【本日の相場概況】
※RSIは高精度で天底を示唆
日経平均 29441.30 +279.50 TOPIX 1975.48 +15.73 出来高 9.7億株 売買代金 2.37兆円
・RSI (9) 日経平均 73.25 TOPIX 94.26 ・RSI(14) 日経平均 67.95 TOPIX 58.90
・騰落レシオ 105.09
※TOPIXのRSI(9)が90%台となったが、明日は70%台に低下する見込み。
日経平均 29441.30 +279.50
TOPIX 1975.48 +15.73
出来高 9.7億株
売買代金 2.37兆円
・RSI (9) 日経平均 73.25
TOPIX 94.26
・RSI(14) 日経平均 67.95
TOPIX 58.90
・騰落レシオ 105.09
※TOPIXのRSI(9)が90%台となったが、明日は70%台に低下する見込み。
【日米市場の現況と今後の予想】
ダウ平均
昨日の記事にて「大勢としては目先の下値を確認した可能性があるが(中略)、FOMCの結果を見定める様子見になりやすく、いったん下押しとなる可能性がある」と記したとおり、昨夜のダウ平均は一時260ドル安まで下押した後、-85ドル安まで戻して引けた。
昨夜の下落により、一時ボリンジャーバンド-1σに接近したものの、終値では基準線まで戻しており、引き続き目先の下値(基準線までり下落)を確認した可能性がある。
また、MACDもゼロラインで下げ止まりの兆しを見せていることから、今夜または明晩(早朝)のパウエル議長会見を契機に上方向に向かうことができるかが焦点となる。
なお、昨夜のダウ平均は基準線まで戻ったとは言え、日中値幅が大きく、若干の危惧を抱いていることも事実であり、仮に、目先、再度の基準線割れとなった場合には失望感が広がると見ている
また、S&P500がダウ平均の下落を他所に、引き続き最高値更新となる上昇となっているギャップにも懸念がある。
筆者の推測に過ぎないが、大口投資家は天井感を意識し、週末のMSQに向けてダウ先物売り・S&P500買いのポジションを構築しているのではないか?と思える。
そして、このダウ売り・SP500買いトレードの背景にはFOMCへの警戒があると見ている。
仮に筆者の推測が的中しているとすれば、MSQに向けてダウが最高値を超える上昇となる可能性は大きくなく、仮にFOMCが無風通過となっても、ダウ先物売りのポジショニングは変わらない可能性があると思える。
また、仮にFOMCにておいて、FRBから金融政策のスタンスを変更する何らかの示唆があった場合には、S&P500先物の売り転換・ダウ先物売り乗せとなり、米国市場は大きく下押す可能性もある。
(必ず、そのようなことが起きると断言しているではなく、今回のFOMCについては、その可能性を意識する必要があるのではないか?と見ている)
なお、仮に、このままダウ平均とS&P500の高値日にズレが生じた場合、米国市場で継続している上昇トレンドが崩れる可能性もあると思われる。
一方、FOMCが無風通過となった場合には、MSQでの多少の混乱はあっても、その後はダウ先物が買われる展開となり、S&P500についてももうしばらく買いが続く可能性があり、MSQ後にいったんの下落を挟んだ後に、2週間~1ヶ月程度の上昇期間に入ると見ている。
詰まるところ、今回のFOMCについては、イベントドリブンの色彩が非常に高く、先物筋も虎視眈々と勝機を狙っているものと思われ、どちらかと言えば下方向だが、上下ともに警戒が必要と思われる。
東京市場・日経平均
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