2021-03-16

今後の日経平均予想(3/16)

本日の相場概況


本日の日経平均は、寄り付きは売り買い交錯によりもたついたものの、その後は昨夜のダウ平均の大幅上昇を好感する形で上昇し、+157円高・29,921円での大引けとなった。


なお、昨日の記事にて "下押しがあっても限定的か" と記したとおり、昨夜の米国時間にて日経先物が一時-160円下落したが、すかさず切り返し、昨日の終値を取り返した。

(下落要因は米国株安であるが、米国株も日本株同様の需給であると見ている)


なお、東証一部の概況は以下のとおり。

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 日経平均  29921.09 +154.12
 TOPIX     1981.50 +12.77
 出来高    14.1億株 
 売買代金  2.90兆円
 
・RSI (9)  日経平均 59.11
        TOPIX    81.60 *

・RSI(14)  日経平均 52.61
         TOPIX    64.97

・騰落レシオ 119.80 *


※日経平均RSI(9)は、明日・明後日に80%~90%、
※ただ、RSI(14)については足元での過熱感は見られないが、来週末には80%~90%に達する見込み。



日米市場の現況と今後の予想


(米国市場)


昨夜のダウ平均は、1.9兆ドルのコロナウイルス救済法案の成立などにより、経済活動正常化への楽観的な見方が強まり、主要3指数ともに堅調な展開となり、ダウ平均・S&P500ともに史上最高値を更新した。

ダウ平均・ボリンジャーバンドは+2σのハンドウォークを継続中であり、週末のメジャーSQが控えていることから、MACDが前回の高値と並ぶ+500付近への上昇とメジャーSQが重なるタイミングであることから、少なくとも週末まではこの流れが維持されると見ている。

ただ、価格的にはダウは33,000ドルの心理的な節目に到達しており、目先は33,000ドルを挟んだ高値もみ合いになるのでは?と見ている。



一方、二番底に向かうのでは?と見ていたナスダック総合指数は、ダウ平均・S&P500の堅調さに連れて基準線まで戻ってきた。

ダウ平均のバンドウォークについては、目先、継続される気配が漂っていることから、ナスダックのSQ値も高値で決まる可能性が出てきており、週末までに+1σ近くまでの回復となる可能性がある。




また、ナスダックの1時間足チャートでは、直近の高値を結んだレジスタンスラインを2日続けて超えていることも、目先の回復継続を示唆しており、3分の2戻しの13,763ポイント付近までの上昇が想定される。



なお、先週段階で週央のFOMCでの波乱を想定していたが、足元の状況では、今晩の米国株が大きく下げない限り波乱の可能性は少なくなったと見ている。

(今晩大きく下げた場合には、需給が崩れて再下落に向かうと思われるが、足元の好需給下では、もみ合いが精一杯と思われ、その可能性は低下した)

ただ、週末のSQ通過後のダウは、いったん下振れとなる可能性を残しており、想定どおり下押しとなった場合、31,400ドル~31,500ドル程度までの下落があり得ると見ている。



(東京市場・日経平均)


経平均については、先物手口とABNアムロのオプション手口から見ていく。

先物・オプション手口集計・考察

  データの集計方法の詳細 → こちら
  先物・オプション手口集計(先行更新) → こちら 



注目のゴールドマンは1,682枚買い越しとなっており、買い建玉も1.5万枚を回復。

Cスイスは558枚の小幅買い越しとなっており、引き続き積極的なポジションの構築とはなっていない。

買い筆頭のソシエテは2,297枚の買い越しと比較的大口の買いを入れており、買い建玉の8万枚維持を図っていると見ている。

野村も1,770枚買い越し。


ABNアムロは、直近で先物を買い越していたこともあり、本日の先物は1,513枚の利益確定売りとなっており、オプションも売り買い交錯の手口となっている。





今後の予想 


本日の日経平均は、冒頭にも記したとおり、昨夜のダウ平均が一時-150ドル近く下落した際に日経平均CFDも連れ安となり、29,586円安値をつけたが、"下押しがあっても限定的か" と記したとおり、すくさま切り返した流れを継続し、日中高値30,032円と、3万円台に乗せた。


また、本日は直近で強かったメガバンクなどのバリュー株が利益確定となり、下押しとなっていたグロース株が買われるセクターローテーションが生じており、相場がもうしばらく続く要件を垣間見せた一日と見ている。

(ただメガバンク株は下押しとなったものの、TOPIX自体は高値更新となっており、押した場面では引き続き買われ、もう一段高がありそうな雰囲気となっている)



日経平均は2/16高値まで、あと800円程度残しており、目先の高値目途は30,250円~30,500円と見ており、30,700円を超えるのは難しいのでは? と見ている。



なお、目先の予想としては、週末の米メジャーSQまでは高いと見ている。

(基本的には、足元の高値は2月下旬から3月初旬にかけての29,300円~29.900円レンジへのカウントバックが生じていると見ている)

※カウントは3/12予想を再掲したが、少し上振れの可能性あり


その後、来週の週明けに米国株がSQの反動安があれば、日経平均は29,300円~29,500円程度の安値後に切り返し、再度、30,000円乗せを果たすと見ているが、そこからの上値は重く、最良で上述の30,250円~30,500円が上値目途になるのではないか? と見ており、3月期末の配当権利取り日付近が二番天井になると予想している。

(冒頭の相場概況にてRSI(14)のピーク予想を記したが、同時期に騰落レシオも120~130%まで上昇すると予想しており、オシレーター系指標の過熱感から相場は出尽くしになると見ている)

なお、可能性は少ないと見ているが、来週、想定どおり日経平均が下押しとなるも29,300円処で下げ止まることができず29,200円を割り込んだ場合には、その時点で調整入りの可能性が高くなると見ている。

※21:45追記
中期的な下値目途については、かねてから25,000円~26,000円と記しているが、新型コロナウィルスに関しては、そろそろ「治療薬」の治験結果が出てくることが想定されることに加え、米国からは集団免疫の獲得の観測も伝えられていることから、意外に28,000円近辺での日柄調整となることも想定の一つと見ておくのが良いのでは、…とも見ている。

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