2020-10-23

リバウンド開始、今後の想定は…(10/23)

・相場概況

・日経平均  23516.59 +42.32
・TOPIX     1625.32 +5.53
・出来高     9.6億株 
・売買代金  1.91兆円 

・RSI (9)日経平均 47.73
     TOPIX    42.29

・RSI(14)日経平均 57.44
          TOPIX    45.95

・騰落レシオ 94.03

※TOPIX・日経平均ともにRSI(9)はもみ合いも、RSI(14)は低下傾向にある。

・本日の先物手口考察

データの集計方法の詳細 → こちら
先物・オプション手口集計(先行更新)  → こちら  


注目のゴールドマンは-573枚の売り越しの薄い手口となっており様子見状態。

売り越し建て玉のCスイスも-107枚売り越と、売り越しと、週末を意識したポジション調整の様相となっている。

ソシエテは1,620枚の大きめの買いを入れてきたが、直近のやや売り越し基調に対するポジション調整の動き。



・ABNアムロのオプション手口

引き続き小規模ながらコール売り・プット買いを進めている。



・今後の日経平均予想

 昨夜のダウ平均は、筆者想定の一つであった「28,000ドルタッチで小幅戻す」展開となった。

この場合には「週末となる明晩からテクニカルリバウンドを想定」と記しているとおり、18:30現在のダウ平均先物は+100ドル高で推移しており、昨日の記事「反発が近づく…」が的中した。

ただ、ダウ平均の1時間足チャートでは足元で28,000ドル~28,600ドルのレンジ相場となっている一方、緩やかな下降レンジを形成していることから、目先の戻りはレンジ上限に押し戻されると予想している。



ダウ平均の日足チャートを見ても、25日線・28,000ドルが下値サポートとして機能しており、上値抵抗線は3営業日前の長めの陰線の下落始点となる28,600ドルと見て取れる。


したがって、目先のリバウンドは28,600ドルで頭打ちとなり、高値もみ合いに移るか、再度レンジ下限に向けての値幅取りが始まるかのいずれかと見ている。


日経平均については、連動比率が低下しているとはいえダウ平均先物の動向に揺すられる展開になると予想している。

筆者は日経平均よりもTOPIXの動向に着目しており、足元で25日線割れが継続しているTOPIXからは日経先物買いによる反発があっても、企業業績回復の裏付けがない限り一時的な上昇にとどまると見ている。

また、TOPIXの200日移動平均線がやや下降気味に推移している点も気がかりである。


ただ、超短期的には上述のとおりダウ平均が1日~3日程度の緩やかな反発局面に入っていると見ており、再度23,600円~23,700円、勢いがつけば23,800円までの上昇となる可能性があるが、先物短期筋が跋扈する危うい相場にとどまると見ている。

なお、再来週の米国大統領選の結果によっては、日経平均が24,000円を達成する可能性もあるが、一時的な上昇にとどまり、その後急落となる鯨幕的な動きになると想定している。

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