2021-04-02

今後の日経平均予想(4/2)

本日の相場概況


昨日・一昨日と「次の3回目のチャレンジで日経平均は29,600円をブレイクする」「29,600円ブレイク後、3万円までは速い」と記した。

本日の日経平均は、筆者予想のとおり、3回目のチャレンジで29,600円をブレイクし、終値も555円高と大きく跳ね上がり、3万円に対しては指呼の位置まで上昇した。



東証一部の概況は以下のとおり。


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 日経平均  29854.00 +465.13
 TOPIX      1971.62 +13.98
 出来高      10.0億株 
 売買代金  2.24兆円 

  
・RSI (9) 日経平均 62.47
             TOPIX    44.94  

・RSI(14) 日経平均 51.03
           TOPIX    50.58

・騰落レシオ   131.78





日米市場の現況と今後の予想


(米国市場)


昨夜のダウ平均は、序盤は売りに押される場面もあったが、ナスダック総合指数に今夜の休場前を前にした買い戻しが入ったことから持ち直し、171ドル高(0.52%高)で取引を終えた。

引き続きボリンジャーバンド+1σの攻防が続いているが、S&P500は1.18%と大幅上昇していることから、ダウの+2σ接近も近いと見ている。


ナスダック総合指数については、上述のとおり休場前の買い戻しに加えて、値頃感からの買いも入っていると見ており、1.17%の大幅高となった。



ただ、ローソク足が短いコマとなっていることから、値幅ほどの強さは感じられず、利喰い売りをこなしながらの上値試しになると見ている。

なお、ナスダック総合指数は13,600ポイントを超えることができれば騰勢が強まると予想しており、今夜の米雇用統計の結果が焦点と見ているが、S&P500が高値更新となっているなど、底上げムードが高まっており、13,600ポイント超えには、そう時間はかからないと見ている。




(東京市場・日経平均)


先物・オプション手口集計・考察

  データの集計方法の詳細 → こちら
  先物・オプション手口集計(先行更新) → こちら 



注目のゴールドマンは前日夜間では小口売り越しも、本日日中で買い越し、前日では小幅買い越しにとどまっている。(四月限「-0」は「0.2」の四捨五入表記)


Cスイスは、ここのところ様子見姿勢となっていたが、本日は1,000枚近くの買い戻しとなっている。

また、買い筆頭のソシエテは約3,000の意のや大口利益確定となっており、連日の大口売り越しとなる。

なお、四月限ミニを約2,000枚売り越しており、来週、買いが戻ってくるかどうかが注目される。

野村は売り買い交錯。





ABNアムロは、引き続き先物売り越しも、オプションはコールショート29,875・30,000をロングに転換しており、連日記しているとおり、筆者想定どおりの手口となっている。





今後の予想 


冒頭に記したとおり、本日の日経平均は3回目のチャレンジで29,600円をブレイクし、終値も465円高と大きく跳ね上がり、3万まであと一息の位置まで来ているなど、筆者予想どおりの展開となっている。

注目される25日線の傾きは、昨日比で35円上昇し、とりあえず本日のところは微陽転となった。

月曜以降、少なくとも現状維持が続けば上向き基調に戻ることができる。

目先のレンジはチャートに付記した価格を想定している。




TOPIXについては、昨日記したとおり、5日線・25日線がパラレルにせり上がる形状となった。

この形状では、25日線にタッチせずとも、直近で切り上がる下値サポートライン到達での反転も期待でき、約10ポイント~15ポイント下方が目先のレンジ下限と見ている。



なお、ここのところ冴えない展開が続いていた9943・ファーストリテは、本日、2,510円上昇し、日経平均を約90円けん引した。




日足チャートでは、25日線が75日線を下抜くデッドクロスが近づいているものの、本日は直近開けた窓に入り込んでおり、デッドクロスが回避されるか、仮にデッドクロスとなっても一時的な陰転に終わる可能性が生じてきたと見ている。

やはり、日経平均を牽引する銘柄であり、出遅れが目立っていることから、MACDがゼロラインから上のプラス圏入りした場合の強さは、他銘柄の比ではないと予想している。

来週の日経平均については、本日の米欧市場が休場であることから、週明けは本日の大幅高の反動からやや下押す場面があるかもしれないが、来週のダウを含めて大きく崩れる局面ではないと見ており、3万円定着の可能性が高いと見ている。

なお、3万円前半は多少もたつく可能性があるとみているが、来週末~再来週前半にも想定される30,200円を超えたあたりからの上昇力は強いと予想しており、値幅で上げていくというより連騰で上げ、目先は(既出予想値である)31,100円台を目指すと見ている。

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