2020-12-21

週半ばまで弱含み想定も米国株に警戒?(12/21)

◎相場概況

 日経平均  26714.42 -48.97
 TOPIX     1789.05 -4.19
 出来高     10.4億株 
 売買代金  2.01兆円 
  
・RSI (9) 日経平均 64.52
       TOPIX    74.39
・RSI(14) 日経平均 46.99
       TOPIX    61.92
・騰落レシオ    104.52
・裁定取引株数
 (2営業日前・単位:百万株)
      売り539-買い141


◎先物・オプション手口集計・考察

  データの集計方法の詳細 → こちら
  先物・オプション手口集計(先行更新) → こちら 
  ※ 当ブログでは前日夜間+当日日中の手口を一日分として集計しています。

(本日は週に1回の残高報告に基づき、先週末の建玉残の一部修正を行っています)

・先物手口の集計・考察

注目のゴールドマンは-2,373枚とまとまった売りを出しており、建玉残高は1万枚。年末に向けて持ち高をさらに縮小してくるか注目される。

Cスイスも-2.161枚の売り越し。建玉は3,625枚とほぼ中立となっており、明日以降の手口が注目される。


ソシエテは278枚の買い越しと小口の手口となっているが、限月別内訳では 先物ミニ売り・先物ラージ買いとなっており、目先、波乱の種か?

野村は本日の下落により2,040枚買戻し。

 

・ABNアムロのオプション手口の集計・考察

プット買い・コール売りとなっているが、規模は小口?




◎日米市場の現況と今後の予想

本日の日経平均は、ダウ先物高により高寄り後に続伸したものの買いは続かず、利益確定売りに押され、一時は-200円を超える下落となったが、日銀ETF買いと売り方の買戻しにより-48円安まで下げ幅を縮めての大引けとなった。

週末の引け後のダウ先物が強かったため、高値をとってからの反落も想定されたが、筆者メインシナリオどおり日経平均は弱含みで週を開けた。

弱含み想定は、土曜にアップしたダウ平均予想に記したとおり、米国市場はメジャーSQから4営業日程度は反落する習性があるため、そのリズムを刻むと想定したことにある。

ダウ平均の目先の押し目処としては29800ドル付近を想定しており、日経平均は週間予想に記したとおり26,300円~26,400円を想定している。

なお、ダウが29,800ドルを割り込んだ場合は、日経平均は26,100円~26,300円が下値目途と見込まれ、週後半または来週初めの反転開始を予想している。

想定どおりダウが29,600ドル~29,800ドルでリバウンドとなれば、日経平均27,000円近くまでのリバウンドを想定している。

ただ、本日、NHKが米メディアの報道として "トランプ大統領「選挙結果覆すため戒厳令協議」" を伝えており(NHKが伝えるということは米国内でも想定の一つとして伝えられていると思われることから)、上値を買う向きは限られ、リバウンドは限定的となるかもしれない。

なお、ダウが29,600ドルを明確に割り込んだ場合は、さらなる下落への警戒が必要となると見ている。


※22:20追記
ダウ先物は一時29,600ドルを下回ったものの、現時刻では-450ドル安・29,730ドルでの小康状態となっている。

足元のダウと日経平均との関係からは、ダウが29,500ドル・日経平均が26,100円を下回った場合、日経平均は26,000円を割り込み、25,800円までの下落余地が生じる。

今晩・明日といった短い時間軸では達成しないと思われるが、今夜の米国市場の動き次第では今週内にも25,800円到達となる可能性が生じている。

なお、週内に日経平均25,800円到達となれば、いったんのテクニカルリバウンドが生じやすいと見ている。

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