2021-03-18

今後の日経平均予想(3/18)

本日の相場概況


本日の日経平均は、注目の米FOMCが波乱なく通過したことから買い優勢となり、寄り付きで30,000円大台を超えたことから売り方の買い戻しが一気に入り、一時550円を超える上昇となり、30,500円近くまで上昇した。


ただ、昼休み中に、日銀が長期金利変動幅を上下0.2%から上下0.25%程度へ拡大することが伝わったことから-450円近く急落したものの、その後は落ち着きを取り戻し302円高・30,216円での大引けとなった。

タイミングとしてはもう少し後を想定していたが、昨日筆者が記した「心理的な節目となる30,000円を超えた場合は30,250円チャレンジ」の想定が的中した形となった


なお、東証一部の概況は以下のとおり。

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 日経平均  30216.75 +302.42
 TOPIX     2008.51 +24.48
 出来高    15.9億株 
 売買代金  3.35兆円 
  
・RSI (9)  日経平均 92.05 *
        TOPIX    97.79 *

RSI(14)  日経平均 68.38
         TOPIX    85.29 *

・騰落レシオ 121.96 *

※TOPIX・日経平均ともにRSI(9)は90%超。
※RSI(14)についてはTOPIXが80%超となったが、日経平均については68%にとどまる。(ただ、来週末には80%~90%に達する見込み)



日米市場の現況と今後の予想


(米国市場)


昨夜のダウ平均は、注目のFOMCがパウエルFRB議長が「量的緩和縮小についてはインフレ率が2%を十分に上回った状態が続くことが必要だ」と発言しことを好感し、+189ドル高・33,015ドルと上昇して引けた。

ただ、上昇率は0.58%、と通常の上げ幅にとどまり、価格的にも33,000ドルの心理的節目を超えてくるものではなく、パウエル議長証言も市場にとっては想定内であり、発言を待っての上昇と見ている。

また、ダウ平均のボリンジャーバンドは昨日下回った+1σを再度上回ってきているが、昨日筆者が記した+2σのもみ合いの範囲内である。




なお、MACDには一段の上昇余地が残っているため、価格がボリンジャーバンド+1σと2σの中間辺りまで下げてくれば、短期反発となる可能性があると見ている。


一方、ボリンジャーバンド-2σからの戻りを試しているナスダック総合指数については、基準線に頭を抑えられ、2日連続で上ヒゲローソク足となり、利益確定売りに押されている。

しかしながら、MACDはプラス圏入りしていることから、目先、もう少し利益確定売りをこなしてくれば、チャートに付記した+1σ付近までの回復が見込めると見ている。



ナスダック60分足においても、短期トレンドは上向きを維持しており、MACDも+150付近までは上昇余地が残っていることを踏まえれば、直近下落の3分の2戻し・13,756ポイント付近までは戻る可能性があると見ている。




米国主要3指数については、目先もみ合いまたは小幅続伸と見ており、目先、ダウ平均の上値目処は来週33,200ドル~33,300ドルと予想している。



(東京市場・日経平均)


経平均については、先物手口とABNアムロのオプション手口から見ていく。

先物・オプション手口集計・考察

  データの集計方法の詳細 → こちら
  先物・オプション手口集計(先行更新) → こちら 



注目のゴールドマンは-30枚売り越しと、ほぼ変わらずとなっており、本日の大幅高には追随していない模様。(ゴールドマンのオプションについては30,250円から上のコールをいくつかショートしている)

Cスイスは1,019枚の買い越しとなっているが、買い建玉自体は少なく、相場追従型の手口と見ている。

また、買い筆頭のソシエテも409枚の小幅買い越しとなっており、様子見姿勢となっている。

なお、昨日に続き野村が4,465枚の大口買い越しとなっており、本日の上昇の主因と見られ、近くどこかでドテンがあると起きると思われる。


ABNアムロは、先物売り越しながら、オプションは30,625円~30,875円を買い越しているが、建玉としては125円刻みの両建てであり、小まめな値幅取りを考えているのではないか?





今後の予想 

冒頭に記したとおり、昨日筆者が記した「心理的な節目となる30,000円を超えた場合は30,250円チャレンジ」が的中した一日となった。

ただ、日経平均ボリンジャーバンドでは、+1σに上値を抑えられており、MACDも直近低下の倍返しを果たしており、目先は、再度30,250円チャレンジ、または小安い展開(もみ合い)が想定される。



ただ、本日の上記・日銀報道によりメガバンク株の高騰によりTOPIXがしっかりとした陽線で引けていることから、一休みした後は再度、上値を取りに来る可能性があると見ている。



なお、日経平均60分足チャートでは、本日、3分の2戻しを達成した後の利益確定売りにてしっかりと需給が整えられており、本日空けた窓下限が位置する29,850円~29,950円付近で底堅く推移するようだと、再度、30,714円高値に向かうことも考えられる。




現時点での筆者予想では、昨日も記したRSIや騰落レシオが来週末~再来週初めにかけて買われ過ぎ圏に達すると見ており、野村を通して発注している足元の買戻しも、このあたりを見越して売り直しにくるのではないかと推測している。

(この推測が正しいとするなら、昨日・本日の野村の計9,000枚超の買い手口からは、さらに上方の価格を狙っていると思われる)

ただ、目先的には米国市場のメジャーSQ通過後の反対売買(売り越し)を経て、足元で様子見となっているゴールドマンやソシエテなどの追随買いが出てくるかどうかが焦点と見ている。

筆者のメインシナリオとしては、来週前半に下押し、来週半から30,500円~30,700円に向けて上昇するも配当権利落ちをきっかけに、オシレーター系指標の買われ過ぎも手伝って4月中旬までもたつく展開を想定している。

ただ、一方で、3月末・配当権利落ちを即日埋めるような強い動きとなった場合には日経平均31,000円~32,000円に向かう可能性が生じてくると見ている。

ゴールドマンや買い筆頭のソシエテの手口に加え、野村がいつ先物売りに転じてくるが判定基準になると予想している。

※21:20追記
本日、投資主体別売買動向の公表があった。昨日、調整は意外に浅押しで済む可能性があると記したが、これは年金基金(GPIF)の利益確定売りが順調に進展していることが理由の一つとして挙げられる。

3月第2週の年金売り(信託銀行売り)は2,721億円と前週の60%程度であったが、今年に入ってからの一週当たりの平均売り越し額1,800億円を超えており(通算では約1.8兆円)、かなり順調と見ている。

足元の筆者推計の国内株比率は12月末現在の25.28%に対し、約24.3%と1%程度運用比率を落とすことに成功していると見ている。しかも、TOPIXは200ポイント程度高所にあり、キャッシュポジションを高めつつ、同時に買い付け余力を創出することに成功しているからである。 (信託銀に占める年金マネーが約8割とすると、進捗率はやや落ちるが、今後株価が調整となる分を考慮すれば進捗率は早まる)

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