2020-10-30

来週はいったん下げ止まり?(10/30)

・相場概況

・日経平均  22977.13 -354.81
・TOPIX     1579.33 -31.60
・出来高    13.1億株 
・売買代金  2.63兆円 
   
・RSI (9)日経平均 12.42
TOPIX    22.19

・RSI(14)日経平均 30.19
       TOPIX    30.35

・騰落レシオ 83.17


※日経平均・RSI(9)は12.42%に低下、同RSI(14)は30.19%ともう一段の下げ余地を残している。
  また、騰落レシオは10/7の125.78から83.17%に低下、月曜の騰落数が同数であっても80%割れが試算される。


・本日の先物手口考察

データの集計方法の詳細 → こちら
先物・オプション手口集計(先行更新) → こちら 


注目のゴールドマンは665枚買い越しと様子見姿勢となっている。前日に-4,134枚を売り越しており、本日は特に動く必要がなかったようだ。


Cスイスは-56枚売り越しと売り買い交錯。ただ。週末となる本日の大幅下落においても売り建玉の買戻しに動いていない点は注目される。

ソシエテ-2,031枚売りと大口売り越し継続。 昨日ソシエテの手口から感じた「目先は下押しと見ているか?」が的中した

 

・ABNアムロのオプション手口

引き続き小口の売買に終始している。本日の手口は中立。



  ・今後の日経平均予想

本日の日経平均は、今週のトレンドであった前場安→後場買いの図式を破る後場安の展開となり、-354円の大幅安で引けた。

また、後場には日銀ETF買いが入ったにもかかわらず軟調に推移しており、直近の日経平均の底堅さが続くと見た買いに先物売りをぶつけたものであり、まさに昨日記した " 日経平均の底堅さに潜む危惧(10/29) " の展開が示現されたと見ている。

(18:50現在のダウ先物は日本時間の安値から400ドル程度戻した26,450ドルで推移しているものの、日経先物及びCFDは180円ほどの戻りに過ぎない点も日経平均に劣後が生じていると見ている)

今夜の米国市場の焦点は、現時刻のダウ先物は前日の終値に対し-240ドル程度安で推移しており、現物取引開始までの間に、このギャップを埋めることができるかどうかである。

仮に、このギャップを埋められないまま取引時間に突入した場合、前日・前々日の買いの処分売りにより、続落となる可能性がある。


目先のサポートラインとしては、引き続き200日線26,100ドル~心理的な節目26,000ドルを想定している。

ただ、ダウ平均のボリンジャーバンドは下方向への傾きが現れていないことや、RSI(9)が14.70%まで低下していることから、ここからの下値については限定的で、いったんは下げ止まる価格帯に近づいていると見ている。



日経平均については、引き続き日本株の実勢を表すTOPIXのボリンジャーバンドを点検していく。

TOPIXは、本日の陰線によりボリンジャーバンド-2σを大きく割り込んできた。

ただ、-2σの傾きには下方への勢いが出ておらず、ダウ平均のボリンジャーバンドとともに、ここからの下値は限定的となる可能性がある。


来週の東京市場は11/3(火)が休場となることから、今夜のダウ平均が続落となった場合は月曜の東京市場はリスク回避の売りに勢いが出ると思われ、その点が本日の売り方の目論見である可能性がある。

TOPIXの下値目途については、チャートに付記したとおり下値の節目が1,550ポイントにあると思われ、月曜にここまで下げた場合にはボリンジャーバンド-2σとの乖離も進むことから、(先物売りも限定的であり、米国株安もかなり進んでいることから)いったん下げ止まりとなる可能性がある。

なお、TOPIXの1,550ポイントは、日経平均では22.700円~22,800円付近と見ている。

米国大統領選については長くなるため、稿を改めて期すこととしている。

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