2020-09-14

日経平均上昇も買いには警戒?

・相場概況

本日の日経平均は、寄り付き前にダウ先物に買いが入ったことから日経先物は+130円のギャップアップ上昇で始まった後、値幅の小さな高値もみ合いの膠着となり、152円高の高値維持のまま、23,559円での大引けとなった。

それにしても、かなり作為的なギャップアップであった。

安倍首相の辞任に際しての急落と対になる菅自民党新総裁の誕生に際して下げることを許さないPKOなのか、海外筋の仕掛けなのか、真相はわからないが違和感のある上昇であった。


・本日の先物手口考察

データの集計方法の詳細 → こちら
 (本日は週に1回の残高報告に基づき、先週末の建玉残の一部修正を行っている)


注目のゴールドマンは1,480枚を買い越し、東京市場SQを挟んで再び建玉残高を1万枚に乗せてきた。

ソシエテは145枚買い越しと小口の取引となっているほか、先物ミニの売り越しも際立ったものではなく、特に動いている気配はない。




・ABNアムロのオプション手口

先物・オプション手口集計(先行更新) → こちら 

9月限とは対照的にベアポジションでの10月限スタートとなっている。


・今後の日経平均予想

 
本日の日経平均は冒頭に記したとおり、かなり違和感のある上昇となった。

筆者予想としては一目均衡表の変化日となる9/16に向けて下落する動きをメインシナリオと見ていたが、本日の上昇によりサブシナリオてある9/16前後に高値からの下落転換となる可能性が生じてきた。


来週月曜・火曜の東京市場休場に際して何らかの仕掛けがあると見ていたが、仮に9/16前後が高値からの転換となるのであれば辻褄は合いやすい。

(今週末から来週の東京休場に際して売り仕掛けが入るとの予想が立てやすい)

現時点では、昨日の記事どおりメインシナリオちサブシナリオの両面で見ているが、本日の上昇を見る限り、サブシナリオ発動の可能性も視野に入ってきた。

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