2021-05-07

今後の日経平均予想(5/7)


本日の相場概況


本日の日経平均は、昨夜のダウ平均が大幅上昇となったものの、既に先んじて織込済みであることから小幅な値動きに終始した。


日経平均終値は26円高・29,357円。


なお、東証一部の概況は以下のとおり。

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 日経平均  29357.82 +26.45
 TOPIX     1933.05 +5.65
 出来高     11.7億株 
 売買代金   2.54兆円 
  
・RSI (9) 日経平均 55.09
           TOPIX    52.28
・RSI(14) 日経平均 44.05
          TOPIX    44.70 

・騰落レシオ   84.50





日米市場の現況と今後の予想


(米国市場)


ダウ平均は、昨日筆者が「目先、もたつく動きとなったとしても、+2σタッチは射程圏に入った」と記したとおり、序盤はもたついたものの、+318ドルの大幅高となり、ボリンジャーバンド+2タッチとなった。



昨夜の上昇は、今夜の米雇用統計の結果を相当程度織り込む動きと見られる。

そのため、雇用統計が好結果となっても持続的な上昇には結びつかないと見ている半面、昨夜の大幅高により売り方が踏みあげられていると推察されることから、ギャップアップ上昇となった場合には、週末要因が加わって空売りの買い戻しが加速し、続伸となる可能性がある。

ただ、来週初めには、その反動安が現れると見ており、基本的には高値圏でのもみ合いが続くと予想している。


ナスダック総合指数については、序盤での下落後、買い戻しが入り小幅高での大引けとなった。



本日については買い戻しの流れが継続する思われるものの、昨夜から反発が始まったことから、引けにかけては上値が重い動きになり、下向きの5日線に届くか届かないところでのタイムアウトになると予想している。





(東京市場・日経平均)


経平均については、先物手口とABNアムロのオプション手口から見ていく。 

先物・オプション手口集計・考察

  データの集計方法の詳細 → こちら
  先物・オプション手口集計(先行更新) → こちら 


注目のゴールドマンは-2,479枚売り越しと、6営業日連続てせの売り越しとなった。買い建玉も6営業日前の1万枚強から6,000枚前半までの縮小となっている。

Cスイスは-185枚の小幅売り越しと、昨日の大幅買い越しの利益確定売りは出しておらず、もう少し上を見ている?

昨日、超大口の売り越しとなったソシエテは、本日は2,881枚を買い越しており(後述する野村との間の立会外クロスあり)、目先、上値余地があると見ているか?

なお、先物ミニについては引き続き売り越し基調を継続しており、引き続き波乱に警戒か?



野村は-6,378枚の超大口売り越しとなっており、売り建玉が再度10万枚に近づいている。

なお、野村の売りの多くは、再度ソシエテとの間での立会外取引となっている点は興味深い。(なお、ソシエテは立会外の半数を立ち合いにて売り越し相殺している)





ABNアムロは、先物買い越し、オプションは下向きの手口となっている。





今後の予想 


本日の日経平均は、昨夜のダウ平均が318ドルの大幅高となったものの、昨日のオーバーシュートで既に織り込んでおり、本日は、小幅な値動きにとどまった。

また、昨日記したとおり240分足・200MAに頭を抑えられての停滞であることも予想どおりとなった。


需給的には、引き続き240分足・200MAでのもみ合いにより、同25MAの上昇を待って、引き続き上方向への動きとなるのがセオリーであるが、かねて記しているとおり、来週がSQ週となること、及び昨日の上昇が海外勢による「GWトレード」である可能性があることから、読みにくい展開が想定される。

なお、今後の展開として、先に240分足25MAの上昇を待つ展開と記したが、サブシナリオとして日経平均が25MAを迎えに行く形で下落し、25MAタッチで反転する形状も考えられる。

ただ、この場合、25MA・75MAともに下抜き、再度、29,000円の攻防に移る可能性があり、これが来週の火曜・水曜に想定されるSQ前の「魔の火曜・水曜」となるパターンである。

しかしながら、「魔の火曜・水曜」とならず、SQ通過後に波乱の展開となる可能性もあり、この場合は、日経平均は週末SQに向けて戻りを試す展開になると見ている。

(この場合は、本日の雇用統計の結果を受けて、来週は堅調な展開が予想される)

どちらのシナリオになるかは、海外先物勢の思惑次第であるが、昨日の大幅高を主導したと見られるCスイスの先物手口に(日経平均が下落しない中で)利益確定売りの動きが見られた場合は週央の急落に警戒と見ている。

また、値ごろ的には75日線・29,250円割れにより、一気に28,800円~29,000円水準まで逆戻りしやすい環境にあることにも警戒したい。

一方、週央での波乱が生じない場合には、日経平均は週末に向けて堅調な展開が期待されるものの、昨日、買い筆頭のソシエテがGW前に立会外で仕込んだ大口クロス買いを利益確定したばかりであり、次は先物ミニ売りの利益確定の買い戻し及び安値圏での再仕込みを狙うと思われる。

また、ソシエテの大口先物クロスの相対として売り仕込んだ野村(の発注先)は、今後、利益確定のためには日経平均が下落することを望んでおり、ソシエテの先物ミニの買い戻しや先物ラージの安値圏での買い仕込みの思惑と一致することから、そのきっかけとしてはSQ通過による思惑や需給の一巡が契機になると推測している。

これらのことから、来週については、仮に週央での波乱が生じなかった場合には高値もみ合い(保ち合い)継続となり、SQ翌週の波乱はより大きく急激なものになる可能性があると見ている。

なお、今夜については、上述のとおり米雇用統計が推測どおり好結果となれば(ADPが弱めだったことからサプライズ感が生じ) ダウ・日経先物ナイトともに堅調な展開が想定される。

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