2021-02-04

今後の日経平均予想(2/4)

◎相場概況

 日経平均  28341.95 -304.55
 TOPIX     1865.12 -5.97
 出来高     13.4億株 
 売買代金  2.80兆円
  
・RSI (9) 日経平均 44.86
       TOPIX    52.81
・RSI(14) 日経平均 47.76
               TOPIX    52.20

・騰落レシオ   112.47 *


◎先物・オプション手口集計・考察

  データの集計方法の詳細 → こちら
  先物・オプション手口集計(先行更新) → こちら 

・先物手口の集計・考察
 
注目のゴールドマンは-2,579枚の売り越しと、前日の買い越しから一転し、本日の下落を主導したようだ。建玉は1.9万枚の買い越しとなっており、今後、売り買いどちらの姿勢を見もてくるかが注目される。

Cスイスは1.228の買い越しながら、建玉はニュートラルであり短期目線の買いか?


ソシエテは292枚の買い越しと売り買い交錯。ただし、ラージ買い・ミニ売りとなっており、この流れが早期に変わらければ波乱の芽となる可能性がある。

野村は1,951枚売り越し。気になる売り越しである。



・ABNアムロのオプション手口の集計・考察

ショートプットが目立つが、コール29000を売り越しに回っており、弱気のショートプット?




◎日米市場の現況と今後の予想

昨夜のダウ平均は36ドル高・30,723ドル。

やはり、昨日記した1時間足の直近の高値を結んだレジスタンスラインを上抜けておらず、現時点では売りに押されるのではないかと見ている。



高値切り下げ・安値切り下げが続いており、目先30,800ドルを明確に上抜き、31,000ドルを超える動きが出ない限り、下落方向に進む可能性が高いと見ている。


なお、ダウ平均の日足チャートにおいても、昨年9月からの波乱相場に酷似しており、足元の25日線でもたつくと、売り優勢となりやすいことは昨日も記したとおりである。


本日の経平均は-304円安・28,341円と大幅下落となった。

昨日、『高値波乱に警戒』

『チャートに付記した下方のレジスタンスラインで頭を抑えられるのではないか』

『騰落レシオは買われ過ぎ圏の120には至っていないが、ここのところ、80-120の標準値接近での動く傾向があるため値ごろ・日柄ともに警戒が近づいている』と記したとおりの展開となった。



また、『目先は28,400円~28,700円のもみ合い』と記したとおり、昨夜の先物高値28,720円から本日の大引け値28,341円、18:45現在の日経先物28,420円と、レンジ上限から下限までの値動きとなったことも筆者想定のとおりとなった。

ただ、変異スピードが速すぎることに加え、目先、反発があるにしても28,400円を大引けで回復できなかったことから、日経平均は筆者が想定していたもみ合いを待つことなく、次のステージに移る可能性がある。

騰落レシオが本日現在、112.47%と買われ過ぎ圏に近づいていることから、おそらく、目先の反発は小反発にとどまり、再度下に向かう展開になると見ている。

目先の見通しとしては、仮に来週の日経平均が28,100円(本日の終値ベースでの6週線)で下げ止まるならば、いったん28,400円~28,500円までの戻りが生じると思われる。

一方、来週、28,100円を割り込んだ場合、28,000円は通過地点となり、先週の安値27,629円を目指す展開になると見ている。

なお、向こう1~2週間の間に27,629円(27,500円下ヒゲ)に到達した場合、その後、相応の反発は見込めるものの、下値目処の水準は26,000円~26,500円に繰り下がることが予想される。

(向こう1~2週間の間に27,629円に到達しなかった場合は、相応のもみ合いを経ながら下落し、27,000円~27,500円での底打ち完了を予想している)

いずれにしても、底入れ日柄としては、昨年3月中旬のアニバーサリーボトムとなった3/19が意識されると見ている。
 

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