◎相場概況
日経平均 30084.15 +564.08
TOPIX 1953.94 +20.06
出来高 12.7億株
売買代金 2.60兆円
・RSI (9) 日経平均 87.08 *
TOPIX 95.61 *
・RSI(14) 日経平均 64.17
TOPIX 69.61
※RSI(14)が80%を超えるのは金曜日?
・騰落レシオ 117.55 *
・裁定取引株数
(2営業日前・単位:百万株)
売り416-買い209
◎先物・オプション手口集計・考察
(本日は週に1回の残高報告に基づき、先週末の建玉残の一部修正を行っています)
・先物手口の集計・考察
注目のゴールドマンは3,598枚の大口買い越し。特に前日夜間では-1,086枚を売り越しているが、本日日中に4,684枚の買い越しとなっており、ゴールドマンが本日の上昇を仕掛けた可能性が高い。
Cスイスは1,387の買い越しと、相場追従型の買い?
先週の上昇をけん引したJPモルガンは相場追従の1,398枚の買い越しにとどまっており、今週は様子見から入っている。
野村は1,329枚の買戻している。
・ABNアムロのオプション手口の集計・考察
大幅な買い優勢となっているが、先物は-3,561枚の大口売り越しとなっており、オプションと先物とで方向感が異なっている点は留意か?
◎今後の日経平均予想
本日の日経平均は564円の意外高となり、終値も3万円を超えての大引けとなった。
ただ、朝の段階で予兆はあった。
日経先物が先週末ナイト引け値29,580円に対して110円高(現物225比では170円高)・29,690円と高く始まったことだ。
この持ち上げにより、売り方の買い戻しが優勢となり、日経平均はあっけなく心理的節目となる3万円クリアとなった。
先物手口で考察したようにゴールドマンの買い越しが主導したと見ている。
日経平均日足チャートでは5日線タッチからの上昇と理に適っているが、25日線乖離率が4%台に広がっており、直近での急伸からの反落とほぼ同等の乖離となっている。
また、MACDについても、直近高値を結んだレジスタンスライン上にあり、目先、頭を抑えられやすいと見ている。
なお、直近の日経平均動向を基にした判断では、足元の2/3安値28,300円を起点とする上昇は、1/29安値から2/3までの上昇幅1,000円の1.618倍となる1,618円を28,300円に加算した29,918円が上値目途と見ていたが、本日、ここを明確に上抜けている。
また、次の基準となる1,000円×1.714倍の30,014円をも上抜けていることから、目先は1/29安値から2/3までの上昇幅1,000円の2倍となる2,000円上昇の30,300円が目途となる可能性がある。
ただ、RSI(14)についても、今週金曜には80%~90%に達する見込みであることから、目先の上値については足元の価格、または上げても30,300円付近が良い落としどころになるのではないかと見ている。
なお、目先の高値到達後は2/3からの上昇幅に対する23.6%~38.2%押しの調整(2週間程度で高値から500円~700円安のもみ合い)をこなした後に1,000円程度上昇し、30,600円~30,800円を示現すると予想している。
※21:20追記