2021-04-30

GW及びGW明けの日経平均予想(4/30)


本日の相場概況


本日の日経平均は、昨晩のダウ平均が239ドルの大幅高となったものの、GW休場を前に買いの手は入らず、-241円安と力なく大引けを迎えた。

ただ、GW前のレンジ下限への接近は予想していたことではあるが、ダウの上昇に対して、ここまで逆行安となる背景には、現在想定していないシナリオが隠されている可能性があり、警戒が必要かもしれない。(詳細後述)


東証一部の概況は以下のとおり。

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 日経平均  28812.63 -241.34
 TOPIX     1898.24 -10.82
 出来高     13.5億株 
 売買代金   3.11兆円 

  
・RSI (9) 日経平均 33.06
           TOPIX    28.93  

・RSI(14) 日経平均 35.09
          TOPIX    31.40

・騰落レシオ   82.96

※ オシレーター系指標は売られ過ぎ圏に近づいている



日米市場の現況と今後の予想

(米国市場)

昨夜のダウ平均は、1-3月期GDP速報値が市場予想を上回ったことや、アップル、フェイスブックの好決算を背景に239ドル高・34,060ドルの大幅高となった。

昨日の記事にて「目先は33,900ドル~34,000ドルの狭い範囲でのもみ合いと記したが、上限34,000ドルを僅かに超えており、S&P500が連日でザラバ最高値を更新していることから、ダウ平均についても34,256ドルのザラバ最高値更新が射程に入った感がある。



また、ナスダック総合指数についても、寄り付きの高値後に反落し、陰線引けとなったものの、ザラバ高値を更新しており、あとはダウ平均が200ドル上昇すれば、米主要3指数が揃って史上最高値の更新となる。



この、米主要3指数が揃って史上最高値が東京市場のGW休場中に達成される可能性がある点が警戒点となる可能性があり、詳細は次項の日経平均予想に記していく。




(東京市場・日経平均)


経平均については、先物手口とABNアムロのオプション手口から見ていく。

先物・オプション手口集計・考察

  データの集計方法の詳細 → こちら
  先物・オプション手口集計(先行更新) → こちら 



注目のゴールドマンは-2,097枚の売りと連日の売り越しにより、建玉残5,500枚余となった。

Cスイスは差し引き38枚買い越しと売り買い交錯となっており、様子見姿勢を継続している。

買い筆頭のソシエテは、1,513枚買い越しとなっているが、引き続きラージ買い・ミニ売りを進めており波乱の種として意識せざるを得ない。


なお、野村は-3,138枚と大口売り越しとなっている。


今後の予想 


冒頭に記したように、本日の日経平均は、昨夜のダウ平均の大幅上昇にもかかわらず売りに押され、-241円安と力なく大引けを迎えた。

ただ、GW前のリスク回避の売りが高まり、レンジ下限へのある程度の接近は予想していたことではあるが、ダウの上昇に対して、ここまで逆行安となる背景には東京五輪が強硬開催に向けて走っていることや、ワクチン接種が進まず、さらなる消費減退に向かうのではないかとの懸念など、日本が置かれた状況の厳しさがあると思われる。

日経平均日足チャートは、5日線・25日線・75日線の主要移動平均線を下回っている。

ただ、足元では、25日線・75日線が横ばいまたはやや上向きである点から。目先、同移動平均線への価格吸引力が働くものの、やはり直近高値を結ぶレジスタンスラインの存在感が増している




また、60分足チャートにおいても、昨夜の欧州時間に200MAを横ばいに変化させる機会が生じたものの、それが果たせず価格が急落となり、5MA・25MA・75MAが揃って下を向き始めており、この先、上値の重さを実感させることにつながるのではないか?と見られる。



また、240分足においても、200MAと75MAの中期線が下向き度合いを強めているとともに、両線の乖離が進んでおり、75MAが位置する29,200円付近の売り圧力が高まっている。


東京市場のGW休場前日の4/30(金)については、レンジ下限28,800円に接近する可能性があるとの予想は、筆者のメインシナリオと位置付けており、まさに、本日、メインシナリオどおりに下げた訳であるが、その背景には想定外の事項がある。

これまでの想定は、GW期間中は米国も上値重く、GW明けに上を目指し、翌週に反落というシナリオであり日経平均の弱含みは、米国市場の上値の重さと同時に起きると見ていた。

しかし、昨晩の米主要3指数の強含みに反して、本日、日経平均が大きく値下がりしたことは、相場の意思としてGW明けは、(世界の主要株式市場の)弱含みを示唆したものと思えなくもない。

そして、最も懸念することは、ダウ平均(S&P500)・ナスダック総合指数については、ここからの上値余地が限られていると見ていることだ。

かねて記してきたとおり、ダウ平均については、34,300ドル(オーバーシュートでは34,400ドル~34,500ドル)が目先の高値になるのではないか、またナスダック総合指数については、最高値更新が反落のトリガーになるのではないか?と想定していることである。

仮に、GW の間に米国市場がこれら高値に到達した場合、GW明けは反落スタートとなることが想定され、日経平均は上昇の機会をGW休場に奪われたまま、続落する可能性が生じている。

また、GW期間中に米国株が最高値更新がなくとも、反落気味に推移した場合は、本日の終値にて、日足チャートの主要移動平均線の下方に位置している日経平均指数はGW明けも冴えない展開が続く可能性がある。

(また、本日、米国株高に反応できなかったことから売り圧力が強く、GW明けのタイミングで、SQ週を待たず、ここのところ続いていた朝の売り仕掛けが放たれる危惧も感じる)

現段階では、弱気に過ぎた見方かもしれないが、まずはGW中の米国市場と日経平均CFD・CMEの動向を注視する局面と見ている。

なお、目先、下押し圧力が継続した場合、騰落レシオやRSIが売られすぎ水準に近づいていることから、想定していたセル・イン・メイの可能性は遠ざかり、5月SQ明け付近からは、一転して自律反発ながら戻りを試す局面に入ると見ている。

※21:00追記
目先、ダウ平均は下げたとしても25日線・33,650ドル~33,700ドル付近では反発に向かうと見ており、足元の時間帯のダウ先物・33,900ドルから約200ドル~250ドル下方となり、日経平均の目先の下値目途は28,600円~28,700円と見ている。

ただ、米国株の足元の強さからGW中に下げてくるかどうか? むしろ、日経平均が (東京時間に) 相対的に弱く推移すると見るのが相応か?

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