2021-05-19

今後の日経平均予想(5/19)

本日の相場概況


本日の日経平均は、昨夜のダウ平均が-267ドル安と大きく下振れたことから、先物の売り仕掛けが加わり、一時-550円安・27,842円まで売り込まれた。

安値圏では売り方の買い戻しが入り戻しを試す場面があったが、戻り待ちの売りにより再度の下押しとなった。

ただ、27,800円台では押し目買いが優勢となったほか、前日安値・27,936円での底堅さがあった。(後述)

日経平均終値は-362円安・28,044円と28,000円台を維持して引けた。

東証一部の概況は以下のとおり。

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 日経平均  28044.45 -362.39
 TOPIX     1895.24 -12.50
 出来高     11.6億株 
 売買代金  2.51兆円 
  
RSI (9) 日経平均 31.55
           TOPIX    52.11  
・RSI(14) 日経平均 30.41
          TOPIX    47.23

・騰落レシオ   85.95


日米市場の現況と今後の予想


(米国市場)


昨夜のダウ平均については、筆者予想は50ドル~150ドル高と強めに見ていたが、4月住宅着工件数が予想を下回ったことから小幅安での推移が続き、大引け近くに処分売りと売り仕掛けが重なって、-267ドル安の急落となった。

ダウ日足チャートでは、昨日、下ヒゲで返った5日線を僅かに下回っているものの、現時点では直近3営業日の動きから、5日線をめぐる攻防が繰り広げられていると見ている。



また、ダウ平均60分足チャートでの検証では、直近の大幅下落に対する半値戻しの後、昨日は当該戻し幅に対する半値押し(残り-150ドルで半値押し)となっており、需給要因からの反発と下押しが示現されたと見ている。



なお、東京時間のダウ先物は-150ドル安示現により直近上昇に対する半値押しを果たしているが、おそらく現物市場でも半値押しを達成した後は、下ヒゲで返る動きになると想定している。

※17:45現在のダウ先物は33,818ドルと61.8%押しとなっており、仮に現物市場においても、ここを下回ってくると33,575ドルの全値戻しの危惧が生じる。

ただ、今夜未明のFOMC議事要旨についての市場予想は、FRBが「ハト派堅持」となるのではないかとされており、この予想どおりならば買い戻しが進むと見ている。

したがって、今夜のダウ平均については、中盤までは安値もみ合いと見ており、33,800ドル~33,900ドルでの値動きと見ており、イベント通過後は徐々に買い戻されると予想している




(東京市場・日経平均)


経平均については、先物手口とABNアムロのオプション手口から見ていく。 


先物・オプション手口集計・考察

  データの集計方法の詳細 → こちら
  先物・オプション手口集計(先行更新) → こちら 



注目のゴールドマンは-1,384枚を売り越し、買い建玉を2,369枚まで縮小している。

ただ、建玉内訳は225先物-6,079枚売り越し・TOPIX8,447枚買い越しの両建てかつ、TOPIX優位の現況では利益が出る優位なポジションとなっている。

トータルでは売り越しながらも、利益が出ているTOPIX先物の買いポジションを減らし、押し目となっている225先物売りを縮小するリバランスは、実質的な日経平均買い戦略と見られる。

Cスイスは-404枚の小幅売り越しと、積極的に売りに参加してはいないと見られる。

また、買い筆頭のソシエテも-652枚の売り越しと小口の取引に終始しており、静観姿勢と見られる。

ただ、引き続きミニ売りを進めているが、-2,977枚(ラージ換算297枚)と小口であり、買戻しのタイミングを見計らっているのではないかと想定している。


野村は-2,336枚売り越しであるが、相場追従の範囲と見られる。


ABNアムロは先物買い越し、オプションは売り買い交錯となっている。




今後の予想 


本日の日経平均は、冒頭に記したとおり、昨夜のダウ平均が大幅安となったことから、寄り付きでの先物の売り仕掛けが入り、一時-550円安・27,842円まで売り込まれた。

安値圏では売り方の買い戻しが入り、戻しを試す場面があったが、戻り待ちの売りに押され、再度の下押しとなった。

ただ、日経平均指数は、前日の安値27,931円前後では底堅く推移していたことに加え、TOPIXの下落率については日経平均の約3分の1と下げ幅が限定的であったことから指数プレイの様相が濃く、東京市場は日経平均の下落幅ほどには売られていないように見える。

(なお、昨夜の「S&P業種別・騰落率」では「 金融」が -1.35%の下落となっていたが、東京市場の金融株は底堅く推移している点にも注目している)

本日、弱かった日経平均・日足チャートについても、大幅下落となったものの、本日を含めた5営業日の上昇トレンドを崩すには至っておらず、引き続き直近-2,300円余の下落に対する戻りを試していると見ている。


その理由として、ダウ平均先物が日経平均ほどには下げていないのは、上述のダウ平均予想に記したとおり、目先は短期上昇トレンドが続いている証左と推測している。

したがって、(今夜のFOMC議事要旨の通過の反応を見定める必要があるが)、日経平均は目先的にも、昨日の高値・28,481円を上抜くと見ている。

日足チャートに予想線を入れると下図のとおりとなる。



足元の騰落レシオが80%台、RSIは30%台~40%台と引き続き売られすぎ圏にあることや、上述のとおり
前日の安値27,931円の維持により、短期上昇トレンドは崩れていないと見ている。

※18:10現在、日経先物は欧州株安(米国市場との取引時間の差異から終盤の下落を織民でいないため、20:30頃まで安値もみ合いが続く?)により、日経先物も27,790円安値後、27,900円前後で推移しており、今夜の米国市場の引け味にかかっている。

なお、筆者予想どおり、明日の日経平均が27,931円を維持し、好感触で引けた場合の上値目処については28,600円~28,800円を想定しており、環境次第では29,000円近くまで上昇するとの予想は変更していない。

この予想が正しければ、来週初または週央のいずれかで高値が示現されると見ている。

ただ、下降する75日線に上値を抑えられる展開を予想しており、高値到達後は、再度、直近安値を割り込む下落となる可能性があると見ている。

※20:00追記
現状の仮想通過を巻き込んだ資本市場混乱の主因は6月のメジャーSQにあると見ている。特に6/18の米国MSQに向けての動きである可能性が高い。(東京市場MSQは6/11)

今後の方向性としては、仕掛けている筋が6/18高値、6/18安値のどちらが主導しやすいかということになり、筆者は、日柄とモメンタム、SQ通過後の戦略の観点から後者(29,000円→27,000円)ではないか?と見ている。

したがって、仮に筆者想定とは逆に目先下押しとなれば、27,000円割れから、6/18高値+2000円となる可能性もある。

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