2021-05-17

今後の日経平均予想(5/17)


本日の相場概況


本日の日経平均は、昨日記した
「先物の売り仕掛けによって上値が伸びず、朝高の後、週末終値付近まで下押しとなって引けるリスクも存在する」との好ましくない予想が的中することとなった。

同じく、昨日記した日経平均の週間予想レンジ下限は27,800円と予想し、ザラバでは下回ったものの、終値は27,824円と27,800円を回復している。

週初の弱含みは想定済みであるが、月曜に下値目処を達成したことから、週前半はやや弱気に見えてしまうが、実際は先物の値幅取りに巻き込まれた感があり、トレンドの動きではないと見ている。(詳細後述)



東証一部の概況は以下のとおり。


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 日経平均  27824.83 -259.64
 TOPIX  1878.86 -4.56
 出来高  11.6億株 
 売買代金  2.45兆円 
  
・RSI (9) 日経平均 40.93
           TOPIX    42.71  
・RSI(14) 日経平均 48.38 
          TOPIX    48.29

・騰落レシオ   86.07


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日米市場の現況と今後の予想


(米国市場)


今後のダウ平均予想としては、一昨日にアップしたダウ平均週間予想どおり「週央まで5日線でのもみ合い」と見ており、価格目処として34,100ドル~34,600ドルを想定している。

今夜については、日経平均の下押しに伴い、ダウ先物が東京時間に下振れたことから、米国時間では上述レンジの中央から上寄りの34,300ドル~34,500ドルでの値動きを予想している。




(東京市場・日経平均)


経平均については、先物手口とABNアムロのオプション手口から見ていく。 


先物・オプション手口集計・考察

  データの集計方法の詳細 → こちら
  先物・オプション手口集計(先行更新) → こちら 

(本日は前週末時点の残高報告日につき、同報告に基づき、先週末の建玉残の一部修正を行っています) 

注目のゴールドマンは685枚買い越しと、引き続き小口の手口の手口継続となっており、方向感は見えてこない。

Cスイスも339枚の買い越しと、ゴールドマン同様に様子見姿勢となっている。

買い筆頭のソシエテも844枚の買い越しと、小口の取引にとどまっているが、前日まで6営業日連続での売り越しとなっていたが、本日、小口ながら買い越してきたことは変化の兆しとなる可能性がある。

また、前日夜間で売り越し、本日日中にて買い越している点も見逃せない。(ただし、先物ミニ売りは継続) 引き続き、明日以降の手口に注目したい。

野村は、日経225先物売りも、TOPIX先物は買い越しにより、トータルでは-782枚の売り越しと小幅な取引にとどまっている。


ABNアムロは、先物買い越し、オプションはかなり上方向の手口となっている。




今後の予想 

本日の日経平均については、冒頭に記したように、昨日記した「先物の売り仕掛けによって上値が伸びず、朝高の後、週末終値付近まで下押しとなって引けるリスクも存在する」との好ましくない予想が的中することとなった。

週末の先物ナイトの結果から高寄りが想定されていたことから、売り方の買い戻しを誘う高値もみ合いを想定していたが、結果は売り仕掛けとなった。

ただ、先週も記したとおり、直近の先物勢は大口の自己クロスが目立っており、超短期では両建て作戦であることから、売り仕掛けが奏功した後は、買い建玉の利益確定売りを狙う上振れとなる可能性があると見ている。

俗に言う「方向感のない展開」である。

ただ、本日の手口を見る限り、前営業日まで見られた大口自己クロスは見られず、また比較的小口にとどまっている。


また、本日公表のあった週末段階での先物残高と本日の手口を合わせると、若干ながら買い残増加方向に動いている主体が目に付くことから、今夜の米国市場が堅調に推移した場合、明日の東京市場は買戻し先行となる可能性がある。(あくまで推測の範囲です)


なお、本日の安値・27,632円は直近上昇の61.8%押しであり、通常の押し目の可能性が高いと見ている。



また、本日、日経平均が週足・26週線を割り込んでいるが、まだ週の初めであることと、TOPIX週足・26週線については下振れは誤差の範囲と見ることから、再下落局面と見るには早いと予想している。



なお、日経平均・日足チャートでは、75日線を25日線が下抜くデッドクロスの兆しが生じているが、現状、下抜きの角度が緩やかである。

また、本日は反落となったものの、直近3営業日のローソク足は上値切り上げ・下値切り下げとなっており、足元は5日線上のもみ合いパータンであると見られ、様子見局面にとどまると見ている。


ただ、日経平均の値下がり幅に比してダウ先物の値下がり幅が限定的であることから、ダウ平均が今週の想定下値目処である34,100ドル程度まで下落した場合、日経平均は再度27,500円の安値顔合わせとなる可能性がある点は警戒したい。

今後の予想としては、週間予想から変わりなく、週央のFOMC議事録公表を境に反騰態勢に入ると予想している。

なお、FOMC議事録通過後も上値重く推移する場合には、二番底警戒が必要となる可能性がある。

※19:00追記

本日、寄り付き後の急落は30分足・200MAに頭を抑えられた需給要因もある。

また、30分足200MAと同じく、日足より下位の時間足・200MAがすべて下向きとなっており(日足は上向き)、これらの200MAが上向きに転じるためには時間足ベースの「もみ合い」または急騰のどちらかが必要と考えられる。

※19:15追記
日経新聞が「東証、取引時間の延長検討 新たに夕方や夜間など設定」のニュースが流れている。すそれも確かに必要かもしれないが、それより先に、来年秋ごろ予定とされている先物の休日立ち合いを前倒しで実施していただきたい。東京市場休場の度に、海外勢の仕掛けに翻弄される市場システムの改善・正常化を願う。

※21:25追記
それにしても、今朝の急落には意外感があった。寄り天も想定内であったが、米国市場の結果からは悪くとも29,000円は守ると見ていた…。

終値は筆者の週間下値目途29,800円に収まったものの、ザラバ安値は28,620円まであった。

いつのことか日にちの特定はできないが、最近何回か、朝の急落や昼の急落後、半値戻し、または全値戻しまで戻るものの、その後、高値更新できずにズルズルと、ここまでの下落に至ったと記憶しており、デジャヴの感がある。

昨日アップした中期予想では、先週の下落で収まったと記したが、本日の急落と明日以降の動きや指標によっては見方を変えるかもしれない。

※23:35追記
現時刻、ダウは、筆者想定どおり先物比で戻している。

なお、上述の見通しの変更は、ダウ平均は5/11に空けた窓埋め34,742ドル達成で再度下落し、直近安値を下回る可能性があるというもの。現段階では仮説ですが、おって検証していきます。

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