2020-08-31

目先は弱もみ合いから方向感を見出す?(8/31)

・相場概況

週末の日経先物ナイトの終値は22,890円と23,000円割れとなっていたものの、東京時間に入るとダウ先物がスルスルと上昇し、日経先物がナイト比140円高で寄り付いた。

その後は売り方の編み上げを誘い23,370円まで上昇する「エレベータ相場」と呼ぶにふさわしい作為的な値動きとなった。

・本日の先物手口考察

データの集計方法の詳細 → こちら
(本日は週に1回の残高報告に基づき、先週末の建玉残の一部修正を行っている)


注目のゴールドマンは売り買い交錯となり、差し引きでは8枚買い越しの様子見。

買い方のソシエテは1,731枚買い越しとなっているが、上昇値幅の割には買いが薄い。同じく買い方のバークレイズは-2,626枚の利益確定売り。

Cスイス、野村証券の2社が売り玉の買戻しを図ったのが上昇の主因か?




・ABNアムロのオプション手口

 先物・オプション手口集計(先行アップ) → こちら 

 

足元の23,000円~23,200円ではやや弱気手口ながら、22,750円より下には来させたくない模様?


・今後の日経平均予想

 
週末段階の米国市場・S&P500ボリンジャーバンドでは+2σの張り付きとなっており、+1σ~2σのバンドウォークがメインシナリオ。

日柄的には目先反落し+1σを試すのが相当と見ている。




日経平均のローソク足は、寄り付きこそ強い動きとなったが前日の陰線の範囲内で引けており、ギャップアップとなり、23,300円を超えた印象ほどの強さは感じられない。


また、先週から日足での上ヒゲが目立っており、目先は弱もみ合いから方向感を見出す展開になると予想している。

なお、来週末の東京市場のメジャーSQに向けて、思惑的な売買により上下に振らされる可能性があるが、本日、大きく売り方の買戻しが入ったことにより、目先は25日線・22,800円または22,900円~23,000円がサポートラインになると見ている。

予想どおり弱含むとなれば、MACDのゼロラインタッチを合図に、いったん上方向への力が入りやすいと予想している。

(東京市場メジャーSQの翌週金曜は米国市場SQとなっており、需給に沿った動きは米SQ明けか?)

スポンサーリンク
counter