・相場概況
1 相場概況
・日経平均 23601.78 +43.09
・TOPIX 1649.10 +5.75
・出来高 8.7億株
・売買代金 1.84兆円
・RSI (9) 日経平均 54.59
TOPIX 46.02
・RSI(14) 日経平均 57.39
TOPIX 50.78
※RSIは直近もみ合いにより、やや低下傾向にあり中立圏に近づいている。。
ちなみにRSI(9)のピークは10/8の67.48。(売られすぎは30以下)
・騰落レシオ 114.87
※9/31終日取引停止日を休日として算出
・本日の先物手口考察
データの集計方法の詳細 → こちら注目のゴールドマンは3,364枚の大幅買い越し、買い建玉を2万枚に乗せた。
一方、直近で売り越しを続けているCスイスは-1,058枚を売り越し、売り建玉をゴールドマンに相対する-2万枚に拡大しており、ゴールドマンとCスイスの我慢比べの様相を呈している。
なお、ソシエテは売り方に参戦、本日は-1,354枚を売り越した。
・ABNアムロのオプション手口
先物・オプション手口集計(先行更新) → こちら昨日に続きコール買いを継続している。
・今後の日経平均予想
まずは昨夜の米国市場の動向を点検し、日経平均の今後を予想する。昨夜のダウ平均は弱めの動きになるのでは?と予想していたが、ナスダック総合指数の堅調な展開に引きずられて250ドルの大幅上昇となった。
ダウ平均のボリンジャーバンドは+2σタッチから短い上ヒゲを持つ陽線で引けており、目先の堅調性を感じさせるローソク足となった。
ただし、直近のダウ平均はは-2σから一本調子に+2σまで上昇しており、MACDも-300から+300とシンメトリカルな上昇を示現しており、目先一服となるのが妥当と思われる。
また、昨夜の米国3指数を牽引したナスダック総合指数のボリンジャーバンドは+2σを突き抜けて上昇しており、目先は反落が相当と見ている。
予想どおり反落した後、昨夜の窓埋め完了からすぐさま再上昇の勢いを見せれば+2σが指数を後追いして上昇することになると思われるが、直近は基準線でのもみ合いから3空を示現する短期的な上昇となっていることから、「3空には売り向かえ」の定石どおり、通常なら基準線までの下落、浅い押しなら-1σでのもみ合いになると見ている。
日経平均については、米国主要3指数の高騰にもかかわらず、わずか43円高の低空飛行にとどまったことからも、売り圧力の強さを見せている。
日本株のPER(株価収益率)が、日経平均では前期基準の18.06倍に対し、予想PERで22.96倍まで買われており、もうすぐ始まる9月決算を見ないことには買いにくいことに起因していると思われる。
同様にTOPIXのOERは、前期基準の19.92倍6倍に対し25.21倍まで買われており、海外投資家は米国株同様には買えないと見ていると思われる。
したがって、時間外で米国株が買われれば多少の連れ高はあっても、日本時間では時間外の上昇が剥落し、高値での空売り筋が下げたところを買い戻す動きが継続しやすいと見ている。
ただし、上述のとおり米国株は短期的には一服局面が表れると見ており、米国株の下落局面では連れ高となった分については連れ安が相当と見ている。
なお、本日のTOPIXは昨日割った5日線を再度取り返しており、筆者が想定した5日線の拮抗となっている。この後、指数は25日線と5日線の間で揺れ動くことが想定される。
日経平均では23,300円~23,700円の間で推移し、25日線での底堅さが確認されれば翌週上昇し、25日線がサポートされなければ23,000円が試されると見ている。