2020-11-02

二日新甫は荒れる?(11/2)

・相場概況

・日経平均   23295.48 +318.35
・TOPIX       1607.95 +28.62
・出来高      11.8億株 
・売買代金    2.22兆円 
   
・RSI (9)日経平均 38.07
TOPIX    42.70

・RSI(14)日経平均 41.22
       TOPIX    38.92

・騰落レシオ 83.09


・本日の先物手口考察

データの集計方法の詳細 → こちら
(本日は週に1回の残高報告に基づき、先週末の建玉残の一部修正を行っている)

先物・オプション手口集計(先行更新) → こちら  


注目のゴールドマンは-595枚売り越しと引き続き様子見姿勢となっている。建玉残高は1.4万枚の買い越しであるが、多くもなく少なくもないといったところか。

Cスイスは3,269枚の大口買い越しとなった。また、売り越し中の野村も5,020枚の大口買い戻しとなっており、どうやら、本日の上昇はCスイス・野村の売り越し組の買い戻しが主因となった模様。

このほか、バークレイズ、ドイツも3,000枚台の大口買い越しとなっている。

ソシエテは946枚買い越しと売り買い交錯となっており、本日の上昇に対してはニュートラルか? なお、ソシエテは先物ミニ買い・ラージ売りとなっている。



・ABNアムロのオプション手口

コール23500買いも、全体的な手口は中立? なお、先物は大口売り越し。



  ・今後の日経平均予想

本日の日経平均は、上述のとおり、明日の東京市場休場及び米国大統領選を前にして、寄り付きから先物売り越し中のCスイス、野村の大口買い戻しが入り+318円高の大幅反発となった。

筆者の想定では、本日は安値もみ合い、東京市場休場明けの反発を予想していたが一足先の反発となった。

日経平均の日足チャートでは、本日は週末に割り込んだ75日線を回復して始まり、上方に位置する5日線タッチでタイムアウトとなった。

焦点としては、直近の高値を結んだ上値抵抗線が23,360円付近に位置しており、ここを明確に上抜けることができるかどうかにあると見ている。


時間外に入り、ダウ先物も堅調な展開となっているところほ見ると、休場明けの日経平均も上値を伸ばして始まる予感がする。

ただ、直近の上値抵抗線が23,360円付近を明確に上抜けるには時期尚早と見ている。

その根拠としては、日本経済の実勢をより明確に表しているTOPIXの日足チャートでは、本日は75日移動平均線に上値を抑えられた上ヒゲローソク足で終えていることや、直近レンジ上限を奪回するためには、少なくとも安値圏でのもみ合いが必要ではないか?と見ている。


基本的な相場観としては昨日アップした週間予想に変化はないことに加え、明日の明日の東京市場休場や米国大統領選を前にしての買い持ちしにくい局面で上げてきた点も踏まえて、相場巧者の海外勢が東京市場休場明けの一段高からのドテン売りを仕掛けていると見えなくもない。 

また、今月11月は二日新甫となっており、「二日新甫は荒れる」の相場格言どおり上下の揺れ幅が大きい相場になると想定していることも、この判断の一因と見ている。

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