◎相場概況
日経平均 30467.75 +383.60
TOPIX 1965.08 +11.14
出来高 14.1億株
売買代金 3.02兆円
・RSI (9) 日経平均 87.59 *
TOPIX 95.41 *
・RSI(14) 日経平均 71.07
TOPIX 75.28
※RSI(14)は金曜日にが80%超?
・騰落レシオ 109.98
・裁定取引株数
(2営業日前・単位:百万株)
売り415-買い203
◎先物・オプション手口集計・考察
・先物手口の集計・考察
注目のゴールドマンは2,851枚買い越しと指数連動の買いの範囲内も、やや買い長か?
Cスイスは360枚の小口買い越しと様子見姿勢となっている。
※限月表記の誤りは修正中
ここのところ急速に買いを積み上げたjpモルガンは前日夜間・本日日中ともに売り越しており、計2,881枚の利益確定売りとなっている点に注目している。
野村は1,728枚の買戻し余儀なくされた。
・ABNアムロのオプション手口の集計・考察
コール30500から上を総売り。
◎今後の日経平均予想
本日の日経平均は、昨日に続き先物寄付きが買い優勢・ギャッジアップで始まったことから、買戻し優勢となり、一時は600円を超える上昇により30,700円台にタッチしたものの、引け近くで大口の先物売りに押されて上げ幅を縮めた。
本日の日経平均終値は+383高・30467円。
昨日の筆者想定高値30,300円を超え一段高となったが、後場の利益確定売りによる400円安に表れているように、米国市場休場トレードが一巡しており、本日の高値は行き過ぎた上昇と見ている。
日経ボリンジャーバンドにおいても、+3σにタッチしており、直近上昇の大きさからはやや行き過ぎと感じる。
また、MACDも直近高値に並んでおり、一服が求められる水準となっている。
加えて、25日線乖離度も昨年11月の上昇時に近づいている。
RSIについても、9日は既に90%前後となっており、14日については足元では70%台ながら今週金曜には90%に乗せることが想定され、短期的な過熱感は歪めない。
なお、本日の騰落銘柄数は値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回っている点にも注目したい。
個別銘柄の動きとして、バリュー株の代表格である8306三菱UFJを参照したい。
本日は長めの陽線となっているが、10/28安値からの上昇は足元で上昇5波動を形成したか、形成しつつある状況にあり、次の下落からはA-B-Cの調整3波動に発展する可能性が高い。
また、MACDも10月以来の高水準に位置していることも、バリュー株の見直し買いが一服することを示唆している。
日経平均の今後については、依然として強基調が続くと見ているが、足元では調整に向かうのが健全な姿と見ている。
したがって、足元ではRSI(14)の上昇を待つ高値圏でのもみ合いが2日~3日程度続き、週末または週初からは徐々に利益確定売りに向かう相場になると見ている。
調整幅は標準値である直近の上昇の38.2%・28,800円~28,900円を想定している。
なお、日柄については、バリュー株がA-B-Cの調整3波動に向かう可能性が高いことに加え、RSI(14)の低下とという14日ベースの調整となる可能性が高いことから3週間前後を見込んでいる。
この日柄は、3月SQと合致することから3/12前後が転換点になると予想している。