
また、来週末は米国市場のマイナーSQであることも見通しにくい週になりそうである。
※8/17 - 19:00追記分
8/17の先物オプション手口と相場コメント
・本日の先物手口考察
データの集計方法の詳細 → こちら(本日は週に1回の残高報告に基づき、先週末の建玉残の一部修正を行っている)
先週の日経平均カチ上げの立役者となったCスイスは一転して売り越しとなった。
SQ通過による反動安。
ソシエテがミニ売り・TOPIX買いを繰り出しており、短期悲観の創出は買いか?
なお、短期悲観は上記・週間予想に記したとおり日柄的に週末または週後半か?
・ABNアムロのオプション手口
→ こちら主としてコールは24,000円を除いて売り一色。
プットは売り買い交錯も強気か?
プットは売り買い交錯も強気か?
なお、建玉残については本日の公表が23,000円~23,500円のため、プット22,875円から下については金曜の手口+本日の手口の合計であり、木曜以前に建てた残額については反映されておりません。(公表されないことを逆手に大口の建玉がある可能性もあります)
・今後の日経平均予想
基本的には上記の昨日記事から変わりありません。
下げても22,850円でいったんサポートされると見ているが…。