◎相場概況
・相場概況
日経平均 29520.07 -42.86
TOPIX 1933.88 +3.06
出来高 13.4億株
売買代金 3.02兆円
・RSI (9) 日経平均 86.38 *
TOPIX 95.64 *
・RSI(14) 日経平均 60.89
TOPIX 67.57
・騰落レシオ 120.53 *
・裁定取引株数
(2営業日前・単位:百万株)
売り438-買い198
◎先物・オプション手口集計・考察
・先物手口の集計・考察
注目のゴールドマンは差し引き41枚買い越しと売り買い交錯となっている。
Cスイスは-607枚を売り越しているが、小幅安となった本日の相場に追従した手口か?
ソシエテは本日の小安い中、1,534枚を買い越しており注目の手口か? 来週の手口を引き続き注視している。
また、買い方として存在感を強めているJPモルガンも-2,336枚と大口での利益確定売りとなっている。
このあたりが本日のSQ通過後に値を消し、「幻のSQ」となった要因かもしれない。
野村は-557枚売り越しと、日経平均追従型。
・ABNアムロのオプション手口の集計・考察
(本日は3月限オプション手口の公表初日のため、手口のみの紹介となります)
やや売り優勢か?
本日の手口(プット)に限ってみれば29,500円売り・29,000円かい。
◎日米市場の現況と今後の予想
昨夜のダウ平均は-7ドル安と前日比変わらずであったが、下方に200ドルの下ヒゲをつけて戻っている。
ただ、三営業日連続で十字足を示現しており、高値更新とならなかった場合は失望売りが出やすい状況と言える。
MACDは直近の高値を結んだレジスタンスラインを超えてきているが、直近高値は超えておらず、ブレイクアウトの判断は難しい。
なお、ダウ平均のRSI(9)は98.85%と短期的な買われ過ぎ圏に突入しており、S&P500も97.03%、ナスダック総合指数も96.37%と3指数揃って買われ過ぎ圏突入となっている。
ただ、RSI(14)は50%-60%台と中立圏となっている。
ナスダック総合指数は引き続き+2σのバンドウォーク中であるがRSI(9)に加え、MACDも直近高値にタッチしており、そろそろ利益確定売りとなってもおかしくない。
本日の日経平均は、SQによる吊り上げ感に言及していたとおりSQ高となり、SQ通過後は急速に値を消す展開となった。
また、SQ値は29,718円と現物225が一度も触れることのない「幻のSQ」となった。
いずれ、幻のSQは解消されると見ているが、目先は上値が重くなりやすい状況である。
日経平均ボリンジャーバンドはダウ平均同様に+2σに沿っての上昇となっているが、MACDは直近高値を結んだレジスタンスラインに頭を抑えられている。
また、日経平均騰落レシオも120超となっているほか、RSI(9)も日経平均 86.38%、TOPIX 95.64%と買われ過ぎ圏入りとなっており、目先は上値の重い展開になりやすいと見ている。
なお、下押しの目途としては、本日高値が更新となったため、日々記している値ごろから若干せり上がっているが、2/3から本日のまでの上昇に対する38.2%押しの28,136円、50%押し・27,978円、61.8%押し・28,823円が見込まれる。
(おそらく、29,100円を割れたならば、29,900円は通過点となり、28,800円台があり得ると見ており、その可能性は高いと見ている)
また、1/29安値から本日までの上昇に対する38.2%押しが28,877円となり、上述の61.8%押し・28,823円と重なることに加え、6週線が来週には29,800円処に上がってくるため、ため、28,800円~28,900円は強い支持帯になると見ている。
なお、サブシナリオとして、直近では29,400円~29,500円での堅調性が認められるため、短期的な過熱感の中、29.800円~29,900円まで上昇後に29,300円~29.400円に反落調整の可能性も残っている。