2020-10-09

来週は急落警戒も値幅は乏しい?(10/9)

・相場概況

・日経平均  23619.69 -27.38
・TOPIX     1647.38 -8.09
・出来高    10.1億株 
・売買代金  2.12兆円 

・RSI (9)日経平均 65.56
TOPIX    54.88

・RSI(14)日経平均 54.74
      TOPIX    50.86

・騰落レシオ 120.84
※9/31終日取引停止日を休日として算出


・本日の先物手口考察

データの集計方法の詳細 → こちら
 




・ABNアムロのオプション手口

先物・オプション手口集計(先行更新) → こちら 

(本日はx月限オプション手口の公表初日のため、手口のみの紹介となります) 

 

・今後の日経平均予想

 
昨日もお伝えしたように筆者想定ではダウ平均は28,000ドルを超えるのは難しいと見ていたが、一昨日に軽々と超えたためSQ波乱は起きることなく、順当に本日のSQを消化した。

引き続き、ダウ平均の動向から考察していく。

昨日アップしたダウ日足チャート画像の時間軸が長めであったため直近の状況がわかりにくかったため、時間軸を短くした日足チャートで見ていく。


直近にて5日線・25日線のミニ・ゴールデンクロスを示現しているが、25日線の下向きが継続しており、本格的な上昇トレンドと見るのは早計と見ている。

引き続き、持続的な上昇トレンドに移るためには、このままヨコヨコの膠着を続けるか、または少なくとも25日線を割れて需給整理を経ることが必要と見ている。

MACDには若干の上昇余地が認められるが、出来高減少が顕著であり、直近の買いは、売り方の買い戻しや大口投資家の思惑による上昇の感が強いと見ている。

また、ナスダック総合指数のポリンジャーバンドが急速に縮小を始めている。



このケースでは、指数が再度力強く上昇した場合にば、バンドが再度拡大となり、+2σのバンドウォークに発展する可能性が高まる。

一方、指数が下押しした場合にはバンドは下向きとなり、指数急落からバンドの-2σウォークに発展する可能性がある。

ただ、目先は下げても9/28に空けた窓埋めが精いっぱいと見ており、ボリンジャーバンド-1σ達成から反発して次の動きを模索する形になるのではないかと見ている。

なお、ダウ平均MACDのヒストグラムは昨夜で陽転8本目となる。上述したとおり、MACDには若干の上値余地があるため、今晩はプラス圏での取引となる可能性があるが、来週は日柄的にも調整週になる可能性があると見ている。

日経平均についても、本日は「幻のSQ」とはならなかったものの、SQ値を下回って引けている。

また、先物手口においてもゴールドマンが買い越しとなっているものの、Cスイスは売り買い交錯、ソシエテは売り越しとなっており、直近にて本日のSQを押し上げだ分、米国市場の利益確定売りが重なり、来週は上値が重くなる展開になると見ている。

したがって、来週は引き続き急落警戒が必要と見ているが、売り方の買戻しもあり、値幅も乏しい可能性があると見ている。

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