2021-03-23

今後の日経平均予想(3/23)

本日の相場概況


本日の日経平均は、昨夜のダウ平均の反発を受けて一時300円を超える上昇となったが、買い戻し一巡から軟化し、-178円安・28,995円で引けた。

本日の上昇はNTショート(日経225売り・TOPIX買い)の利益確定による反対売買と見ている。(詳細後述)


なお、東証一部の概況は以下のとおり。

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 日経平均 28995.92 -178.23
 TOPIX    1971.48 -18.70
 出来高    13.7億株
 売買代金 2.89兆円 

  
・RSI (9)  日経平均 49.16
        TOPIX    69.42*

・RSI(14)  日経平均 42.02
       TOPIX    67.32 *

・騰落レシオ 117.26 *


日米市場の現況と今後の予想


(米国市場)


昨夜の米国市場は、長期金利の低下を受けて、ここのところ売り込まれていたハイテク・グロース株が上昇し、ナスダック総合指数が強含んだことから、寄り付きは弱含みで始まったダウ平均も連れ高となった。

ダウ平均もボリンジャーバンド+1σにサポートされる好位置にあったことから、反発することができた。

目先は、前日の陰線始点を超えることができるかどうかが焦点になると見ているが、MACDは引き続き下落トレンドであることから上値の重い動きが想定される。



ナスダック総合指数については、2月中旬からの大幅下落に対する自律反発が継続していると見ている。

昨夜はボリンジャーバンド・基準線に頭を抑えられたが、MACDがゼロラインで反発していることから、伸びしろとしては基準線と+1σの中間あたりの13,600ポイントまでは残していると思われる。

目先は、MACDが直近の高値を超えることができるかが焦点になると見ているが、バンドの全体は下向きに変化しており、反発は長続きしにくいと予想している。





(東京市場・日経平均)


経平均については、先物手口とABNアムロのオプション手口から見ていく。

先物・オプション手口集計・考察

  データの集計方法の詳細 → こちら
  先物・オプション手口集計(先行更新) → こちら 


注目のゴールドマンは-1,048枚売り越しと、引き続き利益確定売りを継続しており、買い建玉のピークは2/18・29,023枚から本日の12,558枚と大きく後退している。

Cスイスは-44枚売り越しと様子見姿勢の継続となっている。

また、買い筆頭のソシエテも824枚買い越しと腰の入った買いとはなっておらず、内訳も日経平均の売りが大きい。

また、期近の先物ミニを売り越しており、4月SQは安いと見ている可能性がある。


なお、野村の手口が少ないのは不気味ではある。



ABNアムロは、先物売り越し(昨日の買いに対する売りの値幅取り?)、オプションはやや買い優勢ながらコールの買いは入っておらず、積極的に上値を追う感じではない?




今後の予想 


筆者想定では、本日は弱い動きとなるか、または安値もみ合いと見ていたが、昨夜のナイトセッションでの下押しが押し目となって、利が乗ったNTショート(日経225売り・TOPIX買い)の利益確定の反対売買(日経225買い・TOPIX売り)が優勢となり、本日の日本時間では一時300円を超える上昇となった。

ただ、寄り付き後の買い戻し一巡からは急速に値を消し、終値は-178円安・28,995円と29,000円割れとなり、昨夜からの反発は2営業日で日経平均1,000円を超える大幅下落となっていたことの買戻しであったことを印象付けた。


日経平均ボリンジャーバンドでは、基準線への復帰ならず、下値は-1σで下げ止まったものの、安値を切り下げる形状となり、目先は、やはり弱く推移するのではないか?

ただ、米ナスダックが強い動きを見せていることから、大きくは下がりずらいと見ている。


なお、NTショートを勢いづかせる元凶となった9983ファーストリテについては、本日も陰線で引けており、引き続き売り需要が高いと見られることから、下値模索が続くと見ている。


ただ、MACDが短期的には売られすぎの位置まで低下していることから、ここからの一段・二段安では自律反発に向かう可能性があると見ている。

下値目処としては、本日の終値から3,000円程度下落した83,300円~83,500円ではいったん下げ止まり、自律反発に向かうと予想している。

ファーストリテの日経平均寄与度や他の銘柄への波及を考慮すれば、日経平均は本日の終値から500円~600円安が見込まれる。

したがって、目先の日経平均の安値は28,300円台~28,500円近辺と予想している。

なお、日柄については、昨夜から本日にかけて自律反発による巻き戻しを挟んだことから、これまでの予想から2日~3日後ずれし、目先はもみ合い、その後、今週末から来週前半にかけて下値を試す展開を想定している。

また、下値到達からの自律反発についても、本日、買戻しが先行して入った分、リバウンドも弱まる可能性があると見ている。

※20:50追記
2~3日前から5月総選挙の観測が流れている。この手の観測は安倍首相の頃から浮かんでは消えている話題であるため、実現性についてはわからない。

だが、想定されている秋の総選挙は出尽くし感があることに加え、何としても短命政権の汚名を避けたい菅首相にとっては、河野首相待望論の芽を摘むために早期解散・総選挙に出ることも考えられる。

その場合、4月中旬に日経平均は政局の不透明感を嫌気して大きく売られる可能性がある。…もちろん、公示日から投開票日までの間に上昇するだろうことは言うまでもない。

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