2020-12-07

目先波乱後はテクニカルリバウンドに(12/7)

・相場概況

 日経平均  26547.44 -203.80
 TOPIX     1760.75 -15.19
 出来高     11.6億株 
 売買代金  2.24兆円 

  
・RSI (9) 日経平均 64.38
      TOPIX    49.10
・RSI(14) 日経平均 62.50
            TOPIX    59.61
・騰落レシオ    113.36 *


・先物・オプション手口集計・考察

  データの集計方法の詳細 → こちら
  先物・オプション手口集計(先行更新) → こちら 

  ※ 当ブログでは前日夜間+当日日中の手口を一日分として集計しています。

(本日は週に1回の残高報告に基づき、先週末の建玉残の一部修正を行っている)

◎先物手口の集計・考察
 
注目のゴールドマンは-126枚の小幅売り越しと引き続き様子見姿勢となっている。

Cスイスは-1,037枚を売り越し、建玉は184枚買い越しとニュートラルながら、直近では買い建玉の縮小を図っている。。

ソシエテは1,383枚の買い越しと、先週後半の大口利益確定売りの反動からの買戻しとなっている。


なお、ソシエテ・ゴールドマンともに、期近から期先へのほぼ同枚数のロール(乗り換え)を行っており、本日のところはロールに絡む波乱は起きていない。



◎ABNアムロのオプション手口の集計・考察

プット26750の大口ロングが目立ち、全体的には売り越し基調。

ただ、27000から上のコール買い、先物も買い越しており、目先の波乱後は戻りがあるか?



・今後の日経平均予想

本日の日経平均は寄り付き後に26,894円高値を示現したものの、先物にロール売りと思われる大口売りが入り、その後もジリ安となり、大引けは-203円安・26,547円と昨日記したとおり上値の重い一日となった。

また、時間外に入り欧州株が弱含みとなったことから一段安となり、18:30現在、26,380円と筆者の週間予想レンジの下値目処26,400円に到達している。

現時刻のダウ先物は30.069ドルと30,000ドルをぎりぎり維持しており、おそらく30,000ドルは維持するのではないか?と見ているが、この大台維持が焦点となってくる。

明日の日経平均についても、足元の26,400円の維持が焦点となっている。

(先々週より記していた "SQ前にも大きく下落する可能性" がどこまで来るか?)


なお、かねて記しているとおりTOPIXの弱さが目立っており、目先、一段安となればTOPIX・MACDのゼロライン接近や騰落レシオの算出要因からの低下により過熱感が薄まり、相応のテクニカルリバウンドが生じる可能性があるとみている。

下値目途については、先物・時間外安値26,180円を現物市場でつけていないため、26,180円が目先の安値になると予想している。

ただ、26,180円を埋めた後、小幅反発で再下落した場合は高値から1,000円安の25,800円~25,900円が意識されると見ており、ここまで来れば相応の戻りが期待できると見ている。

なお、日経平均の直近大幅上昇による需給要因や27,000円大台が壁として意識されることから、戻りがあっても綾戻しに終わる可能性が高いと見ている。

※19:20追記
目先予想として、26,400円を守り切れば来週の米SQまでに再度26,900円~27,000円までの高値があり得ると見ており、終値で26,400円を割り込んだ場合は26,000円割れの可能性が高まり、その後のリバウンドは本日の終値26,500円処が目途になると見ている。

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