◎相場概況
日経平均 30292.19 -175.56
TOPIX 1961.49 -3.59
出来高 13.7億株
売買代金 2.76兆円
・RSI (9) 日経平均 80.57 *
TOPIX 91.27 *
・RSI(14) 日経平均 67.83
TOPIX 72.73
・騰落レシオ 110.58
※引き続きRSI(14)は金曜に80%を超える可能性あり?
・裁定取引株数
(2営業日前・単位:百万株)
売り416-買い242
◎先物・オプション手口集計・考察
・先物手口の集計・考察
注目のゴールドマンは1,584枚を買い越し。日経平均が下押しにもかかわらず押し目買いか
?
Cスイスは-1,066の売り越しと指数連動の売り越しとなっている。
同じく買い方のバークレイズは指数連動型の利益確定売り。
野村は2,220枚の買い越しと順当な買戻し。
・ABNアムロのオプション手口の集計・考察
売り買い交錯。
◎今後の日経平均予想
本日の日経平均は一時300円安に迫る下落となったが、後場から急速に持ち直し-175円安・ 30,292円での大引けとなった。
ただ、この動き自体は昨日の記事にて「2~3日は高値圏のもみ合い」と記したとおりの展開となっている。
(記事には書かなかったが、目先のレンジは筆者が重要な節目と記している30,300円~30,600円と見ていたが、本日、30,200円を一時下回ったことから、現時点では、目先、30,200円~30,550円が想定レンジと予想している)
なお、本日の動きを見る限り、週初の米国市場休場トレード(カチ上げ)の巻き戻しが起きており、目先は引き続き値荒い展開が想定される。
先物の外資系手口に押し目買いが見られるが、短期的な値幅取りでないか?と見ている。
日経平均ボリンジャーバンドでは+3σの行き過ぎからの修正となっており、このまま+2σのバンドウォークが始まってもおかしくないが、米国市場の過熱感や今一つ上に抜けきれない弱さを感じており、素直にバンドウォークが始まるとは思えないのだが…。
また、日経平均についても記しているとおりオシレーター系指標に過熱感が出始めており、騰落レシオは既にピークを打った感触がある。
また、これまでRSI(9)が先行して過熱していたが、RSI(14)についても今週末にも80%台に乗せることが想定され、目先、強基調になった場合は週末または週初に利益確定売りが出やすい環境になりつつある。
なお、本日の日経先物の日中足はチャートテクニカルの教科書を見るような展開となった。
日経先物5分足または15分足・MACDが直近の高値45に対する-45で底打ちとなり、しかも下ヒゲが長い時間にわたって継続して30,200円付近での底堅さを見せ、後場・クロージングでは75MA・30,400円での大引けとなった。
また、15分足では200MAが綺麗なサポートライン、75MAがレジスタンスラインとなっている。
(足元の20:00現在では200MA-75MA間での三角保ち合いとなっており、近く上下どちらかに振れる時間帯となっているが、仮に上放れても60分足では25MA・30,450円が次の関門となっている)
日経先物日中足はの本日のように200円幅で動くことが多く、オシレーター系指標の過熱感が薄れるまでは宵越しのポジションよりも超短期に徹するのがリスク回避に結びつくと思われる。
日経平均の今後の想定については、昨日の30,700円は上述のとおり買い仕掛けによる演出(オーバーシュート)である可能性が高いと見ており、目先の高値もみ合い後はオシレーター系指標の過熱感を払拭させるため、いったん30,000円を割りこむと見ている。
昨日の高値を基準とした38.2%押し・29,800円付近が順当と記したが、本日の動きに見られるように30,300円から上はオーバーシュート分である可能性があるため、下値目途については29,800円から500円を差し引いた29,400円~29,500円が相当と予想している。
日柄については、筆者の想定どおり進むならばRSI(14)の低下を待つため、3月SQまたは3月SQから1週間~10日後付近と予想している。
※21:00追記
2/15のゴールドマンのオプション手口・ショートコール30000-1,605枚は依然買い戻しが観測されておらず、今後の手口を注目している。…仮に日経平均の下落時に買戻しされない場合、SQにて利益を出す戦略も想定される。