2021-02-10

今後の日経平均予想(2/10)

◎相場概況

 日経平均  29562.93 +57.00
 TOPIX   930.82 +5.28
 出来高   13.2億株 
 売買代金  2.88兆円 
  
・RSI (9) 日経平均 72.44
               TOPIX    78.03
・RSI(14) 日経平均 59.68
               TOPIX    65.90

・騰落レシオ   124.50 *
・裁定取引株数
 (2営業日前・単位:百万株)
      売り447-買い197

◎先物・オプション手口集計・考察

  データの集計方法の詳細 → こちら
  先物・オプション手口集計(先行更新) → こちら 

・先物手口の集計・考察
 
注目のゴールドマンは-1,091枚の売り越し。東京市場休場に際しての持ち高調整か?

Cスイスは-454枚の小幅売り越し。建玉は買い越しながら3,293枚とそれほど多くはなく、本腰は入っていない?


ソシエテは50枚の買い越しと売り買い交錯。2月限の持ち高は前日の-756枚から-128枚に縮小している。

バークレイズは引き続き買い越し幅拡大。

なお、ここのところJPモルガンが買い越しを続けており、本日は3,292枚買い越しの筆頭。買い建玉も3.7万枚とソシエテ。バークレイズに次ぐ買い手となっている。

野村は-370枚の小幅売り越し。


・ABNアムロのオプション手口の集計・考察

プット買いが目立っている。



◎日米市場の現況と今後の予想

(米国市場)

昨夜のダウ平均は-9ドル安と前日終値での保ち合いとなっている。

ただ、一時間足では価格の上昇もMACDが下降しており、過熱感を冷ますもみ合いと見られる一方、逆行現象とも思える。

価格的には目先の上値目途と見ている31,500ドルに接近しており、そろそろ一服が意識されるところと見ている。


ナスダック総合指数は30ポイント高と小高く推移しているが、日中足は三度上値を抑えられている。


ポリジャーバンドは、+2σのバンドウォークとなっているものの、MACDが直近の高値圏(価格の反落ポイント)にタッチしており、-1σ、または-1σと基準線の中間地点までの反落が相当と見ている。

(東京市場)
本日の経平均は、昨夜の米国市場に動きがなかったことに加え、明日の休場を控えて前日終値を挟んでのもみ合いとなった。

ボリンジャーバンドでは、+2σのバンドウォークが始まる気配があるものの、MACDが直近の高値を結んだレジスタンラインに接近しており、いったんは反落に向かうと見ている。



価格的にも、足元は1/29安値・27,629円及び2/3安値・28,325円からの上昇局面となっているが、2/3からの上昇が昨日の29,589円高値によって上げ幅が1,260円に及んでいることと、ナスダック総合指数の反落が見込まれることに加え、東証一部の騰落レシオが120%超となっていることから、いったん押し目に入る展開を想定している。

筆者想定どおり反落となった場合の下値目処については、下図のとおり、まずは直近上昇幅の半値押しの20.124円が試されると見ている。


なお、直近2日間は29,500円を挟む小高い展開が続いており、これが週末SQを控えての特殊な需給要因によるものなのか、価格の調整ではなく時間の調整に入っているのか判然としないため判断が難しいが、仮にSQ要因であった場合は、SQ通過後に三分の二押しの28,972円、61.8%押しの28,830円示現が想定される。(メインシナリオ)

なお、このように仮に29,000円を割り込んだとしても、28,800円処については、1/29安値からの直近高値の半値押しにも相当することから、下げ止まりから反発に向かう転換点として強く意識されると見ている)

一方、SQ通過後も本日の安値29.368円(29,400円処)を割ることなく強く推移する場合は、足元の保ち合いが時間の調整となり、日経平均は29.800円~29,900円まで上昇すると見ている。(サブシナリオ)

ただ、上記高値到達後は、29,300円~29,400円付近まで反落して過熱感を冷ました後に再度30,000円に向けて上昇すると予想している。

※2/11 18:20追記
昨夜の米国市場はダウ平均が61ドルの小幅高も、S&P500が前日比変わらず、ナスダック総合指数は-35ポイント安(-0.25%安) とまちまちの展開となったが、直近上昇幅の大きさから上値が重くなっている。

日本時間・夕刻からの欧州市場は反発で始まっている。


3営業日続落していたDAX指数で始まっているが、上図の240分足チャートに峰とおり、上値切り下げ・下値切り下げの短期下落トレンドを抜け出すことができるかどうかが目先の焦点となる。

なお、MACDもゼロラインタッチからの反発と1/13と同様の局面と見られ、2/3安値からの上昇に対する反落は三分の一にとどまっており、個人的には調整未了感を感じる。

いったんレジスタンラインタッチまたは少し超えたあたりで再度反落となり、半値押しまたは三分の二程度の下押し(MACDは直近安値まで低下)があったほうが収まりが良いように感じる。

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