2021-05-14

今後の日経平均予想(5/14)

本日の相場概況


本日の日経平均は、筆者が当ブログで日々記していたとおり、昨夜のダウ平均の動きにより、直近の日経平均急落がGW休場~SQにかけての仕掛けであったことを証明したことから、一気に28,000円台に乗せる急騰となった。(詳細後略)


日経平均終値は636円高・28,084円。


東証一部の概況は以下のとおり。


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日経平均  28084.47 +636.46
TOPIX       1883.42 +34.38
出来高       12.6億株 
売買代金  2.88兆円 
  
・RSI (9) 日経平均 33.79
           TOPIX    36.87 
・RSI(14) 日経平均 43.63
          TOPIX    41.62

・騰落レシオ   106.64



日米市場の現況と今後の予想


(米国市場)


昨夜のダウ平均は、注目されていた消費者物価指数が上振れとなったものの、
インフレ加速懸念は既に出尽くしとなっており、ダウは433ドル高・34,021ドルの大幅高となった。(筆者予想の小動きに反して暴騰した理由については後述)

昨夜の終値は25日線でタイムアウトとなったが、頭を抑えられたというよりも、前日の-681ドル安に対する上昇値幅の限界点であったと見ている。


なお、大幅上昇で引けた場合、本日・週末取引での利益確定売りを懸念していたが、日経平均を始め、アジア・欧州株の堅調さから、逆に売り方の買い戻し優勢となりそうな雰囲気がある。



ナスダックについても、安値圏での底練り完了から反転上昇の気配を感じる。

(チャートに記したラインは、ここ数日同じ位置に引いており、筆者想定どおりの位置で下げ止まりを見せている)


おそらく、6月末~7月初めにかけて、直近生じたダブルトップを超える上昇になると予想している。

なお、今夜の米国市場はダウ平均・ナスダックともに5日線付近までの上昇を予想している。



(東京市場・日経平均)


経平均については、先物手口とABNアムロのオプション手口から見ていく。 

先物・オプション手口集計・考察

  データの集計方法の詳細 → こちら
  先物・オプション手口集計(先行更新) → こちら 


 注目のゴールドマンは433枚売り越しと、引き続き中立姿勢を保っており、売り買いどちらにも傾いていない。

Cスイスも715枚の小幅買い越しと、ゴールドマン同様に引き続き様子見を続けている。

買い筆頭のソシエテも-469枚の売り買い交錯となっており、不気味なほどの静けさである。

ただ、総取引枚数は引き続き売り買いともに5万枚を維持しており、ディーリング主体の取引となっている模様。



なお、本日は野村が8.495枚の巨額買い(買戻し)となっており、本日の日経平均の大幅上昇を主導したと見られる。


ABNアムロは、先物大幅売り越しとなっているが前日・前々日の買いに対する利益確定売りと見られ、オプションは売り買い交錯となっており、実質的な様子見と言える。

(本日は6月限オプション手口の公表初日のため、手口のみの紹介となります)





今後の予想 


まず、昨夜の筆者ダウ平均予想を50ドル~100ドル高としたのは、本日の東京市場SQ値については、昨日の終値が市場のコンセンサスであり、27,500円前後で通過すると見ていたため、ダウは大きくは動かないだろうと推測し、小幅な値動きと予想した。

だが、ダウ平均が433ドルの大幅高となり、SQ値が前日終値に対し、上方波乱となったことは、今回の日経平均の急落を解く象徴的な出来事と読んだ

元々、直近の日経平均の動きを「仕掛け」と記していたように、GW前の急落に始まり、GW明けの急騰、その後生じた今回の暴落と、日経平均の動きには非常にきな臭い点が多々あった。

昨日、公表された「投資主体別売買動向」においても、海外勢はGW明けの2営業日で現物を2152億円、先物を3,2695円、計5421億円を買い越している。わずか2営業日にである。(日銀ETF買いが1日で700億円であることを考えれば、いかにスケールの大きな買いであったかがわかる)

