2021-05-12

今後の日経平均予想(5/12)

本日の相場概況


本日の日経平均は、朝方は先物ナイトセッションでの反発の勢いが継続し、一時28,840円(前日終値比230円高)まで上昇したものの、戻り待ちの売りにより上げ幅を縮め、焦点と見ていた26週線・28,400円割れをきっかけに、日経平均は-600円を超えて値下がりし、27,898円安値となった。


ただ、その後は押し目買いムードが高まり、安値から300円を超える反発となる値荒い展開となった。

日経平均終値は-461円安・28,147円。



東証一部の概況は以下のとおり。


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日経平均  28147.51 -461.08
TOPIX    1877.95 -27.97
出来高    15.2億株 
売買代金  3.40兆円 
  
・RSI (9) 日経平均 33.34
           TOPIX    38.60  
・RSI(14) 日経平均 33.47
          TOPIX    35.03

・騰落レシオ   85.10


※RSI・騰落レシオともに反転ポイントが近づいている?


日米市場の現況と今後の予想


(米国市場)


昨夜のダウ平均は、東京市場の暴落がアジア・欧州市場の大幅安につながった流れを受けて-473ドルの大幅安となった。

そのため、ボリンジャーバンドでは下げ止まりが期待されていた+1σを突き抜け、基準線(25日線)近くまでの下落となった。

ただ、昨日のローソク足は陰線ながら長めの下ヒゲとなっており、基準線が一定のサポートとなったことがうかがわれる。



一時600ドルを超える暴落級の大幅安となったことから、急激な下落に対する警戒感からの下げ止まりとも思えるが、下図のとおり、直近のもみ合いレンジで下げ止まっており、25日線ともに下げ止まるべきところで下げ止まったように見える。



ダウ平均の昨夜の下落しても、日経平均同様に、目先の下値目処まで一気に下げており、下落のキツさから、目先は需給調整による方向感のないもみ合いが続く可能性があるが、一方で急反発となる可能性もあると見ている。

仮に、引き続き軟調な展開が続いたとしても、上図のもみ合いレンジ33,700ドル~34,250ドルに収まっている限りは、日柄調整一巡からの上昇転換に結びつく可能性があると見ている。


また、ナスダック総合指数についても、昨夜の大幅下落よって値幅面ではよいところまで調整した感がある。

また、昨夜は直近下値を結ぶサポートラインを下抜けたものの、再度、直近の上昇トレンド内に戻る陽線引けとなっていることから、ダウ同様に目先、急反発の可能性があり、一方で調整継続となっても日柄調整をこなすことによって、再度、上値を試す展開に入る可能性があると見ている。






(東京市場・日経平均)


経平均については、先物手口とABNアムロのオプション手口から見ていく。 

先物・オプション手口集計・考察

  データの集計方法の詳細 → こちら
  先物・オプション手口集計(先行更新) → こちら 


注目のゴールドマンは差し引き205枚買い越しと、ほぼニュートラルな手口ながら、本日の大幅下落に対して、売り越しではなく、買い越しとなった点が注目される。

Cスイスは1,111枚の買い越しと、直近の売りに対して利益確定の買い戻しを入れてきている。

買い筆頭のソシエテは-1,702枚の売り越しと、引き続きまとまったボリュームでの利益確定売りとなっており、日経平均がプラス引けとなった際の手口が注目される。

野村は5,191枚の大口買い越し(利益確定)となっており、おそらく本日後場の急反発を主導したと見られる。


ABNアムロは、先物大幅売り越し、オプションは売り買い交錯ながら、下優位か?




