・相場概況
本日の日経平均は、先週から記していたとおりSQのカチ上げの反動による売り仕掛けが入り、日経平均は一時22,851円まで下落し、終値は-229円安・2880.62円で引けた。なお、昨夜のダウ平均は-85汁安。指数はボリンジャーバンド+1σまで低下してきた。
週末の米マイナーSQに向けてさらに下落してくるかが焦点となるが、短期的には、依然として中期上昇トレンドは崩れていないと見ることから、前3回の下押し場面と同じく基準線~ボリンジャーバンド-1σにて下げ止まると見ている。
ショートプットの積み上げが目立つも、プット22,000円買い。
明日以降も同様の手口が見られた場合、悲観 → 楽観 となる可能性がある。
・今後の日経平均予想
本日の日経平均は、先週から記していたとおりSQのカチ上げの反動による売り仕掛けが入り、本日の安値は8/17(月)にアップした記事どおり「下げても22,850円でいったんサポート」の動きとなった。今週末にかけて、さらなる下落が来るかどうかの判断は難しく、筆者が想定している米国株の展開は以下のとおり。
今夜の米国市場が日本時間のダウ先物安値を割る下落を示現するならば、今週末の米SQの思惑からの売り仕掛けと判断され、SQ通過または来週初までは弱含みが続くと予想する。
一方、今夜の米国市場がもみ合いに終始するならば週末SQ通過までは下げにくい相場が続き、来週初、SQの買い支えが終わった時点で反動安が訪れると見ている。
ただし、後者のケースでは売り方の買い戻しにより大きな値幅は生まれないと見ている。
なお、日経平均については、先週から今週にかけて高値23,100円~23,300円では相応の売り仕掛けが入っていると見ており、実現益確保のための急落が演じられる可能性があると見ている。
節目の価格帯としては週間予想にも記したが、22,850円、ここを割れたら6週線22,600円、次は先週高値から1,000円安・22.200円~22,300円と予想している。
(メインシナリオは22,850円での押し目完了?)
なお、来週初にかけて下落した場合も22,600円を割れても比較的早期に取り戻すスピード調整の動きをメインシナリオと想定しているが、時間を要する展開になった場合は本格的な調整局面入りの可能性が生じやすい点に警戒したい。