おそらく、高値で先物・オプションの下向きのポジションを組成した後、不安を煽る暴落を作り出し、安値圏で利益確定するとともに、同時に上向きのポジションを組成したと思われ、作戦は見事に奏功した。

これらは単に筆者の憶測に過ぎないが、日経平均が海外勢の財布代わりに使われていることはかなり真実味通りの値動きとなっていると見られる。

さて、前置きが長くなったが、本日の日経平均・日足チャートでは三手の長大陰線が続いた後のかぶせ陽線となっており、売り枯れからの反転と解釈することができ、反転上昇のサインと言える。

昨日も記したとおり、騰落レシオやRSI、乖離率などオシレーター系指標が売られ過ぎに傾いており、まさに売り枯れからの反転である。


本来的に売られる筋合いが乏しい中、海外勢の都合により売らており(コロナを要因とする声があるが、インドSENSEXは日経平均より強く)、決算発表においても好決算企業が多い中、不当に売られたと見ている。

したがって、今後の日経平均については、目先はGWから今回のSQの仕掛けにより出遅れた2,000円(そのうち本日500円を取り戻した)の回復に向かうと見ている。

この見立てが正しければ、目先のターゲットは29,500円となり、とりあえず29,000円台は早期に回復する可能性があると見ている。

この28,400円、29,000円、29,500円の値ごろについては、下図・日経平均CFD240分足から読み取っており、28,400円は25MA、29,000円は75MA、29,500円は200MAの今後の推測値である。



ただ、一気呵成に戻すのか、28,300円付近でいったん急落を挟むかは米国市場動向次第と見ている。

本日の先物手口においても、明らかな買い手口は野村に絞られ、他社は様子見姿勢となっているが、実際については(昨日指摘した)大口の自己クロスがきわめて多く、本日も目立つところで、次のクロスが確認できる。



したがって、米国株(ダウ平均)が上昇すれば寄付きで売りを外して、買いを順次利確すると同時に、再度、自己クロスを振って、当夜のダウの動きを見定め、逆にダウが下落すれば買いを外して売りで利益を出すという戦略のため、売り・買いともに先物残高が積まれることなく、ダウのミラー相場にならざるを得ない現況と見ている。

ただ、投資主体別売買動向に見るとおり、現物株については、海外勢が買い越し基調に入っており、足元では米国経済の好調さに引きずられて上昇していくと判断していると見ている。

なお、昨日、週末に予想した中期日経平均予想チャートを再掲したが、そのうち、27,000円割れシナリオの現実度は大幅に後退しており、6月末から7月始めにかけて31,000円~32.000円に到達するシナリオも考えられる。

また、GPIF(年金基金)における日本株の運用比率が年初からの巨額の利益確定売りと足元の株安局面の現出により、買い付け余力が増していることから海外勢の買い戻しに加え、GPIFが日本株の牽引役になると見ており、本日も(分足が小刻みな上昇となっていることから)出動している可能性がある。

※19:30追記

上図は、日本以上のコロナ禍に苦しむインドSENSEX指数と日経平均の
直近6ヶ月の同時系列のチャートである。 これまでほぼ同じ波形となっているものの、日経平均の足元の急落が不規則すぎると感じられる。

なお、足元の本来あるべき日経平均の下値サポートは29,300円付近であり、再度の下押し懸念が生じないか等、米国市場動向には細心の注意を払うべきであるが、早晩、サポートラインを取り戻す本来のチャートに戻ると見ている。

※21:40追記

(目先の予想)

足元の時間帯は、上図・日経平均CFD60分足に見るように、下向きの75日線を上抜くためのもみ合いとなっている。

このもみ合いは、本日日中の上司用に対する調整の動きと見られ、現時点で7時間程度続いているが、25MAに打ち返されることなく価格を保っているため、上昇再開の準備と見られ、75MAの傾斜も徐々に横ばいに変化している。(上昇時間に対し、現状の調整時間はまだ短く、もうしばらく時間経過が必要か?)

加えて、上向きの25MAがせり上がってきており、仮に価格が下押しとなっても25Mにサポートされると予想している。

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