2021-05-27

今後の日経平均予想(5/27)


本日の相場概況


本日の日経平均は、ダウ平均は+10ドル高と前日比ほぼ同値であったが、日経先物ナイトが28,600円~28,650円のもみ合いに終始していたことから、短期筋の見切り売りが優勢となった。

日経平均は28,360円まで約280円下落後、買い戻し優勢となったが、大引けは-93円安・28,549円と下落幅の全値を取り戻すことができなかった。


なお、東証一部の概況は以下のとおり。

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 日経平均  28549.01 -93.18
 TOPIX   1911.02 -9.65
 出来高   24.0億株 
 売買代金  5.60兆円 

  
・RSI (9) 日経平均 62.26
           TOPIX    67.03  
・RSI(14) 日経平均 41.51
          TOPIX    45.37

・騰落レシオ   82.31



日米市場の現況と今後の予想


(米国市場)


昨夜のダウ平均は、+10ドル高・34,323ドルと前日終値を挟んだもみ合いとなった。

市場筋では、米国市場は来週月曜が休場のため、3連休を前に積極的な取引が控えられたと伝えているが、手控えムードが広がるには少し早いように感じる。

確かに3連休を意識したものであったとすれば、市場参加者の多くが、上昇一服感を感じているということであり、目先、利益確定売りに押されやすいと思われる。


日足チャートでは、引き続き上昇トレンドを維持しているものの、ここ数日、チャートに引いた上値の節目をクリアできず高値もみ合いとなっており、上値チャレンジが難しいとなれば、今夜・明晩は、月曜休場を前にして売り優勢となり「下値切り上げ」が止まる可能性がある。




一方、ナスダック総合指数については、想定どおり反発となり、上値抵抗線を抜けてきたが、まだ完全に上放れたとは言いがたい。

また、ナスダックのRSI(9)が80.32%と短期的な過熱感入りを示しており、神経質な展開が予想される。



今夜のダウ平均が一昨日の陰線を引いた寄付き34,430ドルを超えて引けることができるかに注目している。

(昨日の十字足は5日線に都と得られており、確率は半々)




(東京市場・日経平均)


経平均については、先物手口とABNアムロのオプション手口から見ていく。 

先物・オプション手口集計・考察

  データの集計方法の詳細 → こちら
  先物・オプション手口集計(先行更新) → こちら 


注目のゴールドマンは-2,180枚の明瞭な売り越しにより、建玉が陰転している。

2月中旬の3万枚買い越しから、直近の上昇帯で利益確定売りを継続し、この最高値に近い位置で売り越しに転換した点は注目される。

Cスイスは-227枚の小幅売り越しと、引き続き様子見姿勢となっている。

買い筆頭のソシエテは昨日に続き、1,942枚の買い越し。

また、詳しくは後述するが、昨日に続き超大口先物自己クロスを繰り出しており、方向感のない展開が予想される。

また、引き続き先物ミニを売り越しており、先行きの波乱が連想される?




野村は1,228枚の買戻し。


ABNアムロは、先物は鵜の買い交錯、オプションについても先物同様にクロスを繰り出しており、目先はもみ合い想定。

ただ、オプションについては下優位なポジションか?



今後の予想 


冒頭に記したとおり、本日の日経平均は、ダウ平均が+10ドル高と前日とほぼ同値で筆者想定の+100ドル高に至らず、日経先物ナイトが28,600円~28,650円のもみ合いに終始していたことから、短期買い方の見切り売りが優勢となった。


筆者は、昨夜のダウが+100ドル高・日経先物が28,700円前後で返ってくることを想定していたが、この想定が実現しなかったことから、目先、続伸シナリオに黄色信号が点りかけていると感じる。

日経平均・日足チャートでは引き続き5/13を始点とする上昇トレンドにあるものの、25日線を上値抵抗線・直近安値を結ぶサポートラインとする綺麗な三角保ち合いの形成に陥った。


三角保ち合いは、中期トレンド方向に放れる可能性が高いため、下放れ警戒を要すると見ている。


また、続伸シナリオの要であるTOPIXが、75日線を前に後退を始めており、本日下げ止まった25日線は下向きであることからサポート力は弱いことが想定される。


目先動向をさぐる日経平均60分足チャートでは、下げたとしても75MAで下げ止まると見ていたが、本日、75MAをあっさりと割れた。

ただ、昨日の安値では下げ止まっており、判断が難しいところであるが、短期線である25MAが下向きに変わりつつあり、今後、25MAを上抜くことができない場合には60分足での上昇トレンドが崩れることが想定される。



目先的には25MA・75MAが上向きであるため、今後1日~3日程度(つまり25時間~75時間)は底固く推移するかもしれないが、下向きの200MAを上向かせる動きにならない限り、下降転換への懸念は継続すると見ている。

なお、先物手口にて記したとおり、本日もソシエテ・アムロが先物に超大口クロスを入れている。



上図はTOPIX先物の例であるが、225先物にも大口クロスを入れており、総枚数では各社4万枚~5万枚と昨日を上回る規模であることから、目先、方向感のない乱高下となる可能性がある。

週末にかけてのレンジは、28,400円~28,650円を予想している。

また、月曜が米国市場休場であることから、本来の方向が明日の方向とは逆となる可能性もある。

なお、現時点においては、「続伸シナリオ」と「腰折れシナリオ」が併存しているが、チャート分析に記したように続伸シナリオの確信は減っている。

本日のダウ平均が何事もなかったように+200ドル程度上昇すれば、腰折れシナリオは杞憂に終わるが、少なくとも+100ドルを超えて上昇できなかった場合は、日経平均は、直近上昇1,300円に対する調整に入る可能性があると見ている。

なお、この場合、2週間後・3週間後の週末は日米共にメジャーSQとなることから、不測の事態となる可能性もあり得ると警戒している。

※21:15追記
欧州時間の日経平均は「続伸シナリオ」で進行中だが、ダウ先物の伸びと比べて妙に高い。

ざっくり、明日の日経平均が本日21:01につけた28,700円(昨夜想定のダウ+100ドル高・日経平均28,700円乗せ)を上回って引けることができれば引き続き上方向が期待できるが…。

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