2020-09-16

来週の東京市場休場リスクに警戒?(9/16)

・相場概況

本日の日経平均は、昨夜のナスダック総合指数及びS&P500は堅調となったものの、ダウ平均が朝高後に失速し、前日比ほぼ変わらずで引けたことから日経平均も20円高とほぼ変わらずで引けた。

・本日の先物手口考察
データの集計方法の詳細 → こちら
 

注目のゴールドマンは-1,458枚売り越しとポジション調整的な利益確定売りを出している。

一方、昨日、大口売りを出したCスイスは差し引き-7枚売り越しと前日の建玉水準を維持している。

なお、買い方のソシエテは1,241枚買い越し、うち500枚を先物ミニ12月限が占めている。




・ABNアムロのオプション手口

先物・オプション手口集計(先行更新)  → こちら 

大口ショートコール24,000円を一転買い戻し、若干の買い越しにプラ転。ただし、建玉ではやや買い優位程度と方向感は出ていない。

  



・今後の日経平均予想

 
日経平均は、月曜に記した目先の高値もみ合いを経て9/16前後に下落転換となるサブシナリオの可能性が生じている。

この場合、雲の上限がサポートとなり、直近の節目である23,000円で下げ止まるパターンと、雲下限まで下落するパターンの二種類(バリエーションとしては雲下限を割り込むパターンもありえる)が想定される。



本日の菅新首相による組閣の布陣については注目していたが、解散総選挙に打って出る雰囲気は感じられない。

仮に、筆者の推測どおり10月に解散総選挙が行われない場合、雲下限または雲下限を割り込む下落に発展する可能性があると見ており、今後の政局動向には注意を払いたい。

(ただ、目先、雲下限までの下落があれば、いったんのテクニカルリバウンドを挟むと思われる)

また、麻生副首相兼財務大臣がしきりに解散風を吹かせているが、今秋にも総選挙があれば自身の現在の地位が延命されるとの思惑からと推測しており(総選挙が来年となれば、さすがに世代交代論が噴出するであろう)、果たして思惑どおり解散総選挙が行われるかどうかは現時点では五里霧中であると思われる。

なお、総選挙と株価との関係において、目先急落が起こり、その急落が深ければ深いほど総選挙の可能性が高くなり、逆に深押しがなければ総選挙も遠ざかると見ている。

その理由については、(時間が遅くなってしまうため)  週末の連休時に記してみたい。

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