2020-09-18

月末に向けて波乱の芽?(9/18)

・相場概況

本日の日経平均は前日終値を割り込む場面もあったが、昨日の筆者予想である"明日は底堅い可能性もあるが…"のとおり+40円高と底堅い大引けとなった。

・本日の先物手口考察

データの集計方法の詳細 → こちら
 

本日のゴールドマンは小商いに徹しており、買い建玉8,800枚を維持したまま様子見となっている。

今週に入り売り仕掛けを入れてきたCスイスは、ポジション調整の買い越し1,428枚となり、1万枚の売り玉を抱えて東京休場入り。(今夜の先物ナイトがあるが…)

ソシエテは満遍なく買い建て、1,950枚の買い越しと強気で連休超えか?



・ABNアムロのオプション手口

先物・オプション手口集計(先行更新)  → こちら  

コール23,500円を-946枚売り越し、ドテン売りしており興味深い。なお、800枚は立会外での売り。




・今後の日経平均予想

 
冒頭に記したとおり、本日は大方の予想である来週月曜・火曜の東京市場休場に向けて弱含むとの期待が裏切られ、堅調な展開となった。

では、東京休場の来週水曜日の朝までの間に米国市場の展開はどうなるか? であるが、筆者予想としては先週から記しているとおり弱含むのではないかと見ている。

本日の日経平均が堅調に終わったことから株式市場は下げにくいとの雰囲気が生まれているが、今夜の米国市場のメジャーSQの思惑から、これ以上は下げたくないとの力が働いているのではないかと見ており、本日の日経平均が下げにくいと見ていた理由もここにある。

ダウ平均の1時間足チャートを見ると、MACDは陽転していることから目先は上昇する可能性があるものの、ゼロラインで上昇は抑えられると見ている。



価格も直近の上値抵抗ラインが28,100ドル付近にあることから、心理的な節目となる28,000ドルでは上値が重くなり、MACDが再下降に向かう可能性を感じる。

今夜の米国市場がどの付近でタイムアウトするかはわからないが、日経先物のナイトセッションがあるため、28,000ドル~28,100ドル付近の高値で引け、日経先物の買い戻しを誘って引ける可能性があると見ている。

なお、筆者の月末予想は安値引けを維持しており、米国市場はメジャーSQ明けの来週から足元の買い支えが消え、利益確定売りに押されると見ている。

日経先物のCスイスの売り越しやABNアムロのコール売りを始め、不気味な円高など月末に向けて波乱の芽となる可能性を感じる。

ただ、可能性は小さいと見ているが、ナスダック総合指数が先行して大きく下げている一方で、ダウ平均の下げ渋りが見られることから、直近のダウ安値である10,728ドル付近でのもみ合いを経て転換する可能性も生じており、このあたりは引き続き日々の動向から次の展開を探っていくこととしている。

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