2021-05-20

今後の日経平均予想(5/20)

本日の相場概況


本日の日経平均は、昨夜のダウ平均が3/12安値を割り込むことなく「長い下ヒゲ」で返ってきたことから過度の不安が後退し、
53円高・28,098円と筆者予想のとおり、堅調な展開となった。


東証一部の概況は以下のとおり。


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日経平均  28098.25 +53.80
TOPIX   1895.92 +0.68
出来高   9.9億株 
売買代金  2.17兆円 

  
・RSI (9) 日経平均 34.73
           TOPIX    40.87  
・RSI(14) 日経平均 39.94 
          TOPIX    45.87

・騰落レシオ   89.26




日米市場の現況と今後の予想


(米国市場)


昨夜のダウ平均は、日経平均安~欧州株安の流れを受けて、寄り付きが大幅ギャップダウンで始まり、その後下げ幅を広げ、一時は-600ドル程度安まで進んだところで、徐々に買い戻しの流れとなった。

転換ポイントについては、昨日の記事にて「直近上昇の61.8%押しを超えたら全値押し」と指摘したとおり、全値押しからの反発となった。



目先は、昨日空けた窓埋め34,067ドルを埋めることが目標となり、窓埋め達成後は下落始点の34,500ドルを上回ると反発局面入りの可能性が生じる。

(その前段として、34,250ドルの節目帯ではもみ合いが予想される)


ダウ平均・日足チャートでは、上述のとおり、昨夜の下落が5/13安値及び5/14反発始点の節目までの全値戻しの後、長い下ヒゲで返っていることから、過度の不安は後退している。


ただ、上方には25日線や直近での出来高が多い価格帯が控えていることから、相応の売り圧力があると思われ、揺り戻しの下押し懸念も禁じ得ない。

ただ、25-75-200日線のいずれもが上向きを維持していることから、依然として上昇トレンドにあるとの見方は変わっておらず、今後、昨夜のイベント通過(FOMC議事要旨)によるアク抜け感が台頭すると見ているが、足元では昨夜の大幅安の影響による戻り待ちの売りや安値買い組の利益確定によるもみ合いが予想され、短期的な日柄調整か、反発するにしても上値の重い状況が数日続く可能性がある。


ただ、ナスダック総合指数はMACDに陽転が見られることから、強めの動きが想定され、ダウ平均の上昇を支援することができる可能性もあり、これらの推移を見ていくことになる。




(東京市場・日経平均)


経平均については、先物手口とABNアムロのオプション手口から見ていく。 

先物・オプション手口集計・考察

  データの集計方法の詳細 → こちら
  先物・オプション手口集計(先行更新) → こちら 


注目のゴールドマンは差し引き65枚買い越しと表面上は前日とかわらずであるが、引き続き225先物ポジションを増やし、TOPIX先物ポジションを減らす実質的な225買いとなっている

Cスイスは1,031枚買い越しにより、売り建玉の縮小を図っている。

買い筆頭のソシエテは448枚の小口買い越しとなっており、そのほとんどが先物ミニの買戻しとなっている。

なお、買いのほとんどが下落した前日夜間となっており、本日日中ではTOPIX先物を売り越す相場巧者ぶりを発揮している。


野村は782枚買戻しと小幅買い越しとなっている。


ABNアムロは、先物は利益確定の売り越し、オプションはプット売り・コール売りで、ほぼ中立か?






今後の予想 


冒頭に記したように、昨夜のダウ平均が3/12安値を割り込むことなく「長い下ヒゲ」で返ってきたことから過度の不安が後退し、本日の日経平均は53円高・28,098円と筆者予想のとおり、堅調な展開となった。

また、昨夜のダウ平均の大幅安局面においても、日経先物は対ダウ比で下げ渋りを見せており、本日の反発が予感できた。

ただ、昨夜のダウ平均が直近上昇の全値押しとなったことからの売られ過ぎに対する買戻しの動きであり、目先は戻り待ちの売りや安値買い組の利益確定に押されることが予想される。

なお、足元では15分足の復旧に取りかかっている段階であり、ベストシナリオであってもジリ高が精一杯と見ている。


(仮に15分足の回復となっても、次に30分足、60分足と上位の時間足での回復が必要であり、しばらくの時間を要すると見られる)

日足チャートでは、引き続き(かろうじてながら)、直近の5/13安値を始点とする反発過程が維持されていると見ている。


また、MACDも不安定ながらシグナル線を上抜いて上昇中である。現時点ではゼロラインを下回っているが、今後、ゼロラインから上に浮上することができれば、ある程度明確なトレンドが形成されると見ている。

なお、昨夜のダウ平均については、直近上昇の半値押し~61.8%押しをメインシナリオとしていたが、次候補である全値押しとなったため、昨日記した来週にも29,000円近くまでの上昇シナリオが遠のいている一方で、足元でのもみ合いにより、さらなる上昇への道も開けてくるかもしれない

今後の動向や先物手口の結果次第であるが、日柄の観点から6月の日米メジャーSQが高値通過で仕掛けてくる可能性が生じている。

この場合には、日経平均29,000円は通過点となり、さらなる高値の可能性も想定される。

なお、新たな材料として、本日、沖縄県を新型コロナウイルス緊急事態宣言の対象に追加する方向で調整に入ったとの報道がある。

これにより、東京五輪の開催判断への影響に加え、政局が大きく動く可能性があり、動向が注目される。

※18:50追記
本文では少し先走ったことを記したが、目先的な日経平均の高値目途については、60分足・200MAが位置する28,300円~28,400円付近と見ている。

※20:35追記
欧州時間に入り日経平均が下振れしてきていたので、本文中のCFD15分チャートに「75MAがサポートか?」と記したところ、現時刻においては75MAを取り戻し、同25MAを捉えている。(日経先物は27,870円安値から現時刻28,020円と150円の上昇)

ダウ先物も-250ドル安から-125ドル安まで下げ幅を縮めており、欧州株もドイツDAXが0.7%の上昇と反発入りしている

仮に今夜のダウがプラス圏に浮上するか、明日のダウ先物が強めに推移する場合、明日の日経平均は一段高・二段高が想定されるものの、明晩のダウ平均は利喰い売りが入りやすく(昨夜のダウ安値は33,472ドル)、来週初の日経平均はギャップダウンで始まり、売り仕掛けが入りやすい地合いと推測? 

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