◎相場概況
日経平均 27490.13 +434.19
TOPIX 1826.30 +30.12
出来高 15.1億株
売買代金 2.99兆円
・RSI (9) 日経平均 73.97
TOPIX 76.10
・RSI(14) 日経平均 64.53
TOPIX 62.36
・騰落レシオ 99.62
・裁定取引株数
(2営業日前・単位:百万株)
売り516-買い149
◎先物・オプション手口集計・考察
※ 当ブログでは前日夜間+当日日中の手口を一日分として集計しています。
・先物手口の集計
・ABNアムロのオプション手口の集計・考察
◎日米市場の現況と今後の予想
日経平均については、12月下旬から1月SQまでは強いと記してきたとおり、12月末から弱含んだものの、本日、明日のSQを前に一気に値を取り戻し、434円高・27,490円にての大引けとなった。
焦点は明日のSQ通過後の値動きとなるが、SQ通過を以って大きく萎むということは考えずらいと見ている。
昨夜のダウ平均はボリンジャーバンド+2σを一気に突き抜けており、仮に下げたとしても+2σでは下げ渋ると見ており、目先は、後述する大掛かりな売り仕掛けが出ない限り、基準線~+2σでのもみ合いの公算が高い。
ナスダック総合指数についても、昨夜は基準線近くまで下落したものの、バンド自体は上向きを維持しており、すぐさま下降トレンド入りする形状ではなく、(下落するとしても) 相応のもみ合い後と見ている。
また、MACDもゼロライン付近まで低下しており、ここはいったん反発の局面と見ている。
移動平均線を見ても、ナスダック総合指数は5日線と25日線に挟まれた位置であり、目先は両移動平均線の間でのもみ合いが相応と見ている。
肝心の日経平均については、12月のもみ合い水準である27,000を下限、1/4高値の27,602.11を上限とするレンジ内の動きとなっており、どちらの方向にブレイクするかに注目している。
現時点の中期見通しとしては、年末にアップした「2021年の日経平均予想(12/29)」のとおり、 価格調整、日柄調整、上昇継続の3パターンのいずれになるか、市場からの明確なサインは出ていないと見ており、現段階での正確な予想は困難である。
ただ、米国大統領選出に伴う一連のイベントが終結に向かっており(今後、大波乱があるかどうかはわからないが…)、今週末の米国雇用統計や新型コロナウィルスによる経済活動への影響と金融政策との綱引きなど、実需面での値動きになると見ている。
そのような視点からは、やはり近く価格調整が起きうる可能性は高く、仮に順当にバイデン新大統領が誕生した場合には1/20の就任式を境に相場が動く可能性があると見ている。
なお、トランプ現大統領が誕生した4年前、トランプ氏が就任スピーチで融和を唱えたにもかかわらず、現在、同氏が分断を煽る姿は理解不能であり、何らかの裏があるのではないかと思えてしまう。(これは余談になりますが、単純に大統領更迭→ペンス代行大統領→自身への恩赦という情けない戦略ではないように思う)
また、本日、菅首相が1都3県に緊急事態宣言を発令したが(しかも内容はGOTOで煽った飲食店の営業時間短縮)、多くの日本国民は自身がコロナ陽性者となった場合、家族や職場に迷惑がかかるばかりか、場合によっては肉親や他人の生命をも危険にさらす原因者となることを最も懸念しており、的外れなばかりか、失政と思える。
そのような視点からは、国民が求めているのは一時的な経済の混乱や東京五輪を犠牲にしても、定額給付金支給による都市封鎖を主眼とした全国的な緊急事態宣言と思え、東京市場も催促相場に移行する可能性が高いと見ている。
この想定の場合、2月中旬~3月中旬に25,500円~26,000円、夏~秋に23,000円~24,000円?