今後の予想 


冒頭に記したとおり、本日の日経平均は、朝方は先物ナイトセッションでの反発の勢いから一時28,840円(前日終値比230円高)まで上昇したものの、戻り待ちの売りにより上げ幅を縮めた。

なお、後場に焦点と見ていた26週線・28,429円を一時割り込んだことから、売り優勢となり、昨日追記したとおり28,000円示現となった。

ただ、28,000円割れではオーバーシュートが意識され、14:00付近から買い戻しが優勢となり、安値から一時300円を超える反発となり、28,147円での大引けとなった。

なお、後場の売りについては、時間帯から推測して追い証逃れの投げ売りと見られ、売り一巡となる可能性があると見ている。


日足・60分足・240分足チャートから、今後の相場見通しを考察する。

まず、方向感を確かめる意味で、日足チャートを見ると、本日、直近安値を結ぶサポートライン・タッチでの下ヒゲとなっている。

25日線・75日線が重なり下げかけているが、75日線が上向きを維持していることと、25日線乖離度が直近の反発目途の-4%に達していることから、(決算発表での好業績が伝えられる中)、暴落開始の見方もあるが、いったんの反発となると見るのが妥当と思われる。




また、現在の状況と目先の見通しについては、日経平均CFD60分足チャートに見るとおり、本日朝の反発については、60分・25MAに頭を抑えられての下落(需給要因からの下落)となったことがわかる。



昨日、想定していたテクニカルリバウンドが不発に終わったことから、足元は60分足ベースの調整(下落)に発展しており、25MAの傾斜が強いことから、下落トレンドから抜け出すためには相応の時間をかけたもみ合いが必要と思われる。

ただ、昨日、追記した価格とMACDの間に生じたダイバージェンスは本日の下落によって消失したものの、時間軸を広く見れば依然として継続中である。

(価格とMACDが逆方向に動くダイバージェンスの発生では、MACDがその後の相場の方向性を示唆しているケースが多い)

なお、MACDが直近の上昇の半値押し水準での陽転の兆しがあり、このままMACDが上昇に向かうことができればスピード調整完了となる。

また、仮に、再度下降に転じた場合でも、(目安として)MACDが本日の安値水準を下回らない限りは、MACDは上昇中と見ることができ、価格は反転に向かう可能性が高いと思われる。



なお、240分足チャートでは、200MAが横ばい、25MAが下降に転じ75MAを下抜きかけている。



ただ、75MAは下降から上昇に転じ再度下降に向かう「もみ合い」状態にあり、25MAも比較的長い時間にわたって「もみ合い」となっていることから、25MAと75MAの明確なデッドクロスは示現せず、絡み合いながら方向感をさぐる展開になるのではないか?と見ている。

25MAと75MAが筆者想定のとおり推移するとなれば、価格は移動平均線との乖離を埋めるための修正高が入り、60分足・25MAの28,450円付近を上抜くことができれば、240分足ベースでの反発入りとなり、240分25MA・75MAの29,000円付近、ここを上抜くことができれば200MA・29,300円付近まで戻りを試す可能性があると見ている。

(29,300円からの下落が240分1本の急落となっており、急落は急騰で返る株価習性からも同様の想定ができる)

なお、RSIや騰落レシオなど、オシレーター系指標が売られすぎ圏に近づいている。

現段階では、依然として売られすぎ圏としては甘く、一段・二段の下落の可能性があるが、値幅面ではリバウンド水準に達していると思われる点やSQの思惑を考慮した場合、SQ明けで需給が変わる可能性があると見ている。(ただ、SQが「幻のSQ」などの高値となった場合は行き過ぎからの下落リスクが生じる)

また、先物の売り筋は安くなればなるほど利益が増すが、オプション筋は必ずしも安くなれば良いわけではなく、想定価格水準に合致することが重要であり、足元の下げ幅はややオーバーペースと思われることから、(ここからの下押しについては)、本日の野村の手口に見られたように、明日のSQ最終取引日では買戻しの動きが入るのではないかと予想している。

※20:00追記
先物空売り勢としても、ここからさらに売り増すよりも利確優先で買い戻し、いったん持ち上げてから再度売りチャンスを狙う頃合いと見ている。

※22:35追記
序盤の米国市場は、ナスダックに戻り待ちの売りが多い印象。本日、陽線引けなど強さを見せないと、二番底模索の動きが必至となり、ダウ平均の足を引っ張り、仮に明日、日経平均がしっかりとなっても目先の反発にとどまる可能性がある。 その場合、日経平均はSQ反転ではなく、最短で来週央に想定されるRSI(9)・10%台まで待つ必要があると感じる。

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