2021-06-02

今後の日経平均予想(6/2)


【本日の相場概況】

   ※RSIは高精度で天底を示唆

日経平均  28946.14 +131.80
TOPIX    1942.33 +16.15
出来高      12.4億株 
売買代金  2.77兆円 
  
・RSI (9) 日経平均 74.87
           TOPIX    35.30  
・RSI(14) 日経平均 70.81
          TOPIX    48.73

・騰落レシオ   95.62


※日経平均がやや買われすぎとなっている。
 NT倍率も15.7倍と年初来の高倍率。




【日米市場の現況と今後の予想


 ダウ平均


昨夜のダウ平均は寄り付きで+250ドル高となったが、昨日筆者が記した「現物市場では戻り待ちの売りに押される」「(終値は)50ドル~100ドル高前後」の予想どおり+45ドル高での大引けとなった。

なお、ダウは焦点となっていた窓を埋めているが(下図・60分足)、引け値は窓下端まで売られており、微妙な展開となっている。



ダウの日足チャートでは、昨夜のローソク足は長い上ヒゲを持つ「トウバ」となっており、この点もやや不吉さを感じる。

また、ストキャステックス(スロー)が天井圏から下降に転じていることから、今夜のダウが再度上値追いに向かえば杞憂となるが、弱含みとなった場合は、目先、下押しの可能性があると見ている。

また、ダウ平均のRSI(9)は、今夜の終値が昨日と変わらずであっても90%台に乗ることから、短期的な過熱感をどうこなしていくかが焦点となる。


やはり、明晩のADP雇用統計、週末の雇用統計が焦点になると見られる。(詳細後述)

なお、今夜のダウ平均についは、方向感が掴みづらい展開を予想しているが、どちらかと言えば小幅続落の可能性が若干ながら勝っていると見ている。



 ナスダック総合指数


昨夜のナスダックについても、昨夜の筆者予想どおり、寄り付きは始まったものの、その後、マイナス圏に沈み、大引けは前日比ほぼ同値でおわる「もみ合い」に終始した。


ナスダックについても、直近のローソク足が団子天井に近い形状となっていることやMACDに陰転の兆し、ストキャスティックス(スロー)も下降に転じ始めていることから、本日から週末にかけて、懸念を払拭する上昇とならなかった場合は、目先は、ストキャスティックスが底値圏に至るまでの数日は下押しの可能性があると見ている。




東京市場・日経平均


先物・オプション手口集計・考察

  データの集計方法の詳細 → こちら
  先物・オプション手口集計(先行更新) → こちら 


 ・ゴールドマンは小幅ながら粛々と売りを積んでいる。

・Cスイスは2,741枚と比較的大きめの買い戻しを入れており、建玉は3,000枚足らずとニュートラルに近づいている。

・買い筆頭のソシエテは売り買い交錯の小口買いも、先物ミニを再度売ってきている。


・野村は465枚買い越しと売り買い交錯。なお、僅かだか期先へのロールを始めている。



・ABNアムロは、先物売り越し、オプションは大口ショートコール29000には手を付けずプット29000の買いを積んでいる点に注目したい。

なお、詳細は後述するが、本日、ソシエテとともに巨額先物クロスを入れている点に警戒したい。





日経平均の予想コメント 

本日の日経平均は寄り付き後に先物に大口の売り注文が持ち込まれ、昨日の安値28,600円を下回る28,560円まで売りこまれた。

ただ、その後は先物の買い戻しや安値拾いの買いにより急反発となり、安値から400円近く上昇し、29,000円台を回復した。

29,000円台では、さすがに利益確定売りに押されたものの、売り方の買い戻しもあって+131円高・28,946円と三桁の上昇で引けた。

なお、本日の日経平均は、日足チャートでは25日線と75日線に挟まれた中での高値切り下げ・安値切り下げとなっている。

また、依然として75日線が上方に位置しており、売り圧力が意識されることから、25日線を割り込むことなく維持できるかが焦点と見ている。


加えて、上述したように日経平均・ダウ平均のRSI(9)が買われすぎ圏に到達していることから、目先、雇用統計が短期的な過熱感を冷ますトリガーとなるかもしれない。(後述)

なお、本日の前場の動きについては、短期的な動向を反映しやすい60分足チャートが機能しており、上向きの200MAタッチで反発した後、75MAに頭を抑えられて上昇幅の縮小となった。



また、25MAが75MAの下方に位置している点も上昇トレンド確定になりにくく、25MAを挟むもみ合い、またはいったんの下押しをたどる可能性があると見ている。


なお、120分足チャート(日経平均CFD)では、本日も75MAにサポートされる形長い下ヒゲを引いて反発したものの、昨日よりも下振れていることから、拡大型の保ち合い(第4波)が続いていると見られ、目先、29,000円接近後、再度下振れとなる可能性を感じる。


この見方が正しければ、週内にも200MA位置する28,500円付近、または28,500円を下回る下落波発生の可能性があると思わる。

また、本日、ソシエテとアムロが巨額先物クロス(TOPIXと先物ミニ)を入れており、おそらく雇用統計を意識した仕掛けと思われ、この先、波乱の展開が予想される。


明晩のADP雇用統計では上振れ・下振れのいずれとなっても、週末の米雇用統計への懸念が生じると思われ、雇用統計の結果次第では、日経平均は下値目処となる28,400円示現の可能性があり、一時的に28,200円~28,300円到達となる可能性もあると見ている。

(下振れ予想の根拠としては、SQ高を想定していることからの日柄計算である)

この推測が的中するならば、週末の雇用統計通過後は、(週明け早々は多少もたつくかもしれないが) 先物クロスの売りや下向きのオプションの巻き戻しが急速に進み、日米のメジャーSQに向けて、買い優位の市場に変化すると予想している。

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