◎相場概況
日経平均 28779.19 +437.24
TOPIX 1890.95 +25.83
出来高 15.3億株
売買代金 3.19兆円
・RSI (9) 日経平均 49.30
TOPIX 58.44
・RSI(14) 日経平均 56.53
TOPIX 60.90
・騰落レシオ 110.29 *
※今後、騰落銘柄数が同数であっても、12/10(水)に120%に達する見込み。
・裁定取引株数
(2営業日前・単位:百万株)
売り452-買い169
◎先物・オプション手口集計・考察
・先物手口の集計・考察
注目のゴールドマンは2,034枚を買い越し、買い建玉を2.1万枚に拡大している。
なお、前日夜間の日経平均が28,500円台のヨコヨコで1,205枚を仕込み、本日日中は830枚の買い越しにとどまっており、本日の上昇での買い越しは限定的。
Cスイスは1,852枚の買い越しながら、ゴールドマンとは対照的に前日夜間では50枚の買い越しにとどまり、本日日中で1,801枚を買い越し、上昇貢献の一社となっている。
ソシエテは-41枚の売り越しと売り買い交錯。売り越し中の先物ミニを買い戻し、TOPIX先物の利益確定で相殺。なお、先物ミニ2月限の売り越しは拡大しており、依然として波乱を狙ってくる可能性もあると見ている。
野村は469枚と小口の買戻し。本日については、上昇の勢いから空売りは封印している。
・ABNアムロのオプション手口の集計・考察
やや売り(利益確定)に傾いている?
◎日米市場の現況と今後の予想
昨夜のダウ平均は332ドルの大幅高となった。
1時間足チャートでは、上値を抑えていた30,700ドルを上抜けたことで一気にブレイクアウトとなり、次の節目となる30,100ドル台に乗せている。
今夜の米雇用統計の反応次第では31,200ドルタッチもあり得る勢いがあるが、仮に上げたとしても、週末及び材料出尽くし感により上値は抑えられると見ている。
ボリンジャーバンドでは、+1σに到達していることに加え、MACDもゼロラインタッチを果たしており、ここは上値が重くなるところとみている。
また、(来週以降となるだろうが)明確な反落を示現したた場合は、+2σ達成が未了に終えた失望感から再度-2σを試す展開になると想定しており、現時点での筆者のメインシナリオとなる。
本日の日経平均は、437円高・28,779円と、すかさず切り返した。終値及び18:20現在の日経先物は28,770円近辺と28,600円を若干上回っているが、筆者想定レンジの28,400円~28.700円に戻った感がある。
おそらく、目先はこの28,400円~28.700円での動きになると見ており、上振れがあっても28,900円近辺と予想しており、29,000円乗せは難しいと見ている。
また、本日、日経平均は直近高値を抜いていないが、TOPIXは直近高値を抜いていることから、一見、強いように思えるが、出遅れに資金が回っているだけであり、日経平均が超えている1991年高値については、TOPIXは依然として大きな(約140ポイント=日経平均1,200円程度高=30,000円か?)の開きがあるためである。
本日の日経平均は、437円高・28,779円と、すかさず切り返した。終値及び18:20現在の日経先物は28,770円近辺と28,600円を若干上回っているが、筆者想定レンジの28,400円~28.700円に戻った感がある。
(日経平均30,000円については、いずれ抜くとは見ているが、現段階で一気に超える距離ではないと見ている)
また、何よりも、日経平均の3万円能勢に向けて、ここから誰が買うのか?(どの主体が上値追いするのか?)という問題がある。
また、日経平均・ボリンジャーバンドでは両端がわずかに開きかけており、どちらかに大きく動き始める予兆を感じる。
足元の価格がダウ平均同様に+1σで抑えられていることから、おそらく下方向に動くのではないかと引き続き警戒している。
昨日記したとおり、ここで上に振って来たということは値幅を伴う急落リスクが高まった可能性をメインシナリオとして捉えている。(高値でのもみ合いが続けば続くほど急落リスクが高まると見ている。値幅については昨日の記事を参照してください)
今夜の米国市場は大きくは動かないと見ているが、今夜の雇用統計と市場動向を受けて、相場見通しを週末に再点検する予定である。
なお、ここから上を買う主体の有無については、週末に時間があれば整理のうえ、記述したいと思っている。
※21:10追記
欧州株高を背景に日経先物も28.870円と強い動きが続いている。仮に、日経平均の先行指標と見ているDAXが直近高値を上抜いて引けた場合(現時点では高値見合い)、月曜の日経平均は1/14高値28,979円を超える可能性が生じる。現段階ではサブシナリオであるが、この場合、日経平均は目先の節目と見ている28,900円を超えて引ける確度が高まり、売り方の踏み上げにより、29,500円~29,800円までの上値を見込む必要が生じる可能性がある。