【本日の相場概況】
※RSIは高精度で天底を示唆
日経平均 29018.33 -272.68 TOPIX 1963.57 -12.29 出来高 9.9億株 売買代金 2.27兆円
・RSI (9) 日経平均 53.05 TOPIX 54.73 ・RSI(14) 日経平均 46.65 TOPIX 52.94
・騰落レシオ 115.69
日経平均 29018.33 -272.68
TOPIX 1963.57 -12.29
出来高 9.9億株
売買代金 2.27兆円
・RSI (9) 日経平均 53.05
TOPIX 54.73
・RSI(14) 日経平均 46.65
TOPIX 52.94
・騰落レシオ 115.69
【日米市場の現況と今後の予想】
ダウ平均
昨夜注目のFOMCについては、ドットチャート(FF金利見通し)は2023年末の中央値が0.6%と、0.25%ずつ2回の利上げの可能性が示され、2022年末にも1回の利上げ見通しが示された。
このタカ派的な結果を受けて米国市場は急落となったが、その後、パウエルFRB議長が会見で、"利上げはかなり先の話" 、"量的緩和の縮小については今後の会合で継続議論" と述べると、ナスダックは大きく戻し、S&P500については半値戻しまで戻して引けた。
ただ、ダウ平均は主要3指数の中で最も大きな下落率となり、一時33,917ドルと34,000ドル割れとなり、昨日記した「今夜以降の市場で基準線を取り戻すことができなかった場合には、34,000ドル割れに向かう」との予想どおりの結果となった。
なお、ダウの大引けは-265ドル安・34,033ドルと、戻りも鈍かった。
ボリンジャーバンドでは-1σ割れとなっており、短期的な調整入りが濃厚となっている。
ただ、RSI(9)は21.90%と売られ過ぎ圏の30%割れに入っており、目先的には、もう一段の下落でいったん反転のタイミングとなっていると見ている。
一方、-2σ・33,811ドルまで押した場合には、バンドウォークに入りやすいい点は注意が必要と思われる。
米国市場は、明晩にMSQを迎えるわけだが、一昨日に触れたように、リスク回避の面から、大口投資家がダウ平均売り-ナスダック・S&P500買いのポジションを取っている可能性があり、この予想が的中するようであれば、ダウ平均の今後の戻りは引き続き鈍いことが想定される。
なお、ダウ平均の日足チャートでは昨夜の下落により、25日線を5日線が下抜くミニデッドクロス及び直近の膠着レンジ下放れの兆しがあることから、下落への警戒が必要と見ている。
下値目処としては、目先、-2σを割れた場合には、上向きの75日線・33,629ドルが有力なサポートになると思われるが、テクニカルリバウンドの局面では、今後、下降してくるであろう25日線に頭を抑えらる可能性があると見ている。
一方、上述したように、ダウ平均のRSI(9)は21.90%と売られ過ぎ圏の30%割れに入っており、目先的には、もう一段の下落でいったん反転のタイミングとなっていると見ていることから、MSQ明けに反対売買の買いが入る可能性が生じていることに留意したい。
なお、S&P500については昨夜は25日線がサポートとなって長めの下ヒゲとなったが、これまでも記しているとおり、直近のローソク足は上昇基調ながら実態は短いコマ足での膠着となっていることから、25日線を割れた場合、ダウ平均同様に勢いのある下落となりやすい。
東京市場・日経平均
昨夜注目のFOMCについては、ドットチャート(FF金利見通し)は2023年末の中央値が0.6%と、0.25%ずつ2回の利上げの可能性が示され、2022年末にも1回の利上げ見通しが示された。
このタカ派的な結果を受けて米国市場は急落となったが、その後、パウエルFRB議長が会見で、"利上げはかなり先の話" 、"量的緩和の縮小については今後の会合で継続議論" と述べると、ナスダックは大きく戻し、S&P500については半値戻しまで戻して引けた。
ただ、ダウ平均は主要3指数の中で最も大きな下落率となり、一時33,917ドルと34,000ドル割れとなり、昨日記した「今夜以降の市場で基準線を取り戻すことができなかった場合には、34,000ドル割れに向かう」との予想どおりの結果となった。
なお、ダウの大引けは-265ドル安・34,033ドルと、戻りも鈍かった。
ボリンジャーバンドでは-1σ割れとなっており、短期的な調整入りが濃厚となっている。
ただ、RSI(9)は21.90%と売られ過ぎ圏の30%割れに入っており、目先的には、もう一段の下落でいったん反転のタイミングとなっていると見ている。
一方、-2σ・33,811ドルまで押した場合には、バンドウォークに入りやすいい点は注意が必要と思われる。
米国市場は、明晩にMSQを迎えるわけだが、一昨日に触れたように、リスク回避の面から、大口投資家がダウ平均売り-ナスダック・S&P500買いのポジションを取っている可能性があり、この予想が的中するようであれば、ダウ平均の今後の戻りは引き続き鈍いことが想定される。
なお、ダウ平均の日足チャートでは昨夜の下落により、25日線を5日線が下抜くミニデッドクロス及び直近の膠着レンジ下放れの兆しがあることから、下落への警戒が必要と見ている。
下値目処としては、目先、-2σを割れた場合には、上向きの75日線・33,629ドルが有力なサポートになると思われるが、テクニカルリバウンドの局面では、今後、下降してくるであろう25日線に頭を抑えらる可能性があると見ている。
一方、上述したように、ダウ平均のRSI(9)は21.90%と売られ過ぎ圏の30%割れに入っており、目先的には、もう一段の下落でいったん反転のタイミングとなっていると見ていることから、MSQ明けに反対売買の買いが入る可能性が生じていることに留意したい。
なお、S&P500については昨夜は25日線がサポートとなって長めの下ヒゲとなったが、これまでも記しているとおり、直近のローソク足は上昇基調ながら実態は短いコマ足での膠着となっていることから、25日線を割れた場合、ダウ平均同様に勢いのある下落となりやすい。
先物・オプション手口集計・考察