2020-10-27

目先反発想定も、方向感を見極める局面(10/27)

・相場概況

・日経平均  23485.80 -8.54
・TOPIX      1617.53 -1.45
・出来高    9.4億株 
・売買代金  1.86兆円 

   
・RSI (9)日経平均 42.10
TOPIX    38.41

・RSI(14)日経平均 52.48
       TOPIX    40.08

・騰落レシオ 90.71


・本日の先物手口考察

データの集計方法の詳細 → こちら
先物・オプション手口集計(先行更新)  → こちら  


注目のゴールドマンは前日に続き-845枚売り越しとやや売りに傾いた手口となっている。ただ、買い建玉は1.67万枚と相応に積んでおり、明確な方向性は出ていない。

Cスイスは444枚買い越しと、前日週末に続き様子見となっている。

ソシエテは-1,801枚を売り越し、直近での傾向は売り手口の継続となっており、先物ミニの建玉は、いずれの限月も売り転換となっている。



・ABNアムロのオプション手口

やや買い優勢であるが、腰が入った買いとはなっておらず、目先の売買である可能性がある。



 ・今後の日経平均予想

 昨夜の米国市場は、ダウ平均が-650ドル安と久しぶりに見る大幅安となり、昨夜の記事タイトル "もみ合い後の下放れ警戒?(10/26)" が的中する形となった。

ただ、ダウが-2,29%安であるのに対し、S&P500は-1.86%安、ナスダック総合指数ぼ-1.64%安と総崩れとなってはおらず、現時点では総悲観の色は薄いと見ている。

ダウの大幅安を受けて日経平均は一時-250円安付近まで下落したものの、すかさず買いが入り前日終値まで戻す-8円安で引けた。

超短期売買の先物筋しか入っていない市場の薄さが日経平均を支えたと見ている。

しかしながら、この日本株の堅調さが続くか否かは海外先物勢の思惑次第であり、この後も同様の底堅さが続くかどうかの判断は難しく、米国株の動向を予想する中で方向感を見つけていくべきと考える。

その意味でも、昨夜のダウ平均-650ドル安が近くリカバリーされるのか否かの動向を慎重に見極める局面と見ている。

ダウ平均のボリンジャーバントでは昨夜の大幅安によって基準線を割り込み、一時-1σにタッチしたものの下ヒゲで返っている。


ただ、基準線28,000ドルの回復には至っておらず、目先は-1σと基準線の間でのもみ合いとなる可能性があり、もみ合い後に上下どちらかに放れる展開になると予想している。

また、移動平均線では昨夜はいったん75日線を割ったものの、終値では上向きの同線がサポートとなっている。


今後は、上述のもみ合いにより時間稼ぎを行っている間に下降する5日線が25日線とのミニ・デッドクロスを形成した後に、上向きの75日線と下向きの5日線との間で三角保ち合いを形成していくものと見ており、その後に放れた方向にトレンドを作ると見ていることはボリンジャーバンドでの見方と同一である。

日経平均(TOPIX)については、本日、ダウ平均と同様に75日線割れとなったものの終値では75日線がサポートとなり下げ渋りとなった。

目先は反発基調が想定されるが、直近の高値を結んだ上値抵抗線が頭を抑えると見られ、75日線と上値抵抗線との三角保ち合いからどちらに放れるかかが焦点と見ている。


今後の方向性については、かねて述べているとおり、いったん上放れを見せるが上昇はダマシに終わり、下方への動きを見せると予想している。

日柄的には来週の大統領選までは保ち合いからやや反発基調となり、大統領選通過により乱高下、その後に明確なトレンドをつくると見ている。

根拠としては年間の上昇値幅を既に達成していると見ていることにある。

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