2021-05-13

今後の日経平均予想(5/13)

本日の相場概況


本日の日経平均は、ダウ平均が-681ドルの大幅安となった流れを受けて大幅ギャップダウンで始まった。(詳細後述)


その後も売りは止まず、昼に日銀ETF買いを期待しての買いが入ったものの、日銀が買っていないことがわかるとジリ安となり、引け近くは処分売りにより下げが加速した。

日経平均終値は-699円安・27,448円。


東証一部の概況は以下のとおり。

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  日経平均  27448.01 -699.50
  TOPIX   1849.04 -28.91
  出来高   14.0億株 
  売買代金   3.05兆円 
  
・RSI (9) 日経平均 23.89
           TOPIX    31.64
・RSI(14) 日経平均 29.06 
          TOPIX    32.17 

・騰落レシオ   78.86



※本日、騰落レシオが80%割れとなっている。RSIの低下がやや物足りないが、オシレーター系指標からは、いつ反転してもおかしくない状態となっている。




日米市場の現況と今後の予想


(米国市場)


昨夜のダウ平均は、昨夜発表の米CPI(消費者物価指数)が予想を上回る強い結果となったことから、米10年債金利が高騰し、インフレ懸念の強まりにより-681ドルの大幅安となり、34,000ドルの大台を割り込む33,587ドルで引けた。

昨夜の終値は、昨日記した直近の「もみ合いレンジ33,700ドル~34,250ドル」を明確に下回っており、同レンジ内に早期に復帰し、レンジを維持できない場合には、さらなる下落懸念が生じる。


ただ、直近の下落値幅の大きさや、先んじて下げているナスダック総合指数のRSIが売られすぎ圏に達しており、テクニカルリバウンドが予想されることから、ダウについても、目先は、ナスダックに連れての反発が予想されるが、上述したように同レンジ内にとどまることができるかが、今後の焦点となる。

なお、上下の節目価格については、チャートに付記した価格帯を想定している。


ナスダック総合指数はサポートと見ていた安値を結ぶラインを割り込み、直近安値と同位置まで下押しており、昨日の安値を割り込んだ場合、もう一段安となる12,600ポイント付近が想定される。

ただ、ナスダックはダウに先んじて下げており、昨日の終値にて筆者集計のRSI(9)が14.26%、RSI(14)が13.45%と売られすぎ圏に達していることから、こからの下落については限定的で、テクニカルリバウンドに入る可能性が高いと予想している。


上下目処については、チャートに付記した価格帯を想定している。

なお、今夜のダウ平均については、(本日、18:00現在ではダウ先物が-280ドル安で推移しているものの) 現物取引では買い戻しが入り、(悪くとも)やや売り優勢となるが-100ドル安程度に収まるのではないかと見ている。 (良ければ50ドル~100ドル高?)




(東京市場・日経平均)


経平均については、先物手口とABNアムロのオプション手口から見ていく。 

先物・オプション手口集計・考察

  データの集計方法の詳細 → こちら
  先物・オプション手口集計(先行更新) → こちら 


注目のゴールドマンは-4,488枚の大口売り越しとなっており、引き続き買い建玉の縮小に動いている。

なお、詳細は後述するが、投資家にも迷い(躊躇)が見られる。

Cスイスは-615枚の小幅売り越しにとどまっており、明日のSQに向けて様子見姿勢ととなっている。なお、建玉については売り越しながら-5,800枚程度と中立と見られる。

買い筆頭のソシエテは差し引き-208枚の売り越しと、本日については中立姿勢となっている。なお、取引総枚数は売り買いともに5.8万枚と売り買いに忙しい。



なお、引き続き先物ミニ売りを繰り出しているが、ここまで来ると、あとはいつ買い戻しに動くのか?という水準と見ている。



野村は-2,277枚売り越しと相場追従の売りにとどまっている。


ABNアムロは、先物大幅買い越し、オプションはプット27500買いの両建てとなっている。





今後の予想 


下図は、5/9今週の日曜)にアップした日経平均の中期予想チャートである。

正直、途中でリバウンドを挟みながらと想定していたため、日々予想では触れなかったが、ほぼ完璧に今回の下落と下値目処を予測している。



本日、28,400円を割れた場合の第一下値目処と予想していた27,598円を示現した。

ここからの展開としては2通りを想定している。

27,500円付近を下値としてテクニカルリバウンドに入るケースと、他方は続落となり26,900円付近を示現するケースである。

(米国市場動向によっては、1/6の窓埋め27,196円での下げ止まりもあり得る)


なお、日曜アップした中期予想チャートでは27,500円付近からリバウンドとなった場合、28,400円付近での日柄調整に入る想定のみであるが、厳密にはリバウンド後に再度売られる可能性が考えられる。(もちろん、再度売られることなく、上伸するケースも想定される)

なお、リバウンド後に売られるケースの高値目処は28,000円~28,300円となり、かなり速い展開になると見ている。

現時点では、リバウンド・ケースとなるか、続落ケースとなるかの予想は難しいながら、仮に明日のSQ後に本日の日経先物の引け値27,500円処を維持しているのであれば、いったんリバウンドするケースが濃厚となる。


なお、先物手口考察にて「投資家にも迷い(躊躇)が見られる」と記したのは、ここのところ下図のような自己クロス取引が多く見られるからである。


おそらく、両建てにより双方向のリスク回避を行い、当夜の米国市場動向に合わせてポジションを傾ける(売り買いどちらかを外す)というものと思われる。

したがって、動いた方向により動きやすくなるため、寄り付き後の値幅が増幅されるのだと見られる。 

話が横道に逸れたが、続落ケースとなった場合の底入れ日柄については、騰落レシオ・RSIの状況が示唆すると見ていたが、本日、前場は持ちこたえていたTOPIX銘柄が後場に売られたため、想定よりも一足早く騰落レシオが80%割れとなった。

したがって、早ければ明日のSQ通過から買いの動きが見られるかもしれないと見ている。

なお、RSIが買い転換の基準と見ている10%台に低下するのは、最短で5/19(水)~5/21(金)と予想しており、現状でのRSIの低下はやや物足りなさがあるため、来週半ばまで愚図つく可能性が残っている。

ただ、9日RSIが30%を切っていることや、今週がSQ週の特異な需給状況であったことを考慮すれば、いつ反転してもおかしくないと推測しており、弾みがつけぱ、意外にすんなり戻していく可能性があると見ている。

※20:30追記
目先、上述した先物の自己クロスが続くことが想定され、これまでとは逆に、ダウが上昇した場合、日経平均の寄り後の上昇幅が加速されることになる。

※23:20追記
ダウ平均+500ドル高に迫る暴騰となっているが、日経先物は+160円高にすぎないのは、明日のSQでは125円刻みで上がってほしくない人たちがいるからと見ている。

SQ通過後に急伸すると思うが、問題はダウが本日、仮に300ドル~400ドルを超えて引けた場合、明日の週末金曜のダウが売りに押される可能性があるため、それらの売りを警戒した買いの手が伸びず、ほどほどの上昇に落ち着く可能性がある。

なお、明日の日経平均上昇の確度は高いが、金曜のダウが大きく揺れた場合の影響に警戒したい。

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