2021-01-10

目先は高値波乱?:今週のダウ平均及び日経平均予想(1/10)

◎相場概況 1/8

 日経平均  28139.03 +648.90
 TOPIX     1854.94 +28.64
 出来高     13.8億株 
 売買代金  3.11兆円 
  
・RSI (9) 日経平均 79.20
      TOPIX    79.53
・RSI(14) 日経平均 71.35
      TOPIX    67.08

・騰落レシオ    103.96


・裁定取引株数
 (2営業日前・単位:百万株)
      売り525-買い146

◎先物・オプション手口集計・考察

  データの集計方法の詳細 → こちら
  先物・オプション手口集計(先行更新) → こちら 
  ※ 当ブログでは前日夜間+当日日中の手口を一日分として集計しています。

・先物手口の集計・考察

注目のゴールドマンは、1月SQを通過したことにより先物ミニ1月限の買い玉がなくなり、買い建玉は1万枚割れとなった。

今週は、ゴールドマンがどちらの方向に動いてくるかであるが、予想としては様子見または小口の売り見ており、この予想が的中するのなら天井形成が近いと見ている。



・ABNアムロのオプション手口の集計・考察

(1/8は2月限オプション手口の公表初日のため手口のみ)




◎日米市場の現況と今週の予想


週末1/8のダウ平均は56ドル高・31,097ドルと、上げ幅は小幅ながらも31,000ドルを維持して引けており、ポリンジャーバンドも+3σタッチが続いている。(チャートでは+3σは非表示)



一方、ナスダック総合指数は134ポイント高と大幅上昇となり、ポリンジャーバンド基準線タッチから2営業日で+2σまで上昇した。


チャート上では、まだまだ上昇継続の気配が漂ってはいるが、先刻から記しているとおり、昨年来の米国市場最大のイベントである大統領選が1/20の就任式を以て終結することから、理想買いからいったん離れることになると見ている。

目先はダウ・ボリンジャーバンド+1σ~+2σの中間付近までの下落と反発が混ざる高値波乱が起きやすいと見ている。

日経平均については、1/8のSQ通過日に648円の大幅高となった。

筆者もSQを以て出尽くしにはなりにくいと記していたとおり(値幅は予想外に大きくなったが)の展開となった。

今週の日経平均については、直近のもみ合いレンジ上限である1/4高値の27,602.11円を明確に上抜けたことから、明晩・月曜の米国市場で波乱が起きない限り、買い優勢の相場展開が予想される。

ただ、上述したように、米国市場の勢いは1/20の大統領就任式までと見ており、トランプ現大統領離れが急速に進んでいることから、バイデン政権の見定めが始まり、可能性は小さいながらも就任式前にも崩れ始める可能性も考慮したいと思っている。

そのため、火曜から始まる今週の日経平均は天井圏特有の上下に値洗い動きが想定される。

今週の日経平均の予想レンジは28,000円~28,600円。

なお、1月中旬~1月末は相場の転機となる可能性があると見ている。

※中期日経平均予想をアップすべく準備中。